Microsoftは米国時間2019年5月21日、Windows 10 バージョン1903となる「Windows 10 May 2019 Update」をリリースしたことを公式ブログで発表した。すでに「Windows 10 更新アシスタント」も更新し、ダウンロードページからISOファイルやUSBメモリー用インストーラーの作成を可能としている。

バージョン1903における新機能一覧は別の公式ブログ(英語)でまとめられている。

  • Windows 10 更新アシスタント

    実行中の「Windows 10 更新アシスタント」

Windows Update経由の更新についてMicrosoftは、「問題が発生しないように適切な時期に提供を開始する」と述べており、筆者の環境でも累積更新プログラムなどしか配信されなかった。また、Windows 10 May 2019 Updateのリリースに伴い、Home、Pro、Pro for Workstation、IoT CoreエディションのWindows 10 バージョン1803は、2019年11月12日にEoS(End Of Support)を迎える。

MicrosoftはWindows 10の更新に対する透明性を担保するため、発生している諸問題をまとめたWindowsヘルスダッシュボードを設けている。バージョン1903の問題一覧では(本稿執筆時点)、以下の問題がリストアップされていた。

  • 特定のIntel製ディスプレイドライバー使用時に、ディスプレイの明るさ調整が反応しない
  • Dolby Atmosヘッドフォンやホームシアターで音声が機能しない
  • ユーザープロファイルフォルダーで重複するフォルダーとドキュメントが表示される

Windows 10の更新履歴」と合わせて情報収集することをおすすめする。

阿久津良和(Cactus)