日本クレジットカウンセリング協会は無料で任意整理できる?条件や口コミ、評判は?

債務整理 2024.04.18
日本クレジットカウンセリング協会は無料で任意整理できる?条件や口コミ、評判は?

便利で手軽なクレジットカード!でもその便利さ故に、知らない間に返済額が膨らんでしまって借金地獄に陥ってしまったと悩んでいませんか?

また、借金返済が厳しくなってきているなど、「お金に関するお悩み」を抱えている方は、決して少なくありません。

身近な人にこそ相談しづらいお金の悩みですが、「日本クレジットカウンセリング協会」という相談先が借金返済に悩む人のために用意されていることをご存知ですか?

無料のカウンセリングを受ける必要がありますが、そのカウンセリングでで任意整理をすることにとなった場合、弁護士費用が不要!!お金がなくて辛いと悩んでいる方にとって大変心強い味方です。

日本クレジットカウンセリング協会の特徴や相談するメリット、利用条件、カウンセリングから任意整理の流れ、協会利用者の解決事例などを紹介します。

相談前に、無料の借金減額診断で、自分の借金が減額できるかを調べておくとスムーズですよ!

「日本クレジットカウンセリング協会」この記事で分かるポイント
  • 日本クレジットカウンセリング協会のカウンセリングとは?
  • 日本クレジットカウンセリング協会は任意整理が無料って本当?
  • 日本クレジットカウンセリング協会の評判、利用者の声は?
  • 日本クレジットカウンセリング協会を利用するにはデメリットはあるの?
一人で悩んでいませんか?
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日本クレジットカウンセリング協会とは?

日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)は、クレジットや消費者ローンを利用して多重債務に陥った方々に対して、公正・中立な立場でカウンセリングを行う公益財団法人です。

協会がカウンセリングを行っているのは、消費者信用取引額が急激に上昇する中で、消費者保護の立場を明らかにするためです。

消費者団体、日本弁護士連合会、学識経験者等及び消費者信用関連業界の方々で構成されていて、全国各地に相談室を設けています。

日本クレジットカウンセリング協会では、以下のようなサービスを無料で提供しています。

  • 電話相談受付(多重債務ほっとライン)
  • 弁護士及びアドバイザーによるカウンセリング
  • 家計再建に向けたアドバイスやサポート
  • 任意整理
  • 適切な機関の紹介(※任意整理以外の債務整理が適当と思われる場合)

日本クレジットカウンセリング協会が提供するサービスは、多重債務ほっとラインでの「電話相談」からスタートします。

【多重債務ほっとライン】
電話番号 0570-031640
相談時間 月~金 午前10:00~12:40 午後:2:00~4:40
(12/28~1/4と祝祭日等を除く)

※公衆電話をのぞき、全国どこからでも市内料金での通話が可能

日本クレジットカウンセリング協会は、内閣府の認定を受けた公益財団法人であり、無料で相談等のサービスを受けられます。また、秘密厳守で対応してもらえるので、ぜひ気軽に相談してみてください。

【多重債務ほっとライン】相談の流れ

日本クレジットカウンセリング協会への相談は、多重債務ほっとラインに電話するところからスタートします。

安心して利用するため、まずはその流れについてチェックしてみましょう。

多重債務ほっとラインに電話する
 ↓
状況を伝える → 【問題解決】相談終了  
 ↓
カウンセリングの申し込み
 ↓
弁護士及びアドバイザーからの助言 →【問題解決】相談終了
 ↓
任意整理(無料)
 ↓
完済 →【問題解決】相談終了

多重債務ほっとラインは、誰でも気軽にお金の悩みを相談できる場所です。

電話相談で解決策が提示されたり、具体的なアドバイスを聞けた場合は、この段階で問題解決できる可能性も!

解決できなければ、カウンセリング(面談)の予約を取ります。

カウンセリングは対面で受けるもので、電話相談よりも詳しい相談・アドバイスが可能です。

必要があれば、カウンセリング結果をもとに任意整理へ進んでいきます。

任意整理とは、借金を整理するための債務整理の方法の一つです。将来利息をカットし、月々の返済額を減らせる手続きです。

「任意整理では借金を整理しきれない」という場合には、自己破産や個人再生の手続きをサポートしてくれる専門機関を紹介してもらえます。

カウンセリング(面談)の内容や受けるための条件とは?

多重債務ほっとラインの電話相談は、誰でも利用できます。

一方で、弁護士及びアドバイザーと対面で相談するカウンセリング(面談)は、以下の条件を満たしていなければ利用できません。

【債務について】
  • 消費者信用の利用で生じた
  • 消費生活上に必要で生じた
  • 弁済意思がある
  • 減額、弁済条件緩和で弁済できる可能性がある
  • 本人がカウンセリングセンターや相談室に来所できる

消費者信用とは、「消費者の信用に基づいた契約」を指す言葉です。クレジットカードなどで後払いする「販売信用」と、消費者金融などでお金を借りる「消費者金融」の2種類があります。

つまり日本クレジットカウンセリング協会でカウンセリングを受けられるのは、カード支払いや消費者金融での借金が原因で生活に困っているものの、きちんと弁済したい意思がある人です。

任意整理によって借金問題を解決できる可能性がある方に向けて、提供されている相談の場がカウンセリング(面談)と捉えて良いでしょう。

ちなみに、カウンセリングの対象になるかどうかを、ご自身で判断する必要はありません。多重債務ほっとラインにて現状を伝えれば、相手の方で判断してもらえます。

電話相談もカウンセリングも無料で利用できるサービスですから、「返済の意思はあるが、任意整理で生活が楽になるかわからない…」という場合の相談先としても、気軽に活用してみてください。

日本クレジットカウンセリング協会なら無料で「任意整理」が可能!

先ほどもお伝えしたとおり、日本クレジットカウンセリング協会が提供するサービスは、すべて無料で利用できます。

協会を通じて任意整理を行えば、無料で借金を整理できるのです。

そもそも任意整理とは?
債権者と債務者が裁判所を通さず直接交渉することで、借金の返済金額や返済期間を調整する手続き。一般的には、将来利息をカットした上で、交渉で決まったスケジュールに沿って、完済を目指すケースが多い。

借金完済を目指すためには、元金にプラスして利息を支払わなければいけません。元金が多ければ利息も増え、「返済しても元金が減らない」という状況にもなりかねないでしょう。

元金が減らなければ返済期間はずるずると伸びて、総返済額がどんどん膨らむ悪循環に陥ってしまいます。

任意整理で将来利息をカットできれば、元金分を着実に減らしていけます。安定収入としっかりとした返済意思があれば、数年かけて完済を目指せるでしょう。

任意整理の手続きは、弁護士に依頼するケースが一般的です。自力での手続きも可能なのですが、以下のようなデメリットが発生しがちです…。

【任意整理を自力で進めるデメリット】
  • 任意整理の交渉を申し出ても、金融業者側から相手にしてもらえない
  • 交渉には応じてもらえたものの、目指す結果を得られなかった
  • 業者側からの連絡が遅く、手続きがなかなか進まない

債務者が任意整理の申し出をしたところで、債権者側は、必ずそれに応じなければならないわけではありません。交渉に応じるかどうかは、あくまでも相手側の「任意」です。

交渉結果についても、「こうしなければならない」というルールは存在しません。法律知識を有しないまま臨んでも、厳しい結果に終わってしまう可能性もあるでしょう。

一方で、最初から弁護士が交渉の場に出た場合、非常にスピーディーに話が展開していく可能性が高いです。

また過去の返済で過払い金が発生している場合には、引き直し計算によって取り戻せる可能性も。借金問題をスピーディーに解決できるでしょう。

本当に無料で利用できるのか?

任意整理を弁護士に依頼するメリットは多いものの、「弁護士に支払う報酬が気になって依頼できない…」と感じる方もいるのではないでしょうか?

任意整理を弁護士に依頼した場合、以下のような費用が発生してきます。

  • 相談料
  • 着手金
  • 解決報酬金
  • 減額報酬金

金額の目安は、1社あたり5万円~10万円が相場です。

 一方で、日本クレジットカウンセリング協会への相談を通じて任意整理を行った場合、これらの費用は一切かかりません。複数社に対して任意整理を行う場合、数十万円の費用を浮かせられる可能性もあるのです。

日本クレジットカウンセリング協会の無料サービスを利用した場合でも、任意整理の手続きそのものに違いはありません。

最初から任意整理を検討して弁護士に相談するなら、日本クレジットカウンセリング協会の相談・カウンセリングを活用すると良いでしょう。

ただ、自分の借金がそもそも「任意整理ができる」「任意整理に向いている」とは限りません。他の債務整理(自己破産や、個人再生)の方が合っていたり、そもそも任意整理の条件外という場合もあります。

自分の借金に的した「借金減額方法」を知るために借金減額シミュレーターで「借金がどういった方法でいくら減らせるのか?」を調べておくと良いですよ!

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自己破産や個人再生も無料で依頼できる?

債務整理には、任意整理以外にも、自己破産や個人再生といった手続きがあります。借金の状況によっては、これらを選択した方が良いケースもあるでしょう。

「借金額が非常に多い」「安定した収入がない」といった場合には、将来利息のカットだけでは対策が不十分である可能性も。借金を整理しても返済できないと思われる場合、借金そのものを減らす個人再生や自己破産が必要です。

ただし残念ながら、日本クレジットカウンセリング協会では、自己破産や個人再生にかかる弁護士費用が無料になることはありません。

電話相談、もしくはカウンセリングの段階で対応できる弁護士事務所を紹介されるので、あらためてそちらに相談の上、各種費用を支払うことになるでしょう。

個人再生や自己破産に対応できる弁護士事務所の紹介を受けた時点で、日本クレジットカウンセリング協会によるサポートは終了する仕組みになっています。

ギャンブルが原因でも相談可能?

ギャンブルが原因で借金してしまったという場合も、日本クレジットカウンセリング協会の多重債務ほっとラインやカウンセリングの利用は可能です。

必要に応じて、家計診断や借金問題の解決法、ギャンブル依存症の相談先などをアドバイスしてもらえるでしょう。これから先、どう生活を立て直していくか、相談によって指針が見えてくるはずです。

任意整理はギャンブルが原因の借金にも対応できるので、カウンセリングから任意整理を検討することになっても、借金の理由は問題になりません。まずは一度相談してみてください。

日本クレジットカウンセリング協会の評判は?相談事例3つ

日本クレジットカウンセリング協会は、「借金に関する相談を無料で受け付けてくれる公益組織」として、評判の良い組織です。

3つの相談事例から、相談時の雰囲気や相談後の流れについて探ってみましょう。

事例①ギャンブル依存症からの脱却と生活の立て直し

年金暮らしの20代男性は、ギャンブルへの依存から、借金生活を送るようになりました。収入20万円のうち、返済額が月10万円を超えるように。新たな借り入れも不可能になってしまいました。

父親の助言により日本クレジットカウンセリング協会へと相談したところ、借金の総額は600万円を超えていることが発覚。債務整理の手続きを取ることが決まりました。

両親の協力のもとで生活を立て直し、約4カ月をかけて業者6社と分割和解に成功。ギャンブル依存も問題を解決するため、自助グループや専門病院の紹介も行い、定期的なカウンセリングが実施されています。

事例②失業中の借金を引き直し計算で減額へ

支店の閉鎖や震災の影響により、職を失ってしまった30代女性。契約社員などで勤め先を得ていたものの、4社相手に150万円あまりの借金を抱えてしまいました。

日本クレジットカウンセリング協会へ相談したところ、介入が決定。引き直し計算の結果、取引期間の長い1社については、借金の半減に成功しました。

その他の会社についても、それぞれ一括返済・分割返済と話をまとめられ、返済プランにめどがたちました。

その後は実家からも距離が近く、長く働ける仕事を見つけ、再就職に成功しました。

事例③夫婦共に借金生活

30代で共にアルバイトをしている30代夫婦は、消費者金融からの借り入れに税金等の滞納、奨学金の滞納など、お金の問題を多く抱えていました。

妻の体調不良がきっかけで収入が減少。借金返済が負担になり、夫婦間のケンカが増えてしまったことから、日本クレジットカウンセリング協会への相談を決めました。

協会の介入によって、徹底的な家計カウンセリングを実施。レシート持参の上で、家計簿への記帳指導が行われた結果、家計状況が改善しました。

債務整理の結果、1社については一括払い、2社については月2万円程度の分割払いが可能に。お金のことで喧嘩する機会も減ったようです。

日本クレジットカウンセリング協会に相談するデメリット3つ

日本クレジットカウンセリング協会への相談には、デメリットもあります。

以下の3つのポイントを頭に入れておきましょう。

1.多重債務ほっとラインには通話料が発生する

日本クレジットカウンセリング協会への相談窓口は、多重債務ほっとラインです。サービスそのものは無料で利用できますが、通話料は相談者負担です。

3分10円ほどとはいえ、相談時間が長引けば長引く程、負担は増えてしまいます。

相談時には、考慮しましょう。

2.カウンセリングを受けるには本人のセンター来所が必要

多重債務ほっとラインでの相談から、カウンセリングが必要と判断された場合、本人がセンター・相談室へ来所の上で、直接相談する必要があります。

全国のセンター・相談室の一覧は以下のとおりです。

  • 仙台相談室
  • 福島相談室
  • 新潟相談室
  • 前橋相談室
  • さいたま相談室
  • 東京センター
  • 横浜相談室
  • 長野相談室
  • 静岡相談室
  • 金沢相談室
  • 岐阜相談室
  • 名古屋相談室
  • 三重相談室
  • 大阪センター
  • 広島相談室
  • 高松相談室
  • 松山相談室
  • 福岡相談室
  • 熊本相談室
  • 宮崎相談室

お住まいの地域によっては、近くに相談室がないこともあるでしょう。交通費負担が大きくなってしまう場合、カウンセリングそのものは無料でも、メリットは少なくなってしまいます。

また上で挙げた相談室の中にも、令和2年4月1日以降、当面の間、新規カウンセリングの受付を停止しているところもあります。事前確認の上で、計画してみてください。

カウンセリングは原則本人の来所が必要ですが、身体が不自由な場合は配慮されます。診断書や委任状があれば、例外的に代理人からの相談も受け付けてもらえるので、ぜひこちらも相談してみてください。

3.ひとつひとつの手順を踏む必要がある

日本クレジットカウンセリング協会に相談するメリットとして、もっとも大きいのが「任意整理を無料でできる」という点です。

しかし、街中の弁護士事務所のように、「依頼したいからWEB上からポチ!」というわけにはいかないので注意しましょう。

カウンセリングを受けるためにはまず電話相談をする必要がありますし、カウンセリングまでには、指定された以下の書類を準備しなければいけません。書類は郵送されてきます。

  • 申込書
  • 貸金業者名や現在の債務額
  • 借入日や借金理由
  • 現在の収入と支出状況
  • 住宅ローンや生命保険の有無
  • 滞納状況

面倒に思っても、これらのステップを飛ばすことはできません。少し時間や手間が増える点も、デメリットと言えるでしょう。

もしも「一刻も早く取り立てをストップさせたい!」などスピード重視という場合は、借金問題の無料相談ができる弁護士事務所や司法書士事務所に相談する方が「早い」可能性があります。

相談無料(何度でも相談無料もある)の事務所も多いので、すぐに相談してみることをおすすめします。

弁護士事務所や司法書士事務所へ相談する場合も、自分の債務状況を確認しておくことは必須です。債務状況が分かったら、無料の借金減額診断を利用して、「借金がいくら減らせるのか?」の可能性を先に探っておくとスムーズですよ!

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任意整理を考えるなら日本クレジットカウンセリング協会も活用を

借金問題を自分一人で解決するのは難しいです。しかし、専門家に相談し、助言を受けることで解決方法が見つかるケースは少なくないため、頼ってみてはいかがでしょうか。

クレジットカードや消費者金融への返済が厳しくなってしまったときは、ぜひ日本クレジットカウンセリング協会も相談先候補として検討してみてください。

身近な場所に相談室があれば、「無料で任意整理可能」というメリットは、非常に大きいと言えるでしょう。

通常、弁護士や司法書士に任意整理を依頼すると…

  • 着手金:1債権者あたり2~5万円
  • 報酬金:減額報酬の10%(減額されたのが30万円であれば3万円が減額報酬)

着手金や報酬金は取らない事務所も増えてきてはいますが、任意整理が無料という事務所はまずないと思います。

無料の電話相談や家計の見直し、節約方法などをアドバイスしてくれたりもしてもらえますよ!まずは多重債務ほっとラインに電話相談をして、しっかりと話しを聞いてもらいましょう。

電話相談だけなら、日本全国どこからでも無料ですし、通話料以外の料金も発生しません。弁護士への相談を迷っているときにも、おすすめできる相談先です。

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