不審者が家の中に侵入しているかも……!? ひとり暮らしの男女どちらも気をつけたい「今日からできる防犯対策」【一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック #5】

#一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック

華井由利奈さんの著書『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)をお届けします!

親にあれこれ言われない。誰と一緒にいてもいい。好きなときに寝て、好きなときに起きる。自由気ままな、憧れのひとり暮らし。でも、いざひとり暮らしをすると、結構大変なこともあるんです。

そこで今回は、ひとり暮らしの先輩たちから寄せられた約1000件のアドバイスを凝縮した華井由利奈さんの著書『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)をお届けします!

侵入者は無施錠の部屋を探している

2階以上でも窓は閉めよう

空き巣・強盗・強姦などを目的とする住宅への侵入は、年間で7万件以上起きています。1日あたり約200件です。共同住宅への侵入手段で一番多かったのは無施錠。半数以上を占めていました。

2階以上の部屋に住んでいる場合でも、お風呂に入るときには、部屋の窓のカギを閉めること。コンビニに行くときやごみ出しなどでもかならず閉めましょう。

男性でも「無施錠」は厳禁です。ひとり暮らしの先輩のなかには、「何もないだろうと思って無施錠で寝たら、女の人が俺の寝顔を見つめていた……」という怖い経験をした男性もいました。

また、住宅侵入盗の3割近くが、在宅中にもかかわらず家に入り込んでいます。住人と鉢合わせてしまった泥棒がパニックに陥り、凶器を使う可能性もあります。

もし在宅中に侵入されたら、決して自分で解決しようはせず、できるだけ早く外に出て警察(110番)に通報しましょう。在宅中でもスマホを持ち歩く習慣をつけておくと安心です。

玄関ドアを開けるその前に

宅配物は直接受けとらない

宅配便やフードデリバリーの配達員を装った人が家に押し入る強盗・強姦事件が、過去に何度も発生しています。対策として、フードデリバリーシステムで注文をする際に、偽名として男性の名前を使う女性も増えています。

ただ、男性宅でも同様の事件が起きているため、性別にかかわらず注意が必要です。宅配物はできるかぎり、自宅以外の場所で受けとるようにしましょう。日時を指定して、宅配便の営業所などで受けとるのがもっとも安全です。

自宅で受けとりたい場合は、ドアガードやドアチェーン越しに対応するか、玄関のドアを開けずにインターホン越しの会話で荷物を確認するのがおすすめです。また、玄関から部屋のなかが見えないように、のれんなどをかけておくことも大切です。

なお宅配ボックスは、盗難にあうリスクがあります。郵便ポストに手を入れ、粘着テープなどで不在票を取り出し、宅配ボックスから商品を盗むという手口です。頻繁な利用は避けましょう。

水道やガスが急に止まったら

屋外で待機していた強盗に襲われることも

急に水やガスが出なくなり、元栓を確認するために外に出たら暴漢や強盗に襲われた、という事件が起きています。

水道やガスが止まったら、まずは家のなかで機器の故障がないか確認しましょう。何も見つからなかった場合は、元栓が閉められている可能性があります。ストーカーや嫌がらせなどの心当たりがある人は、警察に通報しましょう。

また、故障が見つかり修理を依頼するときにも注意が必要です。賃貸物件の場合、管理会社が修繕業者に業務委託をしている可能性があります。管理会社と連絡が取れる時間帯であれば、早めに管理会社へ連絡しましょう。

自費で出張修理サービスを頼むときは、作業内容や費用などを複数比較してから依頼するのがおすすめです。出張修理サービスはトラブルになりやすく、クーリング・オフができないケースもあります。まずは落ち着いて「業者名 トラブル」などでかならず検索し、高額請求をされないよう慎重に選びましょう。

男性も女性も狙われている可能性があるという意識を持って行動することが大事ですね。他人事と思わずに、どんな犯罪のリスクがあるのか、今回紹介したケースを覚えておくと良いかもしれません。

※本記事は『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』華井由利奈(光文社)より一部抜粋・編集しています

イラスト/OGA

『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』華井由利奈(光文社)

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※この記事は2023年03月19日に公開されたものです

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