マンネリ化とは? カップルがマンネリする原因と解消法
「マンネリ化」という言葉を聞いたことはあっても、実際にどんなことが起こるのか、いつ起きるのかは分からないという人は少なくないのでは? 今回は、マンネリカップルの特徴と、マンネリ化しづらいカップルの特徴を解説。心理カウンセラーの小日向るり子さんが、マンネリ解消法をご紹介します。
彼氏との付き合いが長くなると、マンネリを感じるときってありますよね。マンネリ化してしまうカップルの特徴やマンネリを解消する方法について、心理カウンセラーの小日向るり子さんに教えていただきました。
マンネリ化とは?
そもそも「マンネリ化」とはどんな状態のことなのでしょうか。まずは、それがどのような状態なのかをおさらいしていきましょう。
マンネリ化の意味
「マンネリ」とは「マンネリズム」の略で、芸術などの手法が型にはまり、新鮮味や独創性が欠けて面白みがなくなった状態のことを示します。これを恋愛関係にあてはめると、付き合い始めは何をしても新鮮で楽しかったのに、月日を重ねるうちにデート内容がパターン化してしまい、飽きてしまっているという状態だと言えます。
また、慣れてくるとお互いにわがままを言うようになり、相手に配慮することも少なくなります。これは互いに安心できる関係になったという意味では決して悪いことではないのですが、一方では刺激がなくてつまらないとも感じるときもあるでしょう。
マンネリ化の意味は、この記事でも詳しく解説しています。
カップルがマンネリ化しやすい時期
よく「3カ月目に気をつけて」などと言われますが、これはお互いの時間的余裕、住んでいる場所の距離、性格の違いといったさまざまな要因が絡んでくるので、一概にそうとは言えません。それこそカップルの数だけ、マンネリに突入する時期もサイクルも違います。
ただ、これまでの私の経験から考えると、同棲していない社会人同士のカップルで、毎日数往復のLINEと1日1回程度の電話、週1ペースでのデート、といった感じの付き合いをしている場合、半年~1年くらいでマンネリを感じてくるカップルが多いようです。
なぜなら、新鮮味を感じられるようなイベントは、半年~1年もあればある程度終わってしまうからです。2回目以降は何らかの工夫をしないと、マンネリを感じる時期は早くなってしまうでしょう。
マンネリが原因で起こるカップルの危機・倦怠期。いつ来るのか、この記事でチェックしてみましょう。
カップルがマンネリ化する原因
どんなカップルにも訪れる可能性がある、マンネリ化。好きで付き合い始めたはずなのに、どうしてマンネリ化してしまうのでしょうか。
ここからは、カップルがマンネリ化する原因を解説していきます。
(1)新鮮味がなくなってしまう
マンネリ化の大きな要因は、やはり新鮮味がなくなってしまうこと。これは自然な現象なので仕方のないことです。
初めのうちは全てが新鮮だった出来事も、1カ月、1年、2年……と月日を重ねていくごとに飽きてしまうのです。
恋愛初期はデート前にドキドキしたり、食事のときに緊張したり、心身ともに張りつめていますよね。しかしそれは身体や脳にとっては負担なことでもあるのです。血圧は上昇し、動悸も早くなり、脳からもリラックス物質より興奮物質のほうが多く出ているという状態なのですから。
そんな日々を何年も味わっていたら心も身体も持ちません。ですから年数とともに退屈感や飽きを感じるということは、リラックスしているということでもあり、その状態を過度に恐れる必要はないのです。
(2)本音で会話していない
気を使い過ぎる大人の関係を築くタイプに多いのがこの傾向です。
相手の生活リズムや性格を考慮して、自分の本音を話せないまま付き合い続けてしまうことで、結局関係は深まらず停滞し、マンネリ化に陥りやすくなることもあります。
普段から本音を言い合う関係性ができていれば、マンネリ化した時にも「まあ自然なことだよね、思い切って旅行でも行こうか!」なんて話し合いができるかもしれません。
(3)受け身すぎる
どちらか一方、もしくは互いに受けすぎることも考えられます。受け身でいるのは楽ですが、大きな変化が起きないのでマンネリ化しがち。
また、受け身な態度は、「どうでもいい」のサインと判断される場合があるので注意が必要です。
相手からのアクションを待つことが当たり前になっていると、その関わり方は徐々にワンパターンになってしまうでしょう。
マンネリ化する原因やマンネリの解消法について、心理カウンセラー・小日向るり子先生の解説を紹介します。
▶次のページでは、マンネリ化したカップルの特徴5つを紹介します。
※この記事は2017年01月08日に公開されたものです