もはや会話泥棒。「自分語りが多い人」の心理とは?
あなたの周りに、いつも自分のことばかり話している人はいませんか? ひたすら話を聞かされていると、イライラしたり嫌気が差したりしてしまいますよね。今回はそんな「一方的に話す人」の特徴や心理、上手に接する方法について紹介します。
(1)相手の話をじっくり聞く
相手が上司や取引先で丁重に関わる必要があったり、受け止めきれる範囲だったりするなら聞いてあげるのも手段の1つです。
傾聴する態度を示すことで相手から信頼される場合もあります。相手の話す様子を観察して、考え方や伝えたいことが掴めるようになると「分かってくれる人」と思われ、良い関係性が築けることもあるでしょう。
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(2)機械的に聞き流す
毎回同じことを言う人や、真摯に聞くと喜んでしまいエスカレートする人には、あまり関心を示さない方が賢明かもしれません。
心を無にしてうなずきながら、「そうですね」「その通りです」「分かりました」などの簡単な返事を繰り返してみましょう。
相手が察しの良いタイプで、自分の話を真剣に聞いてほしいと思うのなら、自身の話し方を改善するきっかけになるかもしれません。
(3)結論やポイントを聞く
相手の話を短くさせるために、結論やポイントを聞く方法もあります。
話をひと通り聞いた後、目上の人には「おっしゃる意味はこういうことで間違いありませんか?」と聞いてみましょう。相手も、長々と話さずともちゃんと伝わるのだと分かれば、話がすぐに収まることも。
部下や後輩なら、「結論やポイントをまとめてほしい」と繰り返して、相手の伝える力を高めるように働きかけてみましょう。
(4)話を聞いてほしいと伝える
無自覚で一方的に話す人には、率直に伝えるのが良い場合も。
恋人や家族などの親しい相手なら「たまには私の話も聞いてほしい」、上司や先輩なら「私も少しだけ発言していいですか?」などと言ってみてください。
会話が一方的になっていることをやんわりと伝え、自分が話す機会を増やしたいとお願いしてみましょう。
(5)距離を置く
あなたが強いストレスを感じたり、不利益を受けたりする相手とは距離を置きましょう。
遊びや食事の誘いを断って会わないようにしたり、職場などでは用事を思い出したふりをして席を立ったりしてみるといいかもしれません。
あなたがストレス発散相手になる必要はないのです。
お互いが楽しめる会話のバランスを見つけて
会話はキャッチボールと言われるように、お互いが気持ち良く過ごすための配慮は欠かせないもの。
相手のペースに巻き込まれすぎずに、あなたの望みも叶えてもらいましょう。お互いに楽しめる会話のバランスを見つけてくださいね。
(井口 藍)
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※この記事は2023年10月24日に公開されたものです