シグマは6月3日、Lマウントのフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」の一部パーツを有料で換装する「SIGMA fp ダイヤル・ボタン換装サービス」を実施すると発表した。ダイヤルやボタンなどを最新機種「SIGMA fp L」と同じものに交換し、操作性の向上や誤操作の防止が図れる。

料金は16,500円(送料別)で、製品の保証書の有効期間にかかわらず有償となる。修理の所要期間は約2週間。

  • 「SIGMA fp」のダイヤルやボタンを最新機種「SIGMA fp L」で改良されたものに換装する有料サービスをシグマが発表。従来のfpユーザーには朗報だ

換装サービスで交換される部品は以下の通り。

  • 後ダイヤル(クリック感が強くなる)
  • MODEボタン(高さが低くなる。ストロークは変化なし)
  • マイク/ケーブルレリーズ端子カバー(めくるための突起部がなくなる)
  • 換装サービスで交換される部品はおもに3つ

上記部品の換装に加えて、外観クリーニングやセンサークリーニング、ファームウェアアップデートを無料で実施する(ファームウェアアップデートは希望者のみ)。

換装を希望する場合、シグマの専用窓口にカメラを送付する。通常の修理やサポートとは異なるため、販売店などでの受付はできない。

fp用の新ファームウェア「Ver.3.00」も提供開始

SIGMA fpは、新しいファームウェア(Ver.3.00)が提供され、メジャーアップデートを実施する。外付け電子ビューファインダー「EVF-11」への対応や、SIGMA fp Lに搭載された機能の追加、使い勝手を向上させる新機能や性能改善、不具合の修正などが図られる。

アップデートのおもな内容は以下の通り。

  • 新しいカラーモード「パウダーブルー」「デュオトーン」を追加
  • カメラの設定をQRコード画像として保存したり、読み込める「設定の保存/読込」機能を搭載
  • 電子ビューファインダー「SIGMA ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-11」に対応

SIGMA fp Lが搭載する「ローパスフィルター」「USB給電」「像面位相差AF」「クロップズーム」機能は、カメラのハードウェアに依存するため、ファームウェアのアップデートでは対応しない。