三井住友信託銀行の「三井住友トラスト・資産のミライ研究所」は3月31日、「住宅ローン事情」に関するアンケートの結果を発表した。同調査は1月、全国の20~69歳の男女1万1,327人を対象に、インターネットで実施した。
持ち家購入時の住宅ローンの利用有無について尋ねたところ、全年代の32.1%が「利用している(返済中)」、46.3%が「利用していた(返済完了)」と回答した。合わせると、住宅ローン利用経験者は78.5%となった。
住宅ローン利用経験者の借入形態について尋ねると、全年代では単独ローンが71.4%、ペアローンが9.4%だった。年代別に見ると、20歳代、30歳代はいずれもペアローン比率が20.6%と他の年代と比較して高く、全年代のおよそ2倍の水準だった。
単独ローン、ペアローンそれぞれの借入金額について尋ねた。単独ローンの場合、全年代で最も多いのが「2,000万円以上~3,000万円未満」(32.5%)で、次いで「1,000万円以上~2,000万円未満」(30.8%)となり、中央値はおよそ2,341万円だった。
ペアローンの場合、全年代で最も多いのは「2,000万円以上~3,000万円未満」(21.3%)、次いで「3,000万円以上~4,000万円未満」(21.1%)だった。借入金額の中央値はおよそ3,419万円となっている。