「同窓会に行かない」本当の理由
年齢を重ねると、同窓会のお誘いも増えてきそうなものですが、行かない人もいますよね。昔の友だちに会える懐かしさがある一方、現在の自分の状況と照らし合わせて、参加することに複雑な思いを抱えてしまう人も。今回は、同窓会に行かない理由と断り方について、アラサー女性379人に調査してみました。
「久しぶりにみんなに会える!」と喜ぶか、「今の自分じゃ、みんなに会いづらい」と複雑な気持ちになるか……。
同窓会に誘われたとき、あなたはどちらの反応になると思いますか?
今回は、アラサー女性379人の「同窓会に行かない理由」にフォーカス。
同窓会に行かないときの「断り方」と合わせて調べてみました。
同窓会に行かない理由
もしも同窓会に誘われたら行く? 行かない? その理由も合わせて、アラサー女性379人に聞いてみました。
アラサー女性の過半数は、同窓会に行かない
Q.同窓会に呼ばれたら行きますか?
行く派(44.9%)
行かない派(55.1%)
※有効回答数379人
同窓会に行くべきか、行かないべきか……。
アラサー女性の意見は、約10%の差をつけて「行かない」に軍配!
行きたくない派の主な理由は後述しますが、「未婚なのが恥ずかしい」「いい年して独り身なので」と、独身アラサーならではの微妙な立ち位置を気にしている人がちらほら。
逆に行きたい派の理由のほとんどが、「久しぶりにみんなに会って話したいから」「なかなか会えない友人に会えるから」と、純粋に当時の友だちと昔話に花を咲かせたいようです。
同窓会に行かない理由は「面倒臭い」と「会いたい人がいない」
「同窓会に呼ばれても行かない」と回答した人の理由を見てみると、「面倒臭い」「会いたい人がいない」が2大理由として多く挙げられていました。
また、「会いたい友人には日ごろから会っている」「同窓会に行っても、いつも遊んでいるメンバーと話すだけで、ほかの子とは話さない」というコメントもあり、仲のいい友だちには普段から会っているため、あえて同窓会に行く必要性を感じていない人もいました。
【実例】同窓会にはもう二度と行きたくない! 私の最悪な同窓会
では次に、みんなが「行って失敗した!」と感じた、同窓会のトホホなエピソードを集めてみました。
(1)担任の先生が……
・「成人式のあとにやった同窓会で、3年間担任を務めた先生に名前を忘れられていた」(25歳/医療・福祉/専門職)
・「担任の先生に忘れられていた」(32歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
自分が同級生の名前を忘れてしまっていたり、逆に同級生が自分の名前を忘れてしまっていたり、ということは同窓会あるあるにしても、まさか担任の先生が自分の名前を忘れているだなんて!
とはいえ、自分が学生時代のころの先生たちは、きっともうご高齢の方が多いはず。
先生、名前を忘れていたのは、きっと年齢のせい……ですよね?
(2)元彼の変化
・「元彼が結婚することになったという話を聞いて、少し悲しくなった」(26歳/電機/秘書・アシスタント職)
・「元彼がチャラ男になって、同級生みんなに対してボディタッチが激しかった」(31歳/医療・福祉/販売職・サービス系)
学生時代の淡くてピュアな恋は、時間の経過とともに甘美な思い出になるもの。
でももし、大好きだった彼が変わってしまっていたら……。
ドラマやマンガの題材になりそうな同窓会の鉄板ネタですが、リアルに彼から結婚することを告げられた、彼の外見が激変していた……なんて、できればどちらも味わいたくないのが女ゴコロですよね。
(3)勧誘される
・「仲がよかった友だちのネットワークビジネスに巻き込まれそうになって、ショックだった」(34歳/小売店/販売職・サービス系)
「同窓会で私に話しかけてきてくれたのは、まさか勧誘のため!?」と、ショックを受けてしまいそうな体験をしたことがある人も数人いました。
接点がほとんどなかった同級生ならまだしも、当時仲がよかった友だちほど、「まさかあの子が、こんなものにハマっているなんて……」と、ガッカリしてしまいそうです。
(4)独身VS既婚
・「結婚、出産、子どもの話が多く、独身は肩身が狭い」(30歳/建設・土木/事務系専門職)
・「まわりがほとんど結婚していて、恋愛的な意味で“何かないの?”と聞かれるのが面倒くさい」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「既婚の友人の愚痴を聞いていたら、最終的に惚気にすり替わってイラっとした」(31歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
同じ年齢の人たちが集まるだけあって、「いつ結婚したの?」「子どもは何歳?」といった話題はどうしても出やすいもの。
「独身と既婚(子持ち)のどちらがよくてどちらが悪い、というものではない」と頭ではわかっていても、同窓会でそんな話が出ると、独身のアラサー女性は複雑な感情を抱くようです。
(5)進路や経歴を聞かれる
・「大学名などを聞かれて嫌な思いをした」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「ほかの人が華々しく活躍しているのを聞いて、嫉妬してしまった」(31歳/情報・IT/事務系専門職)
「同窓会に行きたい」と回答した人の多くが、「同級生が、今どう過ごしているのか知りたい」「近況を聞いてみたい」と、同級生の現状に興味があるようでした。
しかし、実際に同窓会に行ったことがある人からは、そんな進路や経歴の話が同窓会での嫌な思い出になった、という声も。
近況報告は、ほどほどがいいのかも?
同窓会に行きたくないときの断り方
では、同窓会のお誘いがあっても行きたくないとき、みんなはどんな断り方をする(している)のでしょうか?
(1)無敵な理由は「仕事」
・「仕事を理由にします」(29歳/金融・証券/営業職)
・「出張を理由に断ります」(28歳/情報・IT/技術職)
・「シフト制なので『休みが取れない』と言って断ります」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
断り方の定番といえば、やっぱり「仕事」。
忙しい、休めない、出張と重なった、など仕事に関するさまざまな理由をつけて断る人が断トツでした。
仕事と言われると誘ったほうもそれ以上は無理に誘えないし、断る理由としては十分。
ある意味、大人としてのスマートな断り方なのではないのでしょうか。
(2)ほかの予定がある
・「ほかの予定が入っている、と断る」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「その日予定があるから、と言って嘘をつく」(26歳/電機/秘書・アシスタント職)
「すでに予定が入っている」「先約がある」など、ほかの予定を理由に断る人も多く見受けられました。
ただし、仕事を理由に断ったときとちがって厄介なのが、「せっかくの同窓会だし、その予定動かせない?」と聞かれるパターン。
突っ込まれたときのために、ある程度、具体的な回答を用意していたほうがいいのかも。
(3)開催場所が遠い
・「地元とはちがう都道府県におり、戻れないと断る」(25歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「『遠方に住んでいるので行けません』と言います」(31歳/その他/販売職・サービス系)
現在暮らしている場所が地元ではないことを、断りの理由にしている人もいるようです。
コメントのなかには、「離島に住んでいるが、開催場所が他県で遠く離れていて、飛行機の予約が間に合わず参加できなかった」という人もいました。
「同窓会のためだけに何万円も交通費をかけて……」と考えると、確かに躊躇してしまいそうですよね。
(4)旅行の予定が……
・「旅行とかぶって行けない」(29歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「『旅行の予定がある』と伝える」(32歳/医療・福祉/事務系専門職)
「もう何カ月前もから、ホテルや飛行機を予約していた感」が出る断り文句が、旅行。
旅の目的地が遠ければ遠いほど、断るのになぜか説得力が出る不思議!
でもうっかり、「じゃぁ同窓会は別の日に設定するから、そのときに土産話を聞かせてね♪」なんてことにならないように、ご注意を。
(5)体調不良
・「体調不良で参加できないと嘘をつく」(26歳/情報・IT/事務系専門職)
・「風邪をひいてしまった」(31歳/小売店/販売職・サービス系)
主催者のことを考えるとドタキャンは避けてほしいものですが、同窓会の前日や当日に「やっぱり行きたくない!」と気が変わった人が使う断り文句が、体調不良。
この伝家の宝刀を抜いてしまうと、次回から同じ手は使えなくなるので、使いどころをまちがえないように!
行かなかった人のなかには、後悔している人も
「同窓会で私の友だちが、当時の私の好きな人から、『今回は○○(私)は来ていないの?』と聞かれたらしい。行けばよかった」「同窓会がきっかけで、男女関わらず仲よくなったり連絡を取り出したり、という話を聞いて行けばよかったと後悔」など、行かなかったことを後悔している人もいました。
行きたくないものを無理に行く必要はありませんが、断るなら大人らしいスマートな断り方をしたいものですね。
(akis)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年8月19日~8月21日
調査人数:379人(25~34歳の働く未婚女性)
※この記事は2019年09月29日に公開されたものです