「おかのした」の意味とは? 元ネタと使い方

#ネットスラング

「おかのした」の意味や由来とは? ネットスラングの使い方を場面や例と共に紹介。また、「なんj」「野獣先輩」など、関連するネット用語についても解説します。

最近ネットの掲示板やSNSなどでよく見かける、「おかのした」という言葉の意味をご存知でしょうか? 周りが使っているから知っているという方や、何となく使っているという方も少なくないはずです。

そこで今回は、「おかのした」の意味や正しい使い方を徹底解説します。意外と知られていないおかのしたの語源やルーツ、そして類義語や対義語も併せて紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

「おかのした」とは?

ここからはネットスラングである「おかのした」の意味と語源について詳しく探っていきましょう。

「おかのした」の意味

おかのしたとは、「分かりました」という了承を表す言葉で、ネット上で頻繁に使用されるスラングの1つです。

しかし、この「おかのした」という言葉は、使い方や使う場所を間違ってしまうと、相手を不快な気持ちにさせてしまうことも……。その詳しい理由については後ほど解説していきます。

「おかのした」は「丘の下」と書く?

ちなみに、「おかのした」とは「丘の下」のことだと勘違いしている人もいるかもしれません。しかし、その由来は「丘の下」とは関係ありません。

従って、「おかのした」と平仮名で書かれることが多く、意味合いや語源も異なってくると覚えておきましょう。

「おかのした」の由来・元ネタ

「おかのした」とは、ネットスラングの中でも少々独特な派生を持つ言葉だということをご存知でしょうか? 実は、男性カップルのアダルト動画に出てきた発言が由来となって作られたフレーズなのです。

男性同士のカップルが愛し合っている最中、「わかりました」と発言したところ「おかのした」と言っているように聞こえたことがきっかけとなり、ネット上で「おかのした」という言葉が瞬く間に広まっていったのです。

ネットスラングに詳しい方でなければ語源について知っている方は少ないと思いますが、使う場所や使い方には注意が必要だということを頭に入れておきましょう。

「野獣先輩」とは?

「おかのした」と共によく使われる、「野獣先輩」というスラングの意味が気になっている人もいるはずです。

「野獣先輩」とは、この「おかのした」の元ネタになるアダルトビデオ『誘惑のラビリンス』に出演し、「わかりました」と言った出演者の通称。つまり、「おかのした」の出どころとなった人物というわけです。

同作品はネット界隈の独特な流れの中で人気を集め、ここからさまざまなネットスラングが生まれています。

「なんj」「なんj用語」とは?

また、「おかのした」と共に「なんj」という言葉が使われるのを聞いたことがある人もいるでしょう。

「なんj(なんじぇい)」とは、インターネット掲示板「5ちゃんねる(元2ちゃんねる)」の「何でも実況J」を略した言葉。

さまざまな実況や雑談から、多くのネットスラングが生まれた場所です。

このスレッドを使うユーザーを「なんj民(なんじぇいみん)」とし、そこで生まれた言葉を「なんj語」と呼ぶことがあります。

「おかのした」もそんな「なんj用語」の1つなのです。

おかのしたの使い方と例文

ここからはネットスラングの「おかのした」を使った具体的な例文を紹介します。

シーンや相手をきちんと選んで使う必要のある言葉。例文をぜひ参考にして使っていってくださいね。

・「前回と同じ内容で頼むよ」「おかのした

・「今日の昼はカレー屋でいい?」「おかのした

・「いますぐDMをチェックして!」「おかのした

「おかのした」は、会話の相手から何かをお願いされた時や命令口調で何かを言われた際の返答の言葉としてよく使用されます。

紹介した3つの例文のように「おかのした」というフレーズは、あくまでもジョークのようにさらりと使うことが基本です。

そのため、上司と部下のような上下関係、ビジネスシーンでは使いにくい言葉であることを理解しておきましょう。

「おかのした」の類語・似たネット用語

次は類義語として、「おかのした」と同じような意味合いで使われるネットスラングを4つ紹介します。

・おk

・おけまる/おけまる水産

・承知

・りょ/り

どのフレーズもどこかで一度は耳にしたことがあるものばかりでしょう。

おk

おkは「OK」をスマホやPCなどで日本語入力すると「おk」となることが由来となっているスラングです。入力しやすいことから、幅広い世代に使われています。

おけまる/おけまる水産

おkの派生語として「おけまる」や「おけまる水産」があります。

「おk」と句点の「。(まる)」が合わさって生まれた言葉で、響きがとてもかわいいことから若者を中心に多く使われているスラングです。

参考記事はこちら▼

ネットスラング「おけまる」やその派生語の使い方を解説します。

承知

「承知」も「承知いたしました」の略で「分かりました」という意味を持つスラングです。シチュエーション次第では、あらゆる関係の相手に違和感なく使えそうな言葉ですね。

りょ/り

最後に、「りょ」も人気のスラングです。

「了解」の略として幅広い世代に使われている言葉。入力の手間がかなり省けることから、「りょ」よりもさらに略された「り」も多くの若者達に使われています。

「おかのした」の対義語

「おかのした」と反対の意味を持つ対義語についても見ていきましょう。今回は4つの対義語をご紹介します。

・だが断る

・おかのうえ

・拒否

・無理みが強い

だが断る

「だが断る」は、大人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の有名なセリフから生まれたスラングです。相手のお願いや依頼を断りたい時に使います。

ユーモアに溢れた表現になるので、友人間などで角が立たずに断れるおすすめの言葉です。

おかのうえ

「おかのうえ」は「おかのした」の対義語としてよく使用されるフレーズです。

下と反対の上を使うことで、真逆の意味を持たせたことから生まれた言葉です。しかし、ネットスラングの上級者でないと使いこなせない、もしくは理解できないため、使うシーンを選ぶ必要があるでしょう。

拒否

「拒否」は「拒否する」の略語で、了解や承知と反対の意味を持つ言葉です。

そのため「おかのした」の対義語としてよく使用されています。しかし、拒絶されている感じがするため、こちらも使う相手やシーンを選びましょう。

無理みが強い

「無理みが強い」も「おかのした」の対義語としてSNSなどを中心に、頻繁に使用されています。

かなり不可能に近い状態を表現する際に使用するフレーズなので、強い意味があると覚えておきましょう。

おかのしたを使う時は注意して

今回は、ネットスラングである「おかのした」の意味や語源、そして例文を用いた正しい使い方について解説しました。

「おかのした」の語源がアダルトな内容ということで、使うタイミングや相手には気をつける必要があります。聞いた相手が嫌な気持ちにならないかを慎重に考えた上で使っていきましょう!

(ひらり)

※画像はイメージです

※この記事は2021年06月29日に公開されたものです

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