マイナビニュースマイナビ マイナビニュースマイナビ
Index square
( Car )

トヨタ「センチュリー」をトムスがカスタム! 品格と走りは両立可能?

MAR. 01, 2025 11:30
Text : 森藤幸士
Share

トヨタ自動車の最高級車「センチュリー」にスポーツカーのイメージが強いトムス(TOM'S)がカスタムを施すと、どんな仕上がりになるのでしょうか? ラグジュアリーとスポーティネスははたして、1台のクルマに同居できるものなのか! 実物を見てきました。

  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車

    トムス初のショールーム「トムス 東京 ショールーム」で「センチュリー」を発見! トムスのカスタムとの相性は?

トムスが生み出す新たなセンチュリー像

トヨタのフラッグシップモデルとして知られる「センチュリー」は、国内ではVIPを乗せる「ショーファーカー」としてのイメージが強いです。しかしトムスは、このラグジュアリーサルーンをあえて“ドライバーズカー”に仕立て上げることで、運転を楽しむための1台へと進化させています。こちらのカスタム・センチュリーではエクステリアとインテリアの変更を通じてスポーティーさと上品さを両立し、新たな魅力を追求しています。

  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • 上品さとスポーティーさは両立可能?

エクステリアには「品格を崩さない」スポーティーアレンジを施しました。

まず目を引くのは、リアに突き出したマフラーです。標準仕様のセンチュリーではエンドパイプがあえて目立たない形でまとめられていますが、トムスによるカスタマイズでは、明確にマフラーをアピールすることでスポーティーなイメージを強調しています。

  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • あえてマフラーに存在感を与えることで、ドライバーズカーとしてのスポーティーな側面を際立たせています

フロントバンパーやサイドスカートといったエアロパーツは、フルバンパータイプで純正のデザインを大きく崩さないシンプルな形状を採用しています。こうした手法により、本来のセンチュリーがもつ上品さや威厳を損なわずにカスタムを施している点が大きな魅力といえます。

  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車

    純正のデザインを大きく崩さない配慮も随所に見て取れます

ホイールは「F1」への供給実績を持つBBS製を装着。高級サルーンには珍しくレーシーな雰囲気が加わり、まさに「ドライバーズカー」としてのコンセプトを足元から演出しているのです。センチュリーならではの重厚感とスポーティーさの融合が見事に表現されており、従来のイメージとはひと味違った走りへの期待感をかき立てます。

  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車

    「センチュリー」ならではの伸びやかなシルエットと引き締まった足元の対比はいかがでしょうか?

  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • ホイールはBBSを採用

インテリアはホワイト基調で上質に

「ドライバーを中心に考えた空間づくり」をコンセプトとする内装は、オリジナルからさらにグレードアップしています。大きな変更点のひとつはシートで、トムスが独自に製作したホワイト基調のデザインを施しました。ショーファーカーとしてリアシートの快適性が重視されるセンチュリーですが、あえてドライビングシートにもこだわることで、運転する楽しさと所有する歓びの両方を満たす構成となっています。

  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • トヨタ「センチュリー」のカスタム車
  • ホワイトのシートが上質感を引き立てます

こちらのクルマは「東京オートサロン」に展示されたこともありますが、その際にはブラックのストライプが入っていた部分をホワイトに変更するなど、細部にわたりラグジュアリー感を追求しています。過度な装飾は控えつつも、質感と明るさを高めることにより、ゆったりとした高級車の雰囲気をより一層際立たせているのです。素材選びや配色の工夫が、単なる“高級感”だけではなく、センチュリーらしい品格も兼ね備えた空間を生み出しています。

“走り”を求めるオーナーに贈る特別な選択肢

このカスタム・センチュリーは、トムスが提示する新たな方向性を体現するモデルといえます。従来、センチュリーはリアシートの乗り心地に焦点が置かれてきましたが、トムスはあえてドライバーズシートを重視し、“走る楽しさ”を前面に押し出しているのです。高級車としての格式を損なわないようバランスをとりながらも、マフラーやエアロ、そしてBBSホイールなどでモータースポーツのエッセンスを注入した点は非常にユニークだといえます。

運転を趣味として楽しむオーナーにとって、このスポーティーなセンチュリーは新鮮な驚きと魅力にあふれています。ゆったりとした最高級サルーンだからこそ実現できるラグジュアリー感とレース由来の技術がもたらす走行性能の共存が、この1台に凝縮されているのです。フラッグシップたる風格を保ちながら、まさに「特別なドライビング体験」を提供する新しいセンチュリー像は、今後のカスタムシーンにおいても注目を集め続けるでしょう。


Share

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

  • Pick Up
    Iapp
    PR
    未経験でも年収1,000万以上! 日本住宅ローンが“おもてなし採用”で求める人材とは?
    • PR
      Index.large
      【PR】黒一色で引き締まる洗練のスタイル - 超軽量ノートPC「FMV Zero」
    Weekly Ranking
    • 1

      Large
      古き良き国産セダンを発見! 少しヨーロッパ風? 車名と作ったメーカーは
    • 2

      Large
      ほぼ電気自動車? トヨタ新型「RAV4」のPHEVはフル充電で150km走行可能
    • 3

      Large
      クーペとワゴンの二刀流! 日産の変わり種「エクサ」に22歳が乗る理由
    • 4

      Large
      古いクルマの税金は本当に高い? 旧車ユーザーからの最新実態報告
    • 5

      Large
      グッドデザインは時空を超える - DMC「デロリアン」