全国屈指のグルメ都市・福岡。ラーメン、もつ鍋などおいしいものがいっぱいだが、福岡市の目の前に広がる玄界灘の幸で握る寿司も忘れてはいけない。JR博多駅、地下鉄博多駅に直結する「博多1番街」の人気回転寿司店「まわる寿司博多魚がし1番街店」は、福岡の台所・長浜鮮魚市場直送のネタ(1皿2貫入り)が、メインの価格帯で226円~345円と激安。お昼時はビジネスマンであふれかえるが、最近では15時を過ぎるとお寿司をおやつ感覚で食べる"おやつ寿司"を楽しむ女子でいっぱいだ。早速紹介しよう。

店長の大久保茂さん(一番左)は寿司職人歴30年の大ベテラン。吟味したネタ、ふんわり優しく握られたシャリは回転寿司とは思えないほど。スタッフも明るく威勢がいい!

市場直送! 常時70種のネタが回る人気寿司店

JR博多駅・地下鉄博多駅すぐの「博多1番街」。福岡で人気のレストランや老舗店がずらりと軒を連ねるグルメストリートで、観光客はもちろん、博多かいわいで働く人やショッピングの人たちで連日にぎわっている。中でも昼時に行列を作っているのが「まわる寿司博多魚がし1番街店」だ。毎朝、長浜鮮魚市場から直送されたネタを兵庫県但馬産コシヒカリの銀シャリで握る本格店で、価格は1皿(2貫)129円から507円。旬のネタを中心に常時約70種類をとりそろえている。

人気ナンバー1の「とくとくセット」(993円)。握り9貫と細巻き3個、アサリかアラのおみそ汁付き

博多名物ごまさば(507円)などの小鉢や、お刺し身盛りなどビールが進むメニューも充実。一番の目玉は、握り9貫(マグロ、イカ、白身、エビ、サーモン、アナゴなど)に、細巻き3個、アサリもしくはアラのおみそ汁がついた「とくとくセット」でなんと993円! 一度足を踏み入れると他店には行けなくなるほどの魅力を持つ、リピート確実店だ。

"おやつ"から"ちょい飲み"まで楽しめる

営業時間は10時から22時で、朝は観光客、夜は博多駅かいわいで働く地元民の利用が多いという。さらに15時前後はカフェ感覚で回転寿司を楽しむ女子が急増。スタッフによれば、「ケーキセットなら1,000円くらいするが、うちでは2~3皿食べても500円程度。夕飯前のちょっと小腹がすいた時にちょうどいいですよ」とのこと。

おやつ寿司を満喫中の女子の姿も

加えて人気なのが、ごまさばなどの小鉢とお刺し身2品、これにビールがついた「ちょっと1杯セット」(972円)だ。「会社をリタイアされた方で、ちょい飲みセットとその日のオススメ寿司1~2皿を楽しみに毎日来られる方もいらっしゃいます」と語るのは寿司職人歴30年の店長・大久保茂さん。お寿司2~3皿と旬の素材で作る小皿、お酒をのんびり楽しむことができる回転寿司店なのだ。

人気は鮮度が自慢のイワシ、サバ、アジの博多ブルースリー!

玄界灘の鮮魚を中心に、豊後水道や長崎の五島沖など九州近海で水揚げされた鮮魚を仕入れるため、毎日の仕入れでネタが変わる同店。そのため、その日のオススメネタが必ずある。

初夏から夏にかけてオススメなのが、タチウオ、アジ、ノドグロなど。表面を軽くあぶって仕上げたタチウオ、ノドグロはポン酢で食す。タイやイカなどの白身は、沖縄の天然塩・美ら海塩で食べてほしい。店長の大久保さんは「うちの自慢は青魚の種類が多いこと。特にイワシ、サバ、アジは青魚の人気ベスト3で、"博多ブルースリー"と呼んでいます」と胸を張る。

左から「タチウオ」(280円)、「ノドグロ」(388円)

また、お土産にオススメなのが松前寿司(1本1,134円)。翌日食べてもおいしいと評判で、家族に買っていく人も多いとか。"博多ブルースリー"をはじめ名物がいっぱいで、どれもこれも安くて目がまわる「まわる寿司博多魚がし1番街店」。お昼はもちろん、おやつタイムやアルコールタイムに博多駅へ行った際はぜひ立ち寄ってほしい。

※記事中の情報・価格は2016年4月取材時のもの。価格は税込