耳掃除注意報発令! 耳かきで鼓膜をこすってしまっている人が意外と多い事実
――そうだったのですね。では、耳掃除をするときの注意点を教えてください。
「耳穴に触れないように耳かきや綿棒(以下「綿棒」で統一)を1.5cmほど入れて、耳の皮膚に綿棒をつけた状態で、引き抜きながらかきだすようにしてください。綿棒を入れるときから耳あかに触っていると、耳の奥に耳あかを押し込んでしまうこともあるので注意してください。
耳あかは、外から1~1.5cmくらいからしか出ませんので、それ以上奥に、耳かきを入れる必要はありません。耳掃除の頻度は、2週間に一度くらいでよいです」
――1~1.5cmですか。もっと奥に大きな耳あかが落ちているのを感じるときもあるのですが……。
「2センチくらい綿棒を挿入すると、『急に大きなガサガサ音がする』という方が少なからずいらっしゃいます。それを大抵の方は、『大きな耳あかがあるようだ』と思われているようです。しかし、それは『大きな耳あか』ではなく、鼓膜を直接触っている可能性が高いです。
※この記事は2013年09月03日に公開されたものです