人生を楽しむ方法とは? 試してほしい10のコツ
隣の芝生が青く見える瞬間って、たくさんありますよね。特にSNSを見ていると、周りの人の人生が輝いているように感じることも多々あるもの。そこで今回は、自分の人生を楽しむためのコツについて、コラムニストの浅田悠介さんに教えてもらいました。
人生を楽しみたい時におすすめの本・映画
ここからは、マイナビウーマン編集部が人生を楽しみたい時におすすめの本や映画をピックアップ。
本や映画をヒントに「なんだ、今の人生も楽しいじゃん」と思えるかもしれません。
人生を楽しみたい時におすすめの本
まずは、編集部が独断と偏見で厳選した「人生を楽しみたい時に読んでみてほしい本」を3冊ご紹介します。
(1)『深夜特急』
旅行に行きづらい今だからこそ読みたい紀行小説。
作家の沢木耕太郎さんが、インドからイギリスまでをバスだけを使って1人旅した体験に基づいた作品です。
”バスだけ”で旅行するからこそ見える、リアルなその国の様子。「あ、自分が今いる世界ってすごく狭いんだ」と気づかされ、もっともっと広い世界へ繰り出す勇気をもらえます。
沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)
(2)『ユダヤ人大富豪の教え』
ユダヤ人の大富豪が伝授する「幸せな金持ちになる17の秘訣」。
人生を楽しむためには、お金が必要な場面もあるもの。では、そのお金を稼ぐ方法とは? たくさん働くことでしょうか。考え方次第で、今自分が置かれている現状を変えていくことができるかもしれません。
「お金」がテーマですが、人生の本質について考えさせられる1冊です。
本田健『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』(だいわ文庫)
(3)『学生時代にやらなくてもいい20のこと』
『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞した、朝井リョウさんのエッセイ本。
日常を忘れて、ゲラゲラ笑いたい時におすすめです。朝井リョウさんが大学生の時のエッセイなので、学生時代を思い出して懐かしくなるかもしれません。
「若い時は何でもできていいよね」と捉えてしまうこともできますが、今の日常だってエッセイにまとめようと思えば、クスッと笑える出来事がたくさんあるなと気づくはず。
朝井リョウ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』(文藝春秋)
人生を楽しみたい時におすすめの映画
続いては、人生を楽しむヒントをもらえそうな映画を3つご紹介します。
(1)『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』
2013年にイギリスで公開された恋愛映画。
主人公のティムが過去にタイムトラベルをすることで、自分と家族の人生を良いものにしようと奮闘するストーリーです。タイムトラベルとは、過去に戻ること。
ここで、少し想像してみましょう。もしもあなたが、昨日の朝にタイムトラベルをしたら? 昨日は出勤するのに必死で気づかなかったかもしれませんが、2回目ともなると通勤途中の道にかわいい猫が寝ていることや、コンビニの店員さんが親切に対応してくれたことなどに気づける余裕があるかもしれません。
人生を楽しむのは、もしかしたら「余裕を持つこと」なのかもしれないですね。今この瞬間をもう少し余裕を持って見つめてみると、楽しめるヒントが見つかるはずです。
(2)『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』
こちらは、アメリカで制作されたコメディ映画です。
自分に自信がなく卑屈な性格の主人公レネーが、頭を強打したことにより「自分がめちゃくちゃ魅力的に見える!!」ようになるストーリーです。ぽっちゃり気味の体型は変わっていなくても、レネーにとっては「細くてセクシーな体」に見えていたり。
自分の魅力に気づいたら、仕事も恋愛も今より楽しくなるかもしれません。「理想の体型じゃないから私はきれいじゃない。きれいじゃないと人生を楽しめない」と思っていませんか? 頭を打ったつもりで自分に自信を持つだけでも、人生が楽しくなるかもしれません。
(3)『私を食い止めて』
『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞した、綿矢りささんによる小説を原作とした日本映画です。
脳内にいる相談役、しゃべり相手の「A」と共に”おひとりさま”生活を満喫する主人公の黒田みつ子。Aのアドバイスを基に、思い切って恋愛に踏み込みます。
おひとりさまは寂しい、楽しくない……といったイメージがガラッと変わる本作。編集部としては、むしろおひとりさまだからこそできる恋、経験があることに気づかされました。
過去や未来じゃなくて、「現在」こそが人生
最後に抽象的ですが、すごく大切な話をさせてください。
それは、人生の正体が「現在」にあるというものです。
私たちは、すぐに「過去は楽しかったのに」「未来では楽しんでいたい」というふうに「現在ではない時間」のことに思いをはせてしまいます。
でもね、過去や未来って、単なる概念にすぎないのですよ。そんなもの、存在しません。あなたの頭の中にしかないのです。本当に。
だとするなら、過去や未来にすがって現在を楽しめないのって、ちょっともったいない感じがしませんか?
大事なのは「現在」なのですよ。今を楽めるように動くべきなのです。このことを、どこかで思い出していただけると幸いです。
あなたのもとに幸せが舞い降りるように祈っております。
(浅田悠介)
※画像はイメージです
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※この記事は2021年02月26日に公開されたものです