「薄っぺらい人」とは？　特徴と改善方法を解説

自分のことを「薄っぺらい人間」だと感じて悩んでいませんか？

また、仕事で関わる人や恋人に対して「薄っぺらい人だな」と感じてしまったことがある人もいるかもしれません。

そもそも「薄っぺらい人」とはどんな人なのでしょうか。今回は、薄っぺらい人の特徴と改善方法を解説していきます。

薄っぺらい人とは？

そもそも、薄っぺらい人とはどんな人なのでしょうか。

例えば、以下のような人は「薄っぺらい」と思われてしまうかもしれません。

・自分の意思がない
・他人にごまをする
・意見を言わない

自分や他人に対して「薄っぺらいな～」と感じた経験がある人もいるかもしれません。

薄っぺらい人には、どのような特徴があるのでしょうか。

薄っぺらい人の特徴

さまざまな場面で、その人の人間性が垣間見られますよね。チラッと見えてしまった本性で、「この人、薄っぺらい！」と思ってしまった経験はありませんか？

今回は働く女性のみなさんが目撃した、「薄っぺらい人」の生態に迫りたいと思います。

（1）自分の意見がない

・「自分の意見がなく、ネット上の意見など、人から聞いた話しかできない人」（26歳／機械・精密機器／技術職）

・「上司の意見を自分の意見にする」（28歳／学校・教育関連／クリエイティブ職）

・「座右の銘が本の受け売り」（31歳／学校・教育関連／技術職）

・「弱い人に強気で立場の強い人にヘコヘコし、その場その場で言うことが変わる」（30歳／不動産／事務系専門職）

自分の意見は、身を持って体験したからこそ、他人の心に響くものですよね。

誰かの受け売りの発言しかできないと、「ふーん」で流しちゃう人が多いかも。

（2）人の目ばかり気にする

・「少しでもカッコよく思われたいと、外見ばかり気にしている人は中身がない」（31歳／建設・土木／事務系専門職）

・「人の目ばかり気にして、見栄を張っていたとき」（26歳／その他／その他）

「自分をよく見せる」のは決して悪いことではありません。

しかし、そこに中身が伴う、もしくは伴わせようとがんばっている姿をカッコいいと感じることが多いものですよね！

表面的なことばかり取り繕っている人は、かなりのイメージダウンのようです。

（3）責任をとらない

・「自分は何も悪くないことを主張する人」（30歳／建設・土木／事務系専門職）

・「自分は責任ない発言」（29歳／団体・公益法人・官公庁／事務系専門職）

・「自分が悪いのに、人にミスを指摘されると、逆ギレする人がいました」（32歳／その他／その他）

・「俺のせいになったらイヤだよ～と絶対自分から行動をしない人」（32歳／学校・教育関連／事務系専門職）

責任逃ればかりしている人は、薄っぺらいと思われてしまいます。

ミスをミスと認められなかったり、言い訳ばかりする人には、ドン引きしてしまいます。

（4）強がる

・「『俺、悪かったからさ』という発言。ダサいし、薄っぺらい」（30歳／学校・教育関連／専門職）

・「昔は悪かったという小さなネタをちょこちょこ出してくる人」（27歳／ホテル・旅行・アミューズメント／販売職・サービス系）

ワルだった、ヤンチャしてたことをアピールされても、うんざりしてしまうだけ。ちょい悪はモテると思っているんでしょうか。

（5）口ばかりで行動が伴わない

・「『いいっすよ～』と言いながら行動に移すのが遅い」（26歳／農林・水産／技術職）

・「なんでもすぐ適当に返事をして、後日、その返事を覚えていない人」（30歳／印刷・紙パルプ／秘書・アシスタント職）

・「『すぐ持ってきます』と言って2日くらい経っても持ってこない口だけの人」（31歳／自動車関連／事務系専門職）

・「酔うと大口をたたく後輩」（28歳／医薬品・化粧品／営業職）

口では調子のいいことを言うのに、まったく行動に移されない……。言ったことを実行してこそ評価につながります。

（6）「自分が一番」発言

・「『おれってさぁ、モテるじゃん……』に引いた」（32歳／金融・証券／事務系専門職）

・「自分ができないとみんなできないと思っている」（31歳／アパレル・繊維／事務系専門職）

・「自慢話ばかりする男性です。昔の事や小さな事など、どうでもよい自慢ばかりで薄っぺらいなと思いました」（31歳／ソフトウェア／事務系専門職）

自分が一番と、えらそうに上から目線の話し方ばかりされると、「薄っぺらい」と感じてしまいます。

薄っぺらい人の心理

薄っぺらい人には共通の特徴があることが分かりました。自慢話をしてしまったりつい強がってしまったりした経験がある人もいるのではないでしょうか。

薄っぺらい人にはどんな心理がひそんでいるのか、見ていきましょう。

（1）自信がない

薄っぺらい人は、基本的に自分に自信がない傾向にあります。

「自分の意見が受け入れられるわけがない」「自分の考えなんて役に立たない」と感じているため、自己主張が苦手なのかもしれません。

（2）自己肯定感が低い

自己肯定感とは、「自分は自分でOK」と思える感覚のこと。

この自己肯定感が低いと、「自分はここにいてもいい」「自分は大切な存在だ」と感じられないため、自己表現をできなくなってしまいます。

（3）嫌われるのが怖い

「人から嫌われたくない」という気持ちが強いので、他人に気を使いすぎてしまったり、本来の自分を隠してしまったりします。

誰からも嫌われずに生きるのは難しいもの。全員から好かれようと頑張りすぎるのはやめた方がいいかもしれません。

「薄っぺらい」を改善する方法は？

自分のことを「薄っぺらい人間なのでは」と思うのはつらいですよね。

薄っぺらい部分を改善するにはどんなことを心掛けたら良いのでしょうか。

（1）自分の気持ちを口に出す

例えば、何かをしてもらったり、贈られたりした時、「ありがとう！」と声に出して伝える。

芸術作品に触れて感動したら、「本当にすてきだった」「心が震えた」と言う。一人だったら、自分に聞こえる程度に呟く。

そうやってささいな感情を声に出していくことの積み重ねは、心と感情のシンクロにつながり、自分の意思を明確にするきっかけになります。

（2）否定されることを恐れない

薄っぺらい人間から脱却するには、ある程度「他人」を度外視する必要があるかもしれません。

「こんなことをしたら嫌われないだろうか」という不安を捨てて、自分が本当にやりたいことをやってみましょう。

（3）信頼できる人にありのままの自分を見せる

ありのままの自分を認め受け入れてもらう体験を積み重ねることで、本来の自分を出せるようになるかもしれません。

最初は怖いかもしれませんが、勇気を出して「弱いところがある自分」「情けない自分」など、今まで隠してきた自分をまわりの人に見せてみましょう。

見せる相手には、どんな自分を出しても受け入れてくれそうな信頼できる人を選ぶことがポイント。「不完全でも大丈夫なのだ」と感じられるまで続けてみましょう。

「薄っぺらい人」を脱して仕事や恋愛で成功をつかもう

今回の調査では、態度がえらそうだったり、中身が伴っていなかったり……さまざまな人に、薄っぺらいと感じることがあるとわかりました。

「薄っぺらい自分」を脱却すれば、仕事でも恋愛でも素の自分を見せられるようになります。

ありのままの自分を見せられるようになってくださいね。

（ファナティック）

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2014年8月にWebアンケート。有効回答数192件（22歳～34歳の働く女性）

※この記事は2014年08月15日に公開されたものです