SMBCモビットで借金…返済できないと取り立てヤバイの?返済のコツを紹介

           
             

テレビCMでお馴染みの方も多い「SMBCモビット」。Web完結で申し込みができ、手軽に借入できるため、利用者の多いカードローンのひとつです。

しかしその手軽さ故に、ついつい借りすぎてしまい、返済に困っている…という方もいるのではないでしょうか。

ここでは、SMBCモビットのカードローンを利用中で返済に困っている方に向けて、滞納したときの流れや対処法を取り上げます。

SMBCモビットの借金を債務整理したらどうなる?SMBCモビットの返済のコツは?といったさまざまな疑問にも応えます。

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SMBCモビットのカードローンとは?

SMBCモビットのカードローンの特徴は、

  • WEB完結で申し込みできる
  • 入会金無料・年会費永年無料
  • 審査時間は最短30分(簡易審査は10秒)
  • 当日融資OK(原則24時間、最短3分で振込可能)
  • 三井住友銀行のATMなら手数料無料
  • 公式アプリやスマホATM取引でも取引可能

などです。三井住友銀行の口座を持っていれば来店不要でWebのみで申し込みできたり、スマホで入出金できたりというポイントが非常に魅力的です。

利用者の条件は満20歳~74歳以下で、安定した収入のある方です。借入限度額は1万円~800万円、実質年率は3.0%~18.0%で、限度額内なら繰り返し借入できます。

注意したいのは、大手消費者金融のカードローンではよくある「無利息期間」がないことです。

借入した時点から利息が発生するため、返済プランをしっかりと立てた上で利用する必要があります。

SMBCモビットのカードローンは、無利息期間サービスがないにも関わらず多くの人に利用されています。Web完結でスピーディーに申し込みできるのは最大の魅力でしょう。

審査における在籍確認の電話も原則ありません。確認が必要とされた方のみ、同意を得た上で行われます。

返済が遅れるとどうなる?

返済予定日に間に合わず遅延してしまった場合、SMBCモビットはどのような対応をしてくるのでしょうか?滞納の初期段階から最終段階まで、順を追ってみていきましょう。

①督促の電話・督促状が届く

返済予定日を過ぎてしまうと、まず督促の電話がかかってきます。

滞納してから電話がかかってくるまでの日数は業者によってさまざまですが、SMBCモビットの場合、返済予定日の翌日か、遅くとも2日後には電話連絡があります。

このときの電話を無視するのは禁物です。放っておくと自宅や勤務先にも督促の電話がかかってきてしまいます。

電話に対応しなかった場合、数日以内に督促状が届きます。

②SMBCモビットカードを利用できなくなる

返済予定日の翌日~数日後にかけて、SMBCモビットカードの利用が停止されます。SMBCモビットカードで借入して滞納分を支払おうとしてもできません。

この時点での利用停止は一時的な措置で、解約されるわけではありません。滞納が解除されれば再びカードは使えるようになります。

③一括請求される

滞納から約2ヵ月過ぎると、内容証明郵便が届き、一括請求されます。このときには、通常の分割払いが認められなくなり、残債を全額一括払いするよう要求されます。

借金の残金だけでなく、遅延損害金も加算されるため、支払い額は膨らみます。SMBCモビットの遅延損害金は実質年率20.0%で、借入の年率より高く設定されています。

遅延損害金は返済予定日の翌日から発生し、滞納日数に応じて額が大きくなります。十分に注意しましょう。

滞納から2カ月を過ぎると、債権が第三者に譲渡され、「SMBC債権回収株式会社」から督促を受ける可能性もあります。法務省の認定を受けて営業している債権回収専門の会社なので怪しいことはありませんが、無視せず対応しましょう。

④ブラックリスト入り・強制解約

滞納から約3ヵ月を過ぎると、ブラックリスト(信用情報機関)に事故情報が登録されます。

ブラックリスト入りすると、クレジッドカードやローンの審査に通らなくなり、数年間は新たな借入ができなくなります。

ブラックリストに載るタイミングとほぼ同時に、SMBCモビットは強制解約となります。

強制解約されると滞納を解除されてもカードは使えないままです。ブラック顧客として登録され、再契約も不可能となってしまいます。

⑤連絡が取れない場合は訪問取り立て

SMBCモビットは自宅に直接取り立てに来る可能性は低いです。あるとすれば、電話が通じないなど、訪問以外の連絡の手段がなくなった場合です。

業者が家まで押しかけて来て暴力的な取り立てをされるのでは?と、取り立てに怖いイメージをお持ちの方も多いでしょう。

今の貸金業法では、暴力的・脅迫的な取り立てや早朝・深夜の取り立て、第三者への取り立てなどは厳しく制限されています。

悪質な取り立てはされませんが、法に則った取り立ては行われるため、厳しい口調で電話がかかってくる、郵便物が何度も送られてくるといった取り立ては続きます。

取り立ては精神的に大きな負担になります。ストップさせるには、後ほど説明する債務整理が有効です。

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⑥法的措置をとられる

督促の電話や一括請求を無視し続け、滞納を続けていると、SMBCモビットは裁判を起こしてきます。

一般的に法的措置がとられるのは、滞納から3ヶ月ほどですが、SMBCモビットは他の消費者金融に比べて早く、滞納から約2ヵ月で訴訟を起こされるケースもあります。

訴訟を起こされると、最終的に強制執行によって給料や財産を「差し押さえ」られます。残債と遅延損害金を一括請求され、裁判所から「支払督促」が届き、強制執行に至ります。

給料の差し押さえでは、毎月手取り額の4分の1(手取り額が44万円を超える場合は33万円を超えた全額)が差し押さえの対象となります。「〇月〇日に差し押さえます」という予告なしに行われます。

給料の差し押さえは、裁判所から勤務先に通知がいくため、上司や同僚にも必然的に知れ渡ってしまいます。差し押さえを理由に解雇されることはありませんが、周囲からの信頼を失ったり、昇進にも影響が出たりするでしょう。

さらに滞納が続くと、給料以外の財産までも差し押さえられてしまいます。

生活に最低限必要なものを除き、住宅、自動車、バイク、預貯金、生命保険など価値あるものが差し押さえられてしまいます。

このように、滞納期間が長引くにつれて状況は悪化していきます。早い段階で適切に対処することが大切です。

債務整理で借金を解決!

このままでは完済できそうにないと感じたら、早めに弁護士や司法書士など法律の専門家に相談し、債務整理をするのが良い方法です。

債務整理は、借金を整理し、合法的に減額や免除を行う手続きの総称です。主に、任意整理・個人再生・自己破産の3つの方法に加え、過払い金返還請求があります。

それぞれの手続きの流れを紹介します。

方法① 「任意整理」で将来利息をカット

任意整理は、裁判所を通さず弁護士や司法書士が債権者と直接交渉することで、借金を減額する手続きです。

元本は減額できませんが、将来利息や遅延損害金を減額し、3~5年に分割して返済してきます。

任意整理の手続きは以下のような流れで行われます。

  • 専門家に相談・依頼
  • 受任通知をSMBCモビットに送付
  • 引き直し計算・債務額確定
  • 過払い金調査(あれば過払い金返還請求)
  • SMBCモビットへ和解案を提示
  • 応じてくれれば完了

任意整理を依頼すると、弁護士や司法書士が代理人となり、SMBCモビットに受任通知を送付します。

受任通知受け取り後の取り立ては法律で禁じられています。他の債務整理も同様で、取り立てはすぐにストップします。

受任通知が送付されると、SMBCモビットは債務者の債権届と取引履歴を送ってきます。それをもとに、正しい利息で計算し直す「引き直し計算」が行われ、正確な債務額が確定します。

利息や遅延損害金を免除した額を分割払いするという旨の和解案をSMBCモビットに提示し、SMBCモビットが応じれば、和解契約が結ばれます。これによって任意整理は完了となります。

任意整理はデメリットが少なく、生活への影響も少ないため、債務整理の中で最も利用者の多い手続きです。専門家に任せれば、手続きにもさほど時間はかかりません。

任意整理のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット 借金を減額できるため完済まで早くなる
手続きが簡単
債権者を選んで整理できる
デメリット 約5年間ブラックリスト入り
個人再生や自己破産に比べて減額効果は低い

過払い金請求できる可能性は非常に低い

任意整理の引き直し計算の際に、過払い金が見つかれば、過払い金返還請求が行われます。

過払い金は、過去の利息制限法と出資法での上限利息の差によって生じていた、違法とも合法ともいえない金利帯「グレーゾーン金利」が原因で発生します。一昔前は、ほとんどの消費者金融がグレーゾーン金利で貸付を行っていました。

しかし、SMBCモビットで過払い金が発生している可能性は極めて低いです。

SMBCモビットは、設立当初から低金利設定の消費者金融として営業しており、グレーゾーン金利での貸付を行っていないためです。

方法② 「個人再生」で借金を約5分の1に圧縮

個人再生(民事再生)は、裁判所に返済が困難なことを認めてもらい、借金を約5分の1に圧縮する手続きです。

任意整理と違って裁判所を通すため法的強制力が大きく、元本も減額できるため、返済の負担は大幅に軽くなります。減額された借金を、3年(事情がある場合は5年)かけて分割で返済していきます。

個人再生の利用条件は、安定した収入があり、借金の総額が5,000万円以下の方です。

個人再生の手続きは以下のような流れで行われます。

  • 専門家に相談・依頼
  • 受任通知をSMBCモビットに送付
  • 引き直し計算・債務額確定
  • 個人再生申し立ての準備・提出
  • 個人再生手続きの開始決定
  • 再生計画案を作成
  • 再生計画を履行(完了)

任意整理と同様に正確な債務額を確定し、その後、必要な書類を集めて個人再生申し立てを行います。裁判が開始すると再生計画案を作成し、認可されれば再生計画を計画通り履行していき、完了となります。

個人再生は、裁判所を通す必要があるため、書類の準備が複雑です。申し立てまでに多くの手間や時間を要し、準備だけで最短でも1ヶ月はかかります。

個人再生のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット 借金を約5分の1にできるため、返済が楽になる
住宅や車などの財産は守れる
債権者を選んで整理できる
デメリット 約5~10年間ブラックリスト入り
手続きに時間がかかる
安定した収入がないと利用できない
官報に住所と氏名が掲載される

方法③ 自己破産で借金を帳消しに

自己破産は、裁判所に返済不可能であることを認めてもらい、借金を全額免除してもらう手続きです。

借金の支払い義務がなくなるという大きなメリットがある代わりに、財産を処分されるというデメリットがあります。

自己破産の手続きは以下のような流れで行われます。

  • 専門家に相談・依頼
  • 受任通知をSMBCモビットに送付
  • 引き直し計算・債務額確定
  • 破産申し立ての準備・提出
  • 自己破産手続きの開始決定・破産審尋
  • 同時廃止か管財事件か
  • 免責許可決定(完了)

個人再生と同様に、必要な書類を準備し、破産手続きの申し立てを行います。手続きが開始すると、担当裁判官との面接「破産審尋」があり、自己破産に至った経緯や、財産・借金の額などについて問われます。

詳しい調査が必要ないと判断されれば、その場で自己破産が認められる「同時廃止」となります。一方、調査が必要と判断された場合は「管財事件」となります。

同時廃止事件の場合は素早く手続きが進行し、費用も少額で済みますが、管財事件となった場合は、調査や手続きにかなりの時間がかかり、多額の費用もかかります。

自己破産のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット 借金を0にできる
最低限の財産は手元に残せる
差し押さえは回避できる
デメリット 約5~10年間ブラックリスト入り
住居や車などの財産を処分される
管財事件になってしまった場合、手続きに時間がかかる
職業制限がある(士業や警備員など)
官報に住所と氏名が掲載される
個人再生や自己破産のように裁判所を介す手続きでは、申し立てをすれば終わりというわけではなく、完了までに半年~1年と、長い時間を要することも珍しくありません。

SMBCモビットの借金返済のコツは?

SMBCモビットの借金を滞納すると、今後SMBCグループでの借入はできなくなる可能性が高いです。(社内ブラックに載る可能性大のため)

社内ブラックはブラックリストとは別物で、その会社の中で情報が残ることです。載る期間は金融機関によって異なりますが、永久的に残る可能性もあります。

事故情報は共有されるため、債務整理を行った事実や滞納した経歴があると、カードローン以外のローンの審査にも通らなくなります。

滞納が3ヵ月以上または61日以上続くと、金融事故として登録されます。最低5年間は住宅ローン、マイカーローン、教育ローンなど、さまざまローンの利用ができなくなります。

SMBCモビットの借金を滞納しそうな方、既に滞納してしまった方、滞納を防ぐための対策を紹介します。

滞納しそうになった場合は前もって相談を

返済予定日に返済が無理そう…という場合は、督促の電話がかかってくる前に、前もって自分からSMBCモビットコールセンターに電話をしましょう。

「〇〇の理由で返済が遅れます」と返済できない理由や返済意思があることを伝え、「〇〇日までに支払います」と日にちを伝えれば、その期日までは督促の電話はかかってきません。

電話以外にも、SMBCモビット公式スマホアプリや会員専用サービス「Myモビ」から支払予定日を変更できるサービスもあります。

一時的な資金不足によって返済できず、その後は計画通り返済できる場合は、約定返済日を変更する方法が有効です。

既に滞納してしまった場合は債務整理を

既に滞納してしまい、今後の返済が困難な場合は、債務整理が有効な手段となります。一括請求や裁判所からの連絡が来た、多重債務に陥っているという場合は、すぐに債務整理に踏み切りましょう。

返済が自転車操業になっている場合も危険です。利息は借入額が少ないほど高くなる傾向にあり、毎月の返済のために他の業者から少額の借金を続けていると、徐々に利息が増え、元金が減らない借金地獄に陥ってしまうケースもあります。

滞納しないための対策は?

SMBCモビットの借金を滞納せず、計画的に返済していくには、どのような対策を講じればよいのでしょうか?効果的な対策は以下の5つです。

  • 口座振替にしておく
  • 毎月の返済額を増やし、利息を抑える
  • 余裕がある月に追加返済する
  • 返済期日案内メールを利用する
  • 事前相談で返済額を減額してもらう

それぞれを詳しく見ていきましょう。

①口座振替にしておく
SMBCモビットの返済には口座振替を利用できます。返済を忘れる心配がなくなり、遅延を防げます。口座振替なら手数料は無料で手間もかかりません。
②毎月の返済額を増やし、利息を抑える
利息を抑えるコツは、短期間で返済することです。返済期間が長くなるほど利息は増えていくため、月々の返済額を可能な範囲で増やしましょう。SMBCモビットコールセンターに電話すれば簡単に返済額を変更できます。
③余裕がある月に追加返済する
SMBCモビットの追加返済には銀行振込と提携ATMの2つの方法があります。銀行振込なら1円単位で、ATMなら1,000円単位で入金でき、タイミングはいつでもOKです。

追加返済はSMBCモビットに事前連絡することなく行えるため、給料が多かった月など少しでも余裕があるときにぜひ利用しましょう。

④返済期日案内メールを利用する
SMBCモビットには返済期日をメールで知らせてくれるサービスがあります。期日が近くなったらメールが送られてくるため、延滞防止に役立ちます。
⑤事前相談で返済額を減額してもらう
SMBCモビットでは、事前に相談すれば1回分の返済を減額できます。返済できない理由を説明すれば、その月だけ利息だけの返済でOKになることもあります。

何度も使える方法ではなく、翌月は必ず返済しないといけませんが、利息だけでも返済すれば延滞したことにはならないので安心です。

法律事務所の無料相談を利用しよう

借金の悩みは人には言いづらいですが、返済に困ったら自力で解決しようとせず、できるだけ早く弁護士や司法書士などの専門家に相談することが解決への近道です。

法律事務所や司法書士事務所では、借金に関する相談を無料で行っているところが多くあります。気軽に利用しましょう。

自分だけの判断ではさらに借金を増やしてしまったり、闇金に手を出してしまったり、誤った判断をしてしまうこともあります。

深刻な状態になる前に、専門家に客観的なアドバイスをもらい、自分に合った債務整理で借金問題の解決を図りましょう。
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