脱・汚部屋! ひとり暮らしで「リラックスできるお部屋」を作るシンプルな方法【一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック #1】

#一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック

華井由利奈さんの著書『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)をお届けします!

親にあれこれ言われない。誰と一緒にいてもいい。好きなときに寝て、好きなときに起きる。自由気ままな、憧れのひとり暮らし。でも、いざひとり暮らしをすると、結構大変なこともあるんです。

そこで今回は、ひとり暮らしの先輩たちから寄せられた約1000件のアドバイスを凝縮した華井由利奈さんの著書『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(光文社)をお届けします!

ゆっくり休める場所をつくる

「自分のための場所」を部屋のなかにつくろう

人間が脳に取り入れる情報の約8割は、視覚によるものだと言われています。ものが多い部屋にいると多くの情報が視界に入ってしまい、結果的に脳へ大きな負担とストレスを与えてしまいます。

とはいえ、急に断捨離をするのは難しいもの。まずは「ベッドの周りだけ」「デスクの周りだけ」と場所を区切って、ゆっくり休める場所をつくりましょう。「とりあえずそこだけきれいにすればいい」と思えば、片付けにも着手しやすくなります。

また、好きなものだけを集めた「気分がアガるスペース」をつくるのもおすすめ。ここには不要なもの、気分がアガらないものは一切置かず、目に入る情報すべてがノーストレスであるといいですね。

料理が好きならキッチンの一角、本が好きなら読書スペース、DVDや動画鑑賞が好きならソファの周りなど、どこでも構いません。好きなものを集めた清潔な「自分のための場所」があると、心の充実感が増し、部屋の居心地がよくなりますよ。

自分にぴったりの寝具を選ぶ

ふかふかの清潔な寝具は眠りの質を上げてくれる

寝具によって、睡眠の質は大きく変わります。「もっと早くいいものを使っていればよかった」「寝心地のいい寝具を買ったら、寝るのが楽しみになった」など、ひとり暮らしの先輩たちからも、寝具について多くの声が寄せられました。

布団や枕などの寝具は、消耗品です。特に枕は、毎日使い続けているとヘタッてしまい、ニオイや黄ばみが目立ってくることもあります。2~3年ごとに買い替えましょう。

枕だけでなく布団にも寿命があり、一般的に羽毛布団は10~15年、掛布団は5〜10年、敷布団は3~5年と言われています。睡眠の質を上げ、疲れをリセットするためにも、古い布団を使い続けるのは避けましょう。

なお、布団がひんやりする場合は、湿気がたまっている可能性があります。壁や家具などに立てかけて干しましょう。イスにかけてもOKです。これから敷布団を買うのであれば、干すのが面倒になるような重くて柔らかい布団ではなく、軽くて自立する3つ折りのマットレスがおすすめです。

床に直置きをしない

直置きしない環境にする

帰宅後など、すぐに片付けるのが面倒なとき、床にものを直置きしていませんか?

直置きには、さまざまなデメリットがあります。一番のデメリットは、床掃除をするために床の上のものを片付けるのが面倒になり、掃除の頻度が下がること。定期的に掃除ができなくなるとホコリがたまるうえに、片付けられないものもどんどんたまり、さらに掃除が面倒になります。

床置きした場所に湿気がたまってカビが発生したり、床が変色したりするおそれもあります。ホコリがたまった部屋にいると、アレルギー症状を引き起こしやすくなる、とも言われています。地震などの災害時には、落ちているものを踏み、ケガをするかもしれません。

床にものを直に置くという行動自体を防ぐために、仮置き用のボックスやスペースなどを用意してみましょう。

また、ロボット掃除機を導入すると、掃除機の導線をふさがないように日頃から環境を整えるようになるので、おすすめです。

身の回りのものを清潔にしたり整とんしたりすることで、自分自身のメンタルを保つことにもつながるんですね! みなさんもぜひ習慣にしてみてはいかがでしょうか。

※本記事は『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』華井由利奈(光文社)より一部抜粋・編集しています

イラスト/OGA

『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』華井由利奈(光文社)

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※この記事は2023年03月15日に公開されたものです

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