2024年12月、「日本の伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。海外で日本酒に対する注目がさらに高まっている中、今回はアメリカやイギリス、シンガポールで評価が高く、日本でも購入可能な話題の日本酒を3種ご紹介します。
米国から逆輸入! 低アルコールスパークリング SAKE
まずは米国・カリフォルニア州で昨年発売されて、約1年足らずでニューヨーク州、イリノイ州にも展開されている人気のスパークリングSAKE「SummerFall<CLASSIC BUBBLES>」(サマーフォール クラシック バブルズ)。2025年1月からは日本とアジアでも販売されることになり、逆輸入の日本酒として今、国内のさまざまなメディアなどでも取り上げられ話題沸騰中です。
缶タイプ(税別398円)で250mlと少量なので、気軽に試すことができます。アルコール度数11%と比較的飲みやすいスパークリング日本酒は、乾杯にもおすすめ。ワイン酵母を使用し、乳酸無添加の白麹酛(しろこうじもと)を使って醸すので、自然で爽やかな酸味が際立ち、様々な料理と相性抜群です。
米国では感度の高い若い世代から評判を集めており、ピザやパスタ、ハンバーガーなど和食以外の料理とも気軽に楽しまれているようです。
商品を開発したのは、「日本酒を世界酒へ」をビジョンに掲げるWAKAZE。同社・代表取締役の稲川琢磨氏は次のように話します。
「アメリカではワインでもソジュでもない新しいポジショニングで販売拡大しており、現在、地元の飲食店など約300店舗で販売され、高級スーパーErewhon(エレウォン)などでも展開しています。2025年中にアメリカ国内では1000店舗への導入を目指します。TikTokは累計3億回超再生され、急激に認知を広めています」。
日本では都内を中心に、紀ノ国屋、イオンリカー、信濃屋、東急百貨店をはじめ、一部コンビニエンスストアでも販売されています。