町田市で外壁塗装時に使用できる助成金制度はある?
自宅の外壁塗装をする際、自治体から助成金を受け取れる場合があります。しかし外壁塗装の助成金制度は国が主体となって行っている制度ではないため利用できないこともあり、そのようなときに外壁塗装を安く行うコツについても紹介します。
2024年現在、町田市では助成金制度はありません
2024年5月現在、町田市では外壁塗装が対象となる助成金や補助金はありませんでした。しかし外壁塗装を少しでも安く施工するためにできることはあるので以降で詳しく解説していきますので参考にしてください。
塗料のグレードを変えてお得に外壁塗装が可能
外壁塗装工事に使用される塗料にはさまざまなグレードが存在します。見積もりを依頼し、提示された塗料のグレードを確認し検討する事によってお得に外壁塗装工事が行える可能性があります。
塗料のグレードを下げて出費を減らす
ここでは外壁塗装で使用する塗料のグレードを下げることにより、出費を抑えられるケースを紹介します。
まずは一般的な戸建て住宅、30坪(100㎡)2階建てをフッ素塗料で塗装する場合を考えます。フッ素塗料は耐久性に優れ、防汚性や美観性に優れている塗料で、東京スカイツリーの鉄骨塗装などにも使われている塗料です。フッ素塗料の塗装単価は1㎡あたり大体3,500円~4,800円ほどなので35万円から48万円ほどかかります。
塗料のグレードを下げてシリコン塗料で比較してみましょう。シリコン塗料は耐久性や防汚性はフッ素塗料より劣るものの耐用年数と費用のバランスが良くコスパに優れる塗料とされています。シリコン塗料の平米単価は1㎡あたり大体2,300円~3,500円ほどなので23万円から35万円ほど。耐用年数に差はありますが10万円ほど価格を抑えて施工できる計算です。
塗料のグレードを上げて長期的な節約をする
上では塗料グレードを下げることで一時的に出費を抑えることができることを説明しました。しかし塗料には耐用年数があり、高機能な塗料ほど劣化が進みづらく長持ちします。
一回あたりの施工単価は上昇しますが、塗装工事の回数を減らすことで足場代のような固定費を減らすことができるので30年や40年と長いスパンで考えると高機能で耐用年数の長い塗料を使うことで工事費用の総額を抑えることができます。
塗料のグレードを変えるときの注意点
塗料のグレードを変えることで費用を抑えられることを解説しましたがここではその際に注意してほしいことを紹介します。
- グレードを下げるのはあまりおすすめできない
- グレードを上げる際には家の状態と相談
グレードを下げるのはあまりおすすめできない
塗料のグレードを下げることで塗装サイクルが短くなる点は先程解説したとおりです。塗膜が劣化してしまうと起きるのは外壁材そのものにダメージが蓄積されるという点です。外壁材が劣化をしてしまえば塗装以上の費用をかけて外壁のリフォームが必要になるケースもあります。
また、前述どおり施工回数が増えることで費用が増す足場代のような固定費は回数分かかるのでその分を考慮してもグレードを下げすぎるのは良くないことがわかります。とはいえライフスタイルの変化などで一時的な出費を抑える必要があることもあるのでそのような場合はリフォームローンや財形貯蓄のような手段を検討してみるのも手です。
グレードを上げる際には家の状態と相談
では費用を抑えるためにハイグレード塗料を使用すれば良いのかというと答えはNOです。住環境に合わないほどの高性能な機能は耐用年数を伸ばすわけではないので無駄となる可能性があります。
また、塗料は外壁材の保護としての側面を持ち、塗膜だけでなく外壁材も年月が経つにつれて劣化をします。劣化が進み、10年後に外壁材の張替えや上張りが必要な状態であれば耐用年数が20年の塗料ではなく10年間持たせるためのグレードで十分です。
この判断はなかなかできるものではないので見積もりを依頼して実際に家を見てもらった塗装屋やハウスメーカーの担当へ相談してどのようなリフォームプランが良いのかを検討するようにしましょう。