性格が悪い人の特徴15個。男女別のあるあるや接し方も紹介
性格が悪い人は一定数いるものです。本記事では、性格が悪い人の特徴と男女別のあるあるを紹介。併せて、性格の悪さは顔つきで分かるのか、なぜ性格の悪い人ほど人気者なのかについても考察します。
あなたの周りに性格が悪いと感じる人はいませんか?
陰口を言う、わがままを言ってトラブルを起こすなど、性格が悪い人の傍にいると周囲は大迷惑。しかし、油断していると、あなた自身がそう思われてしまうことも……?
そこで今回は、性格が悪い人の特徴や態度を分析。さらに、性格が悪いと感じる相手との上手な付き合い方や性格の直し方についても考えていきます。
あなたは大丈夫? 「性格悪い度」をこっそりチェックしてみましょう。
性格が悪い人の特徴【行動編】
性格の悪さは行動に現れるものです。
人当たりが良さそうに見えても、小さな行動にその人の本質が隠れていることも。
しっかりと観察して性格が悪い人を見抜きましょう。相手の性格が分かれば、対処の仕方が見つかるはずです。
(1)自分のことしか考えていない振る舞い
性格が悪い人はとにかく自己中心的で、思考の中心は常に自分自身です。自分のことしか考えていないので、他人がどう感じようと気にしません。それが言動の端々に表れます。
例えば、友達同士で写真を撮った時に、友達が変な顔で写っていたらあなたはどうしますか? 友達への配慮で写真をSNSへアップすることをためらうのではないでしょうか。
しかし、性格が悪い人はお構いなし。そのような写真であっても、SNSに平気で載せてしまうでしょう。自分だけが良く思われればそれでいいからです。
(2)相手を振り回す
性格が悪い人は、相手の状況や気持ちは一切考えず、自分の希望を通そうとします。
自分の希望が通らないと腹が立ち、激昂することも少なくありません。そのわりに、自分の都合が悪くなったら平気でドタキャンをすることもあるでしょう。
一方、性格が良い人は、相手の状況や気持ちを考えるので、振り回す行動はしません。
相手を思いやれるか思いやれないかが、性格が良い人と悪い人の言動の分かれ道になるのかもしれません。
(3)弱い者いじめをする
性格が悪い人は、自分より立場の弱い相手に対して攻撃的な行動を取ることがあります。
その対象になりやすいのは、立場の弱い後輩やおとなしい性格の友達などです。最初は嫌味を言う程度でも、徐々にエスカレートしていくケースが目立ちます。
弱者を見つけて集中的に攻撃することで、自分の地位を守り、安心するのです。
なぜ人をいじめたくなるのか? 深層心理をカウンセラーが解説します。
(4)自分の非を他人のせいにする
生きていれば誰でも間違いを犯します。そんな時、多くの人は自分の非を認めて謝ることができますが、性格が悪い人の中には非を認められない人がいます。
それどころか自分の非を他人のせいにする人までいるのです。
さらにひどいケースだと、他人の手柄を自分のものにしようとすることも。自分の非は認めないのに、他人の手柄は自分のものにするという最悪のパターンです。
(5)比較をしてマウントを取る
他者と自分を比較し、マウントを取るのも性格が悪い人の傾向です。比較をして相手の劣っている部分を探し出し、そこを徹底的につつきます。
「それやばくない?」「私は大丈夫だったわ~」などと煽るような発言で、相手の気持ちを圧迫するでしょう。
比べた結果、他者を落とすことで、自分の地位が上がった、守られたと勘違いするのです。
マウンティングする人の心理を詳しく解説します。
性格が悪い人の特徴【態度編】
性格が悪い人は、普段の態度にその悪さが滲み出ていることも。性格が悪い人がやりがちな態度には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか。
(1)思った通りにならないと不機嫌になる
誰しも行動をする前にはある程度の計画を立てるでしょう。
しかし、自分が思い描く計画通りに進むとは限りません。思った通りにならないとあからさまに不機嫌になる人は、お世辞にも性格が良いとは言えないでしょう。
中には周囲の人や物に当たることも……。
そんな姿を見て周囲の人は困惑してしまいます。性格が悪い人は自分の感情をコントロールするのが苦手。怒りやイライラをそのまま露わにすることが多いのです。
人が不機嫌になる理由や接し方のコツをカウンセラーが解説します。
(2)高圧的な態度を取る
あなたの周りにいつも高圧的な態度を取っている人はいませんか? 高圧的な態度とは、相手を威嚇するような振る舞いで、黙って従わせようとするスタンスです。
腕を組みながら睨んでくるなど、相手が圧を感じればそれは高圧的な態度と言えます。高圧的な態度の相手とは、積極的には関わりたくないと思う人がほとんどでしょう。
なぜそんなに偉そうなのかは分かりませんが、威圧的になってマウントを取るのです。
威圧的な態度を取る人の心理をカウンセラーが解説します。
(3)他人を見下すような態度を取る
高圧的な態度とよく似ていますが、他人を見下すような態度を取る人も性格が悪いと言えるでしょう。
明らかに相手をバカにしているような態度、強い口調で命令してくるなどがこれに当たります。1人でもこのような人がいると、その場の雰囲気が悪くなります。
人を見下す心理をコラムニストのやまとなでし子さんが徹底分析します。
(4)人によって態度を変える
人によってコロコロと態度を変えるのは、性格が悪い人の代表格です。
分かりやすいのは同性か異性かで態度が全く違う人です。他にも自分の好き嫌いで態度を変えるタイプもいますし、相手の立場で判断するタイプもいるでしょう。
人によって態度を変えるスタンスは、人として信頼できないために周囲から嫌われやすいでしょう。
自分が媚を売りたい人物の前でだけ良い顔をしても、次第に本性はバレるものです。
人によって態度を変えるのはなぜ? 心理と付き合い方を解説します。
(5)周囲への配慮ができない
解説してきたように、性格が悪い人は自己中心的なタイプが多い傾向にあります。
思考の中心は常に自分なので、周囲のことは正直どうでもいいのです。その結果、周囲への配慮が欠けてしまいます。
(6)人の幸せを妬み、不幸を喜ぶ
性格が悪い人は、自分が幸せならそれで満足。逆を言えば、自分以外の存在が幸せそうにしているのを許せません。
人の幸せを妬むということは、逆を言えば人の不幸を喜ぶということ。
性格が悪い人は他人の不幸話が大好き。噂話を収集するためにあちこちへ出向きます。特に恋愛話や出世話には敏感。嫉妬心を露わにするかもしれません。
その一方で、破局や離婚、降格などの不幸話にはすぐに乗ってきます。
人の幸せを喜べない心理と対処法を分析します。
性格が悪い人の特徴【発言編】
性格が悪い人は言葉で攻撃してくることがあります。今から紹介する発言が見られる相手には、やみくもに近づくと傷つけられる可能性がありそうです。
嫌な雰囲気を察知したら、さっと逃げてしまうのも得策でしょう。
(1)機嫌によって挨拶やお礼を無視
性格が悪い人は、いつでも自分の機嫌が最優先。機嫌が悪い時や嫌いな人に対しては、挨拶をしないことがあるでしょう。
また、性格が悪い人は恩恵を受けても「ありがとう」を言えません。周りにやってもらって当たり前だと思っているので、感謝の言葉を口にすることがないのです。
(2)他人の悪口ばかり言う
性格が悪い人は、他人の悪口を好む傾向にあります。
あれこれと相手の欠点を見つけては陰口を叩くのが得意。根拠もない噂話を広げ、他人を孤立させるトラブルもよくあります。
中には本人に直接伝える強者もいるようです。
悪口を言う人の心理をカウンセラーが解説します。
(3)愚痴が多い
生きていれば誰しも苦労や悲しいことはあります。とはいえ、そこは大人。多くの人が我慢していますが、性格が悪い人は職場でも平気で愚痴をこぼします。
また、不満に感じることに対して、努力や改善をしないので何も変わりません。変わらない現状に対して、ひたすら愚痴をこぼしているのです。
周囲の人間からすれば、愚痴を聞いているだけでもウンザリでしょう。
愚痴ばかり言う人の心理と対処法をコラムニストのぱぴこさんが徹底分析します。
(4)攻撃的な言葉で相手を傷つける
周囲から「性格が悪い」と思われる要素はさまざまですが、決定打は攻撃的な言葉で直接相手を傷つける行為です。
性格が悪い人は感じたことをそのままストレートに発言してしまうため、周囲の反感を買いやすいでしょう。
人を中傷する発言、差別的な発言は「性格が悪い」では許されません。内容によってはその人の人間性を疑いたくなるでしょう。
真面目にその言葉を受け取ってしまうと、大きく傷つきます。そんな時は、距離を置きましょう。
▶次のページでは、男女別の性格悪い人あるあるを紹介。また、性格の悪さは顔つきに出るのか、性格が悪い人ほど人気者な理由についても考察します。
【男女別】性格悪い人あるある
ここでは、男女別に性格の悪い人にあるあるな言動や態度を紹介します。
男性編
性格が悪い男性は、以下のような言動・態度を取ることがあります。
- 相手によって態度を変える
- 店員に横柄な態度を取る
- 選民意識が強い
- 人を疑う
- 当然のように嘘をつく
- 男尊女卑的な考え方をする
- 女性の弱みにつけ込もうとする
- 恋人をコントロールしようとする
女性編
性格の悪い女性には、しばしば以下のような言動・態度が見られます。
- 挨拶をしない
- マウントを取ろうとする
- 自分が最優先されないと機嫌を損ねる
- 他人の幸せに興味がない
- 友達の恋人を奪おうとする
- 他人を蹴落とそうとする
- 自分の間違いを認めない
- 人を財布代わりにする
性格が悪い人は顔つきで分かるって本当?
「性格は顔に出る」といわれることがあります。では、性格が悪い人は顔つきで分かるものなのでしょうか?
ゆうメンタルクリニック総院長で精神科医のゆうきゆう先生は、以下のように考察しています。
第一印象で「気難しそうだな」「性格がきつそう」「優しそう」と感じるのは、もちろんその場での言動や声のトーン・容姿などから得る印象も関係していますが、相手が意識していない表情筋の癖や発達具合から得る印象の影響も大きいと考えられているのです。
全文は以下の記事で紹介しているので、興味がある人は読んでみてくださいね。
性格が悪い人ほど人気者な理由
「なぜあの人は性格が悪いのに人気者なんだろう」とモヤモヤしたことはありませんか? 性格が悪くても人気者に見える理由としては、以下が考えられます。
(1)戦略的に振る舞うのがうまいから
性格が悪い人は、人間関係を損得勘定で考える傾向にあります。「この組織で人気を集めれば自分に有利だ」と考えれば、キーパーソンを押さえて媚びを売り、表面上は仲良くしようとするでしょう。
損得勘定で人間関係を築くことに罪悪感を抱く人はいるものですが、性格が悪い人はあまり気にしません。
そのため、戦略的に人間関係を構築し、人気者の地位を手に入れるのがうまいのだと考えられます。
(2)性格が悪い人を引き寄せるから
あなたの周りにいる「性格が悪い人気者」は、本当に万人に好かれているでしょうか? もしかして、「性格が悪い人の人気者」になっていませんか?
いわゆる「類は友を呼ぶ」で、性格の悪い人を引き寄せてつるんでいるだけかもしれません。
▶次のページでは、性格が悪い人との上手な付き合い方を解説します。
性格が悪い人との上手な付き合い方5つ
身近に性格が悪い人がいると本当に大変な思いをします。
しかし、同僚や上司であれば無視するわけにはいきません。では、うまく付き合うには、どんなポイントを押さえるといいのでしょうか。
(1)必要以上に関わらない
性格が悪い人とのトラブルを回避するためには、関わらないことが一番です。
そうは言っても、職場や学校が一緒であれば嫌でも毎日顔を合わせなくてはいけません。
そこで大切なのは、“必要以上に”関わらないこと。積極的に声を掛けることはせず、最低限の付き合いをしていきましょう。
あからさまに避ける、無視をするのはやめたほうが良いでしょう。相手が気分を害して、いじめや嫌がらせのターゲットにされることがあるからです。
(2)話を聞き流す
性格が悪い人は、噂話や悪口を話すのが大好き。隙あらば、そんな話題を持ちかけてくるでしょう。しかし、ここで話に乗ってしまうとトラブルの原因になりかねません。
これらの話は真に受けず、上手に聞き流すのがおすすめです。
この類の話は、聞いているふりでOK。内容に関してはそのまま右から左へと流すようにすれば精神的に楽です。スルーが一番角を立たず、自分を守る方法でしょう。
(3)自分の話はしない
性格が悪い人にとって、他人の話は恰好のネタ。
したがって、プライベート情報は極力話さないようにするのが吉です。特に恋愛話は妬みの対象にもなりやすいため、しない方がベター。
また、仕事や上司に対する愚痴も言わないほうが無難です。性格の悪い人は口が軽いだけでなく、話を誇張する傾向があります。
相手に告げ口をされたり、その愚痴を言いふらされたり。自分の立場が悪くなる可能性があるので注意しましょう。
(4)反面教師にする
「人のふり見て我がふり直せ」という言葉があるように、性格が悪い人の振る舞いを反面教師にしてみてはいかがでしょうか。
「これは悪い見本なんだ」と認識することで、自分の言動を見直すきっかけになります。
悪い見本として客観的に見ることで、多少のことであれば頭にもこなくなるでしょう。感情的になると疲れるだけなので、一歩引いて相手のことを冷静に分析することをおすすめします。
(5)気にしない
これが一番難しいことかもしれませんが、最終的には何事も“気にしない”につきるでしょう。
性格が悪い人の言動にいちいち悩んでいたら身が持ちません。
人生の貴重な時間を、そんなことのために費やすのはもったいないです。性格が悪い人の言動は真に受けず、あなたは自分自身の人生に集中しましょう。
▶次のページでは、自分の性格が悪いと感じる時の直し方を解説します。
性格が悪いと言われた! 自分の性格の直し方3つ
ここまで、性格が悪い人との付き合い方を紹介してきました。
しかし、無意識に自らがそんな言動を取っている可能性もあります。
もしも周囲から「性格が悪い」と指摘されたら、どうすればいいのでしょうか。
落ち込んでいる暇はありません。努力次第で性格は直せる可能性があります。今から紹介する方法を意識して生活してみましょう。
(1)どんなところが悪いのかを周囲に聞く
誰かに「性格が悪い」と指摘されたら、怒るのではなく具体的にどうしてそう思うのかを聞ければベストです。
「どんなところが性格が悪いと思うのか」「どんな時にその性格が出やすいのか」が分かれば、性格を直すヒントになります。
自分で自分の性格は認識しにくいもの。他人に聞くことで、他人が持つ自分の印象を知ることができます。なかなか難しいと思いますが、チャンスだと思って冷静に自分の性格を分析してみましょう。
(2)性格が悪くなった原因を考える
性格が悪くなってしまったことには必ず原因があります。その原因を見つけ出し、解決してあげない限り性格を直すのは難しいかもしれません。
家庭環境、過去のいじめ、失恋、受験の失敗など、あなたの中にひそむ悩みやコンプレックスと向き合うべきタイミングです。今までの人生を振り返ってみれば、何か原因が思いつくかもしれません。
過去にトラウマがあったとしても、そこで経験した嫌な気持ちを他人にぶつけていいわけではありません。家族や友人と話し合いながら、自分の中の黒い気持ちを消化させましょう。
(3)自分を好きになる
性格が悪い人は自己中心的でありながら、実は自分のことを愛せていない人が多いのです。
嫉妬心などは、負の感情から生まれるもの。自信のなさがその根本にあることも。
自分に自信を持てれば負の感情は小さくなっていきます。自分を好きになることで、他人にも優しくできるようになるでしょう。
性格が悪い人の末路とは?
最後に性格が悪い人の末路を考えてみましょう。他者を傷つける言動をしたり、機嫌をむき出しにしたりする人は、どんな最後を迎えるのでしょうか。
結論は1つで、シンプル。嫌われます。
性格が悪いからこそ自分の主張が通って得をしているように見えることもあるでしょう。ですが、それは短期的なもの。性格の悪さは誰もが感じ取っている要素なので、最終的には誰にも相手にされなくなるはずです。
あなたの周りにもきっといる性格が悪い人。目の前の他人は、自分にとっての鏡です。
時には反面教師にしたり、時には共感して手を差し伸べたり。他人に優しく誠実に対応するためのヒントがその関わりの中に隠れているはずです。
性格が悪い相手と無理に対峙して傷つく必要はありませんが、こうして向き合いながら人間関係の最適解を見つけていってくださいね。
(すぎうら)
※画像はイメージです
※この記事は2021年04月14日に公開されたものです