ハイセンスジャパンは5月中旬に、移動も可能な小型のスポットエアコン「HPAC-22D-W」を発売する。価格はオープン、推定市場価格は40,000円前後。
HPAC-22D-Wは本体サイズが幅300×奥行き330×高さ670mm、重さが21.5kgで、底面にキャスターが付いたエアコン。冷風能力は2.0kw(50Hz)または2.2kw(60Hz)。室内機を壁に取り付ける一般的なエアコンだと、もっとも小型のタイプでだいたい2.2kWの冷房能力だ。HPAC-22D-Wは冷媒として、おもだった家庭用エアコンで標準的となった「R32」を用いている。
背面の排気ダクトに付属のパイプを取り付けない場合はスポット的な冷却、パイプを取り付けた場合は部屋の冷却という使い方を想定している。部屋の窓に排気ダクトからのパイプを通す窓パネルが付属し(60~150cmの窓に対応)、より大きな窓で使うときはオプションの大型窓パネル(150~190cmの窓)で対応する。
本体からの排水や、本体に溜まった水捨てが不要なノンドレン仕様となっているが、湿度の高い環境で連続運転をしたときは、排水処理が必要な場合もある。市販のホースを使って連続排水で運転することも可能。
機能的には、24時間のオン・オフタイマー、8時間後に運転オフするおやすみモード、冷風16℃・強風量のパワフルモード、周辺温度を検知して適切に自動運転するスマートモードなどを備える。操作は本体パネルのほか、バックライト付きリモコンが付属。