うらやましい! 世界で有給休暇の長い国が多いヨーロッパでのバカンス事情
9月のヨーロッパは、バカンスから帰った人たちが仕事や学校に戻って、“普通の生活”を始める時期です。バカンス明けの気怠い雰囲気に包まれながらも、「今年のバカンスは○○に行ったよ」という会話が至る所で飛び交うのが、この時期のヨーロッパ。バカンスは生きていく上で最も重要なイベントと言っても過言ではないほど、ヨーロッパ人にとってはバカンスが生活の一部になっているのです。
2010年の欧州委員会による調査によると、金融機関を除くヨーロッパの企業7分の1以上が観光業の企業であり、これら340万社は152億人の雇用を生み出しています。この数字からも、ヨーロッパにおけるバカンスが欧州の経済を支える上でも大切な役割を果たしていることがわかります。
そこで今回は、日本人の感覚とは全く違うヨーロッパのバカンス制度やヨーロッパ人にのバカンスの捉え方についてご紹介いたします。ヨーロッパ人にとってのバカンスとは一体どういうものでしょうか。
★世界で有給休暇の長い国はオーストリアとポルトガル
※この記事は2014年09月26日に公開されたものです