理不尽なことを言う人の心理とは? 理不尽への対処法や乗り越え方
理不尽なことで怒られて、イライラしたり、許せなかったり……。理不尽なことを言う人には、どのような心理があるのでしょうか? 今回は、心理カウンセラーの服部希美さんに、理不尽なことをする人の特徴と対処法を解説してもらいます。
理不尽なことばかり……そんな時期を乗り越える方法
生きていれば、理不尽なことばかり続く時期もあるもの。ここからは、そんな時期を乗り越える方法をご紹介します。
(1)気分転換をする
理不尽な言動をしている人と関わっていると、誰でもストレスがたまります。
そんな中、ベストを尽くしている自分を労るためにも、軽い運動や好きな動画を見るなど、気分転換をしてみましょう。
特に、休日まで悶々と仕事のことを考えてしまう方は、意識して気分転換をする時間を取り入れてみてくださいね。
(2)信頼できる人に話を聞いてもらう
悩みを1人で抱えてしまうと深刻化しやすく、行き詰まってしまいがちです。
信頼できる上司や友人などに相談し、気持ちを受け止めてもらったり、アドバイスをもらったりしましょう。
(3)今の状況を紙に書き出す
「自分が悪い」と思い過ぎないように、理不尽な思いをした時には、今の状況を紙に書き出して客観視するのも大切です。
「そりゃ、誰だって腹が立つよね」と、現状をフラットに見られるようになってくると、気持ちが楽になってきますよ。
(4)「私はこの役割を引き受けなくても良い」と呟いてみる
優しい人ほど、理不尽な人の攻撃を一手に引き受けてしまうことが多いようです。
つらい気持ちが募ってきた時には「私はこの役割を引き受けなくても良い」と呟いてみるのも一つの手です。
(5)自分と相手の境界線をしっかり意識する
理不尽な思いをしやすい人は、自分と他人との境界線が曖昧になっていることが多いです。
普段から「ここは私が対応できるところ」「ここは私にはどうにもできないところ」と切り分ける癖をつけましょう。
理不尽なことを言われたらいったん冷静になろう
理不尽な目にあった時、イライラしてしまう人も多いと思いますが、そのイライラは「もっと私が相手の気持ちを汲んであげられたらよかったのに」という罪悪感から来ていることもあります。
そんなあなたは、とても頑張り屋で人の気持ちが分かる優しい方ですよ。理不尽な人に振り回されず、いったん冷静になって自分の良さを見つめ、大切にしてくださいね。
応援しています!
(服部希美)
関連する診断をチェック
※画像はイメージです
※この記事は2021年03月20日に公開されたものです