デジタルデトックスとは? 効果やメリット、やり方を紹介
「デジタルデトックス」とは、一定期間スマホやPCなどと距離を置くこと。では、具体的にどのような方法を取れば良いのでしょうか? この記事では、デジタルデトックスの意味に加え、その効果やメリット、やり方も紹介します。
私たちの生活に欠かすことができなくなったスマホやPCなどのデジタルデバイス。
これらのおかげで毎日が便利になった一方、スマホを見すぎて疲れてしまったり、SNSでのコミュニケーションにストレスを感じたりすることも増えたのではないでしょうか。
それらを軽減する方法の1つに、「デジタルデトックス」があります。
そこでこの記事では、デジタルデトックスの意味を解説。また、効果やメリット、やり方も紹介します。
「デジタルデトックス」の意味とは?
デジタルデバイスが私たちの生活を豊かにしてくれるのは事実ですが、使い方によっては逆にストレスとなる可能性もあります。
例えば、「SNSをいつもチェックしていないと落ち着かない」という焦燥感に駆られたり、スマホゲームに没頭してつい夜更かしをしてしまったり……。
そういった悪影響を軽減する方法として注目を集めているのが、「デジタルデトックス」。
一定期間デジタルデバイスと距離を置くことで、スマホなどを使っている時に感じるストレスを少なくしようという取り組みです。
また、普段デジタルデバイスを使っている間に見過ごしている現実の世界に、再度目を向けるきっかけにもなるとされています。
デジタルデトックスをする人の中には、「1泊2日以上施設に泊まってスマホやPCを一切触らない」という方法も取る人も。
もちろん、「1日のうち数時間はスマホに触れない時間をつくる」といったやり方でもOKです。
デジタルデトックスの効果とメリット
デジタルデトックスには、どのような効果やメリットがあるのでしょうか?
(1)時間を有効活用できる
「SNSを見ていたらいつの間にか時間が過ぎていた」という経験をしたことがある人はいるでしょう。
スマホやPCに触れなければ、SNSのチェックやネットサーフィンをして何となく過ごす時間がなくなります。そのため、いつもより時間を有効活用できるといった効果が見込めます。
例えば、読書をしたり、筋トレをしたり……。普段スマホをいじって後回しにしていることに充てられる時間が増えるでしょう。
(2)SNS疲れが軽減される
SNSを使っていると、自分と友達を比べてモヤモヤしたり、投稿に「いいね」がつかなくてがっかりしたりすることがあるでしょう。
こういった「SNS疲れ」も、デジタルデトックスによって軽減できる可能性があります。
最初はSNSが使えないことに不安を感じるかもしれませんが、慣れてくるとSNSがなくても問題なく生活できることに気づくはずです。
そうすれば、デジタルデトックスの期間が終わってからもSNSにとらわれる時間が減るかもしれません。
(3)新たな発見がある
デジタルデバイスを利用している時は、意識が画面に集中しています。そのせいで、身の回りの情報やちょっとした変化に気づけないことも。
例えば、仕事帰りの電車の中でスマホを見ずに窓の外を見れば、「こんな所に雑貨屋さんがあったんだ」「もう梅が咲く季節なんだなあ」など、たくさんの発見があるかもしれません。
こうした発見が、心を豊かにしてくれることもあるでしょう。
デジタルデトックスのやり方は? おすすめ4選
ここからは、気軽にできるデジタルデトックスのやり方を紹介していきます。ハードルの低いものから試してみてください。
(1)自分がPCやスマホを何時間使っているか知る
あなたは、自分が1日何時間PCやスマホを使っているか把握していますか?
起床後の10分、昼休みの30分、ゲームをしている1時間……こうした細切れの時間が積み重なって、かなりの時間になっている可能性があります。
まずはスマホの利用時間を計測するアプリなどを使って、自分がデジタルデバイスに触れている時間を確認してみてください。
その上で、「○時間はスマホの時間を減らして読書に充てたい」といった目標を立てると良いでしょう。
こうして目標がはっきりすれば、どのタイミングでどれくらいデジタルデトックスをすれば良いか考えやすくなるはずです。
(2)取り組みやすいルールをつくる
これまで1日何時間もデジタルデバイスに触れてきた人が、いきなり「丸一日スマホもPCも触らない!」という目標を立てても、実現するのは難しいと考えられます。
そのため、まずは自分が取り組みやすいルールを決めることが大切です。
「就寝前の2時間はスマホをいじらない」「食事中はスマホを機内モードにする」など、できる範囲でデジタルデトックスにチャレンジしてみてください。
(3)スマホを持たずに外出してみる
電車に乗っている時や信号待ちをしている時など、移動中は手持ち無沙汰になってスマホを見てしまう人も多いのでは?
そこで、たまにはスマホを置いて外出してみるのもおすすめです。スマホを持っていなければいじることもできないので、自然と他のことに集中できるはず。
例えば、電車の中で本を読んだり、外で立ち止まって外の風景を眺めたりすれば、スマホを触っている時とは違った充足感を得られるでしょう。
(4)アプリの通知をオフにする
LINEやメール、SNSなどの通知が来ると、気になってスマホを確認してしまう人もいるでしょう。
しかし、たくさんのアプリから来る通知を毎回チェックしていると、スマホから離れられなくなってしまいます。
それを防ぐには、一定時間デジタルデバイスの通知をオフにするのがおすすめです。あるいは、スマホを機内モードにするという方法もあります。
無理のない範囲でデジタルデトックスをやってみよう
スマホやPCなどのデジタルデバイスは、私たちの生活に欠かせません。
しかし、目的もなくネットサーフィンをして時間をつぶしてしまったり、SNSを気にしすぎてストレスがたまったりしては本末転倒といえます。
「最近スマホを気にしすぎて疲れてるな」と思ったら、1日のうち数時間だけでもスマホなどから距離を置いてみましょう。
無理のない範囲でデジタルデトックスを実践することで、時間の使い方や気持ちにポジティブな変化があるかもしれません。
(#にほんご倶楽部)
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※この記事は2022年03月22日に公開されたものです