「一口で味わえるサンドイッチは、まさに最高に楽しいお酒の『アテ』」と語る、料理家の坂田阿希子氏が考え抜いた、お酒にあうサンドイッチ。1日の疲れを癒やすような時間をサンドイッチをお酒とともに。
坂田氏のレシピをまとめた書籍『サンドイッチ・バー』(東京書籍)から、今晩食べたい一品を紹介します。ウイスキーをちょっと一杯飲みながら楽しみたいカクテルサンドイッチや、お気に入りのお酒をさらに贅沢に味わえるボリュームサンドイッチなどをラインナップ。
今回は「からすみバターと焼き海苔サンドイッチ」です。
からすみバターと焼き海苔サンドイッチ
材料(2組分)
- からすみバター
- からすみ(すりおろす):15g
- バター(食塩不使用。室温に戻す):50g
- 食パン(12枚切り・グラハム):4枚
- 焼き海苔:1/2枚
作り方
(1) からすみバターを作る。からすみとバターを混ぜ合わせる。
(2) 海苔は半分に切り、さらに半分に切る。
(3) パンは2枚1組にし、片面にからすみバターをぬり、1枚に海苔をのせ(a)、もう1枚でサンドする。
(4) 軽く手で押さえてなじませ、耳を切り落として切り分ける。
『サンドイッチ・バー』(坂田阿希子 著/東京書籍 刊)
お酒に合わせて、サンドイッチだからこそできる「仕掛け」がある。 それを考えるのがたまらなく好きだ。
サンドイッチを作るとき、わたしはいつも気持ちのいい緊張感に包まれる。 食べたときの食感や味の構造、アクセントになるような風味や香り。そしてなんといってもストンと切り分けたときの切り口の凛とした佇まいを考える。とにかく丹精込めて作るのだ。 サンドイッチこそ、緻密な構造で作るべき料理ではないかと考えている。だからこそ、とっておきのお酒に合わせて、ゆったりとした大切な夜の時間に合わせて作ってみてはどうだろうか。一日の疲れを癒すような時間に、小さく切り分けたサンドイッチをつまむ。そんな時間にぴったり合うようなサンドイッチの本をいつか作りたいとずっと思っていた。 ――はじめに より
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