うらやましい! 世界で有給休暇の長い国が多いヨーロッパでのバカンス事情
ヨーロッパのバカンスの特徴といえば、やはり「有給休暇の長さ」ではないでしょうか。欧州連合加盟28カ国の労働の最低基準を規定する「労働時間指令」では、加盟国の年次有給休暇を最低20日間保障しています。
世界で有給休暇の長い国はオーストリアとポルトガルで35日間、次いでドイツとスペインが34日間、フランスとイタリアは31日間、ベルギーが30日間の有給休暇が法律で保障されています。
有給消化率もフランスが89%でトップ、スペイン77%、ドイツ75%、ベルギー74%であり、ヨーロッパ人の約70%が有給休暇を消費しています。
日本の場合は、労働基準法で年次有給休暇が最低10日間保障されています。しかし、世界各国の年次有給休暇の取得率と比較して、日本は取得率が並はずれて低く、ロイターと調査会社イプソスの調査によると「有給を使い切る国ランキング」で日本は最下位(33%)となっています。
※この記事は2014年09月26日に公開されたものです