頭がくさい!? 頭皮のにおいの「原因」と「改善法」

混雑した電車内――自分の頭の近くに顔がある人から、露骨にプイッとされた経験はありませんか? もしかしてそれ、頭皮のにおいが原因かも……。でも、どうしてあまり汗をかかないこの時期に、頭皮がにおってしまうのでしょうか? 今回は「頭皮のにおい改善法」を、毛髪診断士の齊藤あき先生に伺いました。

「頭皮には汗腺や皮脂腺がたくさん集まっています。髪の毛は毎日生え変わり、新陳代謝が活発なので、実はにおいが発生しやすい場所。一方で、鼻より上の位置にあるため、自分では気づきにくいのです」と齊藤先生。

厄介な頭皮のにおいを象徴するキーワードは「酸化」。毛穴に詰まった皮脂は酸化しやすくなります。齊藤先生によると、酸化した皮脂をそのままにするのは、使った食用油を放置するのと同じことだとか。古い油特有の生臭いにおいを連想した人も多いのでは?

「毎日シャンプーしているつもりでも、頭皮をきちんと洗えていない場合は、夏場に出た皮脂が今も毛穴に詰まっている場合も……。そうなるとにおいは出やすくなります」

※この記事は2015年10月29日に公開されたものです

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