お墓掃除でやってはいけないこと8つ。正しい掃除の仕方も解説
なんとなくお墓掃除をしていませんか? お墓掃除の仕方やマナーを押さえておかないと、お墓を傷めたり周囲に迷惑をかけたりする原因になりかねません。今回は、お墓掃除でやってはいけないこととお墓掃除のやり方を紹介します。
お墓掃除のやり方
ここまでは、お墓掃除でやってはいけないことを紹介してきました。では、お墓掃除はどうすれば良いのでしょうか。正しいやり方を紹介します。
(1)墓石周りを整える
まずは墓石の周り、敷地内の掃除をしましょう。雑草を抜いて、玉砂利を敷いている場合は水洗いします。
雑草を抜く時は、葉で手を傷つけないように軍手を使うのがおすすめ。抜いた雑草はまとめておくと後の処理がスムーズです。玉砂利を洗う時は、ざるを使うと楽に洗えます。
(2)墓石を洗う
墓石に水をかけ、柔らかいスポンジや雑巾で洗います。上から下へ洗っていくと効率良く汚れを落とせます。
水垢やコケがついている時は、スクレーパーでこそぎ落とすと良いでしょう。スクレーパーとは、塗装などを落とすヘラのようなものです。
ただし、硬いものを選んだり使い方を間違ったりすると墓石を傷つける可能性もあります。シリコン製など柔らかいスクレーパーを使うのが無難です。
サビが発生した場合は、歯ブラシなどで優しくこすって落としましょう。しつこい汚れには墓石専用のサビ取り洗剤を使うのも手です。
(3)部材をきれいにする
墓石を洗ったら、花立や線香皿などの部材を掃除します。細かい部分が多いので、歯ブラシや柄のついたスポンジなどがあると便利です。
頑固な汚れは、専用の洗剤を使って落としましょう。この時、洗剤や汚れがせっかく洗った墓石につかないよう、要注意です。
(4)水気を拭き取る
墓石が濡れたまま放っておくと、水垢の原因になります。空気中に漂う花粉やホコリが、濡れた墓石に付着するからです。
また、墓石が濡れたままだと苔が生える可能性もあります。
水垢や苔を防ぐため、お墓掃除が終わったら仕上げに水気を拭き取りましょう。
お墓掃除でやってはいけないことを押さえよう
お墓掃除でやってはいけないことはたくさんあるように思えますが、基本的なマナーを守って墓石を傷つけないよう配慮すれば、自然と避けられることばかりです。
また、「一人でお墓掃除をしてはいけない」「午後にお墓掃除をしてはいけない」というのは迷信的なものなので、あまり気にする必要はありません。
基本を押さえて掃除すれば墓石をきれいな状態で長持ちさせられるので、本記事を参考にお墓掃除をしてみてくださいね。
(LIB_zine)
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※この記事は2023年06月28日に公開されたものです