Siriにおける外部Webサービスとの連携は、ここ日本ではYahoo! JAPANをベースに進められ、iOS 6以前も天気予報や株価情報、飲食店などローカル検索の情報を入手するために利用されてきた。iOS 7もその路線に変更はなく、さらに強化されている。 たとえば、従来はサポートされていなかった日本のスポーツ情報も検索可能になった(クラウド側での対応のためiOS 6のSiriでも可能)。ニュースソースは同じくYahoo! JAPANだが、サポートされるスポーツは限定的で、9月30日現在はプロサッカー(Jリーグ)しか対応しない。しかし、試合結果や試合のスケジュールをたずねるとレスポンスよく答えてくれるだけでなく、順位表や得点王といった質問にも答えてくれるので、Jリーグファンは便利に使えることだろう。

電話機能のサポートも強化され、通話履歴や不在着信の表示、留守番電話の再生も口頭で命令できるようになった。電話は地味ながら利用頻度の高い機能でもあり、覚えておくと重宝しそうだ。

地味といえば、アラームの一括オン/オフが可能になったことも挙げておきたい。しかも午前/午後など時間帯を区切って一括処理することもできるので、複数のアラームを登録している場合にはかなり便利に使えるはず。スイッチひとつひとつをオン/オフする手間から解放されるので、アラームをよく使うユーザは覚えておきたいテクニックといえる。

日本のスポーツ情報はJリーグに対応、試合結果をかんたんに調べられるようになった

シーズンにおける選手別の得点順位もすぐに答えてくれる

通話履歴/不在着信の情報も、Siriに頼めばすぐに表示してくれる

アラームの一括オン/オフをSiriから指示できるようになった。午前/午後を指定することも可能だ