MacRumorsでは、ソースとなったApple Retail Storeのシニアリーダーの話を引用して「10月14日(火)はAppleにとって非常に忙しい日になる」と説明しており、単に新型iPhone発売にとどまらない"何か"が登場することに含みを持たせている。

よく言われているのは、10月には「iWatch」や「Mac関連新製品」「(場合によっては)iPad」が次々と発表されこれらが同月中に市場投入されるという話だ

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だが、実際のところ、自分がApple担当者なら「特定の日に新製品をすべて集中させる」よりも「商戦期である秋全体で訪問客がまんべんなくやってくるよう発表日や発売日を少しずつずらして話題を持続させる」手段を選ぶだろう。特定の日に客を集中させてApple Retail Storeをパンクさせるよりは、売上も全体に伸びて賢い方法だと考える。

発売日を火曜日にセットするというのも奇妙な話だ。先の表にもあるように、iPhone 4のときを除けば、AppleはiPhone発売日に「金曜日」を選ぶことを好む。発売開始の時間はまばらだが、金曜日の営業時間を少し長めにとることで通勤・通学先からの帰宅途中にApple Retail Storeに寄る時間がとれ、さらに週末は家族連れの来訪も期待できるため、新型iPhoneの発売された週末は3日間での売上がよく伸びる。

そして、この伸びをプレスリリースで公式に対外的にアナウンスしてアピールを行うのが近年のAppleの常套手段だ。ところが火曜日では、さすがのiPhoneでも平日のため思うほどの来客は望めないため、アピール作戦が難しい。