迷ったら捨てろ!! 衣替えのついでに一人暮らしでもできる「簡単な断捨離の仕方」【一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック #3】
#一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック
華井由利奈さんの著書『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)をお届けします!
親にあれこれ言われない。誰と一緒にいてもいい。好きなときに寝て、好きなときに起きる。自由気ままな、憧れのひとり暮らし。でも、いざひとり暮らしをすると、結構大変なこともあるんです。
そこで今回は、ひとり暮らしの先輩たちから寄せられた約1000件のアドバイスを凝縮した華井由利奈さんの著書『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)をお届けします!
心地よく過ごすなら洗濯は週2~3回
汚れや匂いは意外と染みつく
洗濯1回分の電気代・水道代は、合わせて30円程度。毎日洗濯した場合と、週に1回洗濯した場合を比較すると、年間で9,000円程度の差が生じます。
しかし、週に1回しか洗濯をしないと、放置している間に汚れが定着してしまいます。シミがつくと、クリーニングに出しても取れなかったり、シミ抜きに数千円程度かかったりすることも。節約のつもりが、痛い出費になるかもしれません。
また、一度ついた匂いはしつこく、洗濯したのに汗をかいたら匂ってくることもあります。特に肌着や下着類は、一見汚れていないように見えても、汗や皮脂がついている
もの。週に2~3回くらいの頻度で洗濯をすると、気持ちよく過ごせるでしょう。
勉強や仕事が忙しかったり、疲れたりしていて、家事ができないときに便利なのが、「洗濯用プレ洗剤」です。プレ洗剤のなかには、1週間放置しても布繊維が傷まな
いものもあります。上手に活用して、シミや匂いを防ぎましょう。
クリーニング代は生活上の必要経費
しわや毛玉だらけの服を着ないために
デリケートな素材やしわになりやすい素材の衣服、型崩れしやすい衣服は「おしゃれ着用洗剤」で洗うことができます。でも、いざやろうと思うとけっこう大変。素材によっては、「おしゃれ着洗い」の後にアイロンがけも必要です。
アイロンがけといえば、「嫌いな家事ランキング」上位の常連項目。どんなにデザインが素敵でも、アイロンがけが必要だと思うと着る気が失せて、収納スペースを圧迫するだけになってしまいます。
節約志向も大切ですが、「クリーニング代は、ストレスをためずに生活するための必要経費」と考えると、気持ちが少しラクになりますよ。
店舗への行き来が面倒な場合は、宅配型のクリーニングを利用しましょう。10
点パックなどのセットプランを利用すれば、通常より安くすむこともあります。
服を買うとき、店員さんに「洗濯のしやすさ」や「アイロンは必要か」を確認するのもおすすめです。形状記憶のワイシャツや、ポリエステル製のブラウスなら、アイロンがけの手間が省けますよ。
春と秋の衣替えで服を断捨離する
収納前のチェックで取捨選択を
衣服を断捨離するきっかけを強制的につくれるのが、春と秋の衣替えです。収納している服をいったんすべて出して入れ替えるというプロセスのなかで、普段は隠れていた不要な服を“見える化”することができます。
衣替えをするときは、1枚ずつ出して広げ、汚れや痛みがないか、次のシーズンの自分に必要かをチェックします。しまう前に洗ったりクリーニングに出したりするのを面倒に感じたら、不要な服かもしれません。
また、気に入っているけどヨレヨレだったり、シミや毛玉が目立って、着ていて(見ていて)気持ちがよくない服は、思い切って処分しましょう。
残すことを決めた服は、防虫剤と一緒に収納ボックスに入れ、天袋やクローゼットの奥へ。普段出し入れする衣服と別の場所に保管することで、かぎられた収納スペースを有効に使うことができます。
ちなみに、衣替えは天気のいい日にやるのがおすすめです。ホコリが出るので換気も忘れずに。
洗濯や衣替えも、1人だと面倒に感じてしまうことが多いですよね。でも、日ごろから少し気をつけておくだけで、清潔な身だしなみで過ごすことができます。今の時期、まずは衣替えからやってみてはいかがでしょうか。
※本記事は『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』華井由利奈(光文社)より一部抜粋・編集しています
イラスト/OGA
『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』華井由利奈(光文社)
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※この記事は2023年03月17日に公開されたものです