ソニーは5月8日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療に従事している国内の医療関係者への支援施策を発表。医療用フェイスシールドの製造と無償提供、および人工呼吸器の生産支援を開始することを決定した。

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    ソニーが製造・無償提供する医療用フェイスシールド

ソニーは、メディカル部門で手がけている、医療用3Dモニター用アイシールドをフレーム部に流用し、医療用フェイスシールドの製造を開始。医療機関等の応募受付やフェイスシールドの配送のため、医療情報専門サイト「m3.com」などを運営するエムスリーと連携し、医療従事者向けの特設サイトにて5月8日から日本全国の医療機関等からの応募を募る。5月中旬以降、週に約5,000セット(フレーム約5,000本、シールド約50,000枚)、合計約40,000セットを寄贈する。

また、ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズにおいて、人工呼吸器の生産支援も開始。アコマ医科工業と提携し、同社が開発・設計した人工呼吸器の生産を受託する。7月から量産を開始し、9月中に500台を生産する計画だ。この人工呼吸器の生産支援は日本政府の呼びかけに応じたもので、今後も状況に応じて、他の人工呼吸器メーカーからの生産受託の可能性を検討するという。

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    アコマ医科工業 成人用人工呼吸器ART-21EX