大阪市でマンション購入を検討しているものの、初めてで不安に感じている人はいませんか?マンションは高い買い物なので無理もないでしょう。
不安を解消するためには、購入前にあらかじめマンションについての基礎知識を知っておくことです。
この記事では、大阪市のおすすめ新築マンション5選をはじめ、マンション購入のメリット・デメリットや基礎知識を詳しく解説します。購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
大阪市おすすめ新築マンション5選
大阪市のおすすめ新築マンションの概要の比較表をまとめました。ぜひ参考にしてください。
物件名 | Brillia 四天王寺前夕陽ケ丘 | ブランズタワー谷町四丁目 | ローレルコート北田辺 | ローレルタワー堺筋本町 | ブランズタワー大阪本町 |
売主 | 東京建物 | ・東急不動産株式会社 ・関電不動産株式会社 |
・近鉄不動産株式会社 | ・近鉄不動産株式会社 ・大和ハウス工業株式会社 ・名鉄都市開発株式会社 ・九州旅客鉄道株式会社 ・総合地所株式会社 |
・東急不動産株式会社 ・大和ハウス工業株式会社 ・住友商事株式会社 ・株式会社コスモスイニシア |
最寄り駅 | OsakaMetro谷町線 「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅 |
OsakaMetro谷町線・中央線 「谷町四丁目」駅 |
近鉄南大阪線 「北田辺」駅 |
Osaka Metro堺筋線・中央線 「堺筋本町」駅 |
堺筋線・中央線 「堺筋本町」駅 |
引き渡し可能日 | 2024年3月下旬予定 | 2024年3月下旬予定 | 2024年3月 | 2024年3月 | 2024年3月下旬予定 |
間取り | 2LDK~3LDK | 1LDK~3LDK | 2LDK~4LDK | 1LDK~3LDK | 1LDK~3LDK |
専有面積 | 71.17㎡~ | 43.42㎡~ | 56㎡台~ | 45.87㎡~ | 44.10㎡~ |
価格帯 | 6,200万円台~ | 5,290万円~ | 3,998万円~ | 3,998万円~ | 4,470万円~ |
Brillia 四天王寺前夕陽ケ丘
※画像引用元:「Brillia 四天王寺前夕陽ケ丘」公式サイト
物件名 | Brillia 四天王寺夕陽ヶ丘 |
所在地 | 大阪府大阪市天王寺区四天王寺一丁目76番1 |
引渡可能年月 | 2024年3月下旬予定 |
営業時間 | 平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00 |
定休日 | 水・木曜日・第2火曜日(祝日を除く・第2火曜日が祝日または祝日明けの場合は第3火曜日がお休み) |
売主 | 東京建物 |
「Brillia 四天王寺前夕陽ケ丘」は、都会的でありながら歴史的風情を放つ外観の新築マンションです。部屋からは四天王寺を見晴らせる好立地の上町台地に位置しています。
最寄り駅はOsaka Metoro谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅へ徒歩2分、「天王寺」駅へは徒歩10分。周辺は学校や病院などが集積されており、マイホームの購入を検討されている人にとっては魅力的なポイントです。
住居としての設備も、衣類乾燥機乾太くんの全戸標準採用、ZEH-M Orientedによる省エネと光熱費の低減など居住者に嬉しい設備が充実しています。
Brillia 四天王寺前夕陽ケ丘の口コミ
Brillia 四天王寺前夕陽ケ丘はこんな人におすすめ
- 駅や都心までのアクセスを重要視する人
- 環境に配慮した快適で経済的な住環境を求める人
※ 掲載の外観完成予想CGは、計画段階の図面を基に描き起こしたもので、行政官庁の指導、施工上の都合等により外観、仕様等が変更になる場合があります。
※ 掲載の写真の色合いは、モニター表示の性質上、見え方等は実際と異なる場合があります。
※徒歩分数は、80mを1分として算出し、端数は切り上げております。
ブランズタワー谷町四丁目
※画像引用元:「ブランズタワー谷町四丁目」公式サイト
物件名 | ブランズタワー谷町四丁目 |
所在地 | 大阪府大阪市中央区常盤町2丁目1番3 |
引渡可能年月 | 2024年3月下旬予定 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 毎週水・木曜日および第1~第3火曜日(祝日除く) |
売主 | 東急不動産株式会社/関電不動産株式会社 |
「ブランズタワー谷町四丁目」は大阪市中央区に新たに誕生する地上31階建ての高層タワーマンション。Osaka Metoro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅から徒歩3分とアクセスしやすく、周辺はビジネス街や官公庁が在る閑静な佇まいの地域に位置し、65%を超える角住戸率の実現によってプライバシー性にも配慮されているマンションです。
制振構造を採用した「ブランズタワー谷町四丁目」は、万が一地震に見舞われた場合も建物内での揺れを軽減できるよう配慮されています。加えて、実質再生可能エネルギー100%利用の電力サービスの提供や10GBのインターネットサービス、東急スポーツオアシス監修の本格的なフィットネスなど充実した最新設備を強みとしています。
ブランズタワー谷町四丁目の口コミ
ブランズタワー谷町四丁目はこんな人におすすめ
- 駅近や梅田エリアまで直通など交通便の良さを希望する人
- 大規模な公園等癒しのスポットが近隣にある暮らしを希望する人
※掲載の完成予想図は、設計図書を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。官公庁の指導、施工上の都合等により建物の内観・形状・仕上等に変更が生じる場合があります。形状の細部、設備機器、周辺の建物・電柱・電線は、省略または簡略化しております。
※徒歩分数表示については地図上の概測距離を、80mを1分として算出(端数切り上げ)したものです。
ローレルコート北田辺
※画像引用元:「ローレルコート北田辺」公式サイト
物件名 | ローレルコート北田辺 |
所在地 | 大阪市東住吉区北田辺四丁目16番3(地番) |
引渡可能年月 | 2024年3月 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 毎週水・木曜日 |
売主 | 近鉄不動産株式会社 |
「ローレルコート北田辺」はモダンなデザインながら、閑静な街並みに調和する重厚な外観を特徴とする新築分譲マンションです。近鉄南大阪線「北田辺」駅徒歩4分、Osaka Metro谷町線「田辺」駅徒歩9分に位置。近隣には医療機関や買い物施設等、利便性のある居住環境を実現しています。
基本設備として全住戸をカバーできる数のサイクルポート、各住戸専用の宅配ボックスを完備。また、間取りも豊富なので、各々のライフスタイルに合った住まいを提供可能としています。
ローレルコート北田辺の口コミ
・ 南向きで日当たり良さそう。駅近でも大通りから奥まった立地で閑静なエリアなのが日中も穏やかに過ごせそうです。
・ キッチンや洗面などの水回りが、動線や収納への配慮がたくさんで、使い勝手良さそう。参考になるモデルルームでした。
・ 閑静な住宅地ならではでしょうか、最寄駅からマンションまでの道中に買い物施設がないので、わざわざ寄らないといけないのが不便。
ローレルコート北田辺はこんな人におすすめ
- 天王寺に通勤している、もしくは天王寺を生活圏にしたい人
- 使い勝手の良い設備で日々の家事を楽にしたい人
ローレルタワー堺筋本町
※画像引用元:「ローレルタワー堺筋本町」公式サイト
物件名 | ローレルタワー堺筋本町 |
所在地 | 大阪市中央区久太郎町二丁目35番 |
引渡可能年月 | 2024年3月 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 毎週水・木曜日 |
売主 | 近鉄不動産株式会社/大和ハウス工業株式会社/名鉄都市開発株式会社/九州旅客鉄道株式会社/総合地所株式会社 |
「ローレルタワー堺筋本町」は、昨今暮らしの面でも注目され始めている船場エリアに新たに出来た地上44階511邸を備える超高層のタワーマンションです。Osaka Metro堺筋線・中央線「堺筋本町」駅徒歩1分、御堂筋線「本町」駅徒歩6分とアクセスは抜群で、大阪のメインストリート御堂筋へも徒歩圏内の好立地を誇ります。
セキュリティ面では、約2.5mの囲まれた塀に加え、4次セキュリティ(最上階は5次)と顔認証システムを採用することで内外に万全な対策を実現しています。共用部は「スカイラウンジ」「ゴルフレンジ」「フィットネスルーム」など多彩。居心地の良さとラグジュアリーさを兼ね備えた住環境を実感することができるでしょう。
ローレルタワー堺筋本町の口コミ
・広めの1LDKがちょっといいなと思いました。整った間取りにクランク玄関とかシューズインクローク、廊下に物入あり、ウォークインクローゼットがあれば文句なしでしょうか。1LDKでもディスポーザーは有りでしょうし、調理台にはカウンターが付いている雰囲気。カウンターがあると一人暮らしの場合はリビングのセットだけ揃えればいいので、空間も広く使えると思うんです。
ローレルタワー堺筋本町はこんな人におすすめ
- 都心に住みながら、多彩な共用部・緑による癒しの空間を求める人
- 落ち着きのあるタワーマンションを希望する人
ブランズタワー大阪本町
※画像引用元:「ブランズタワー大阪本町」公式サイト
物件名 | ブランズタワー大阪本町 |
所在地 | 大阪府大阪市中央区南本町2丁目2番1,2番3 |
引渡可能年月 | 2024年3月下旬予定 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 毎週水・木曜日および第1~第3火曜日(祝日除く) |
売主 | 東急不動産株式会社/大和ハウス工業株式会社/住友商事株式会社/株式会社コスモイニシア |
ブランズタワー大阪本町は、Osaka Metro御堂筋線・中央線・四ツ橋線「本町」駅徒歩4分、堺筋線・中央線「堺筋本町」駅徒歩3分という好立地の新築です。御堂筋×中央線と、大阪都心の2大路線を駆使できます。
地上42階の最上階に大阪都心を一望できる開放感に満ちた「スカイラウンジ」&「スカイテラス」や、「制振構造」を用いた安心・安全の施工計画により、快適なマンションライフを約束します。
2022年2月に販売を開始し、同年1〜3月度において関西地区の成約戸数はNO.1を獲得している人気物件となっています(2022年5月MRC調べ)。
ブランズタワー大阪本町の口コミ
・東急不動産・大和ハウス・住友商事・コスモスイニシア・竹中工務店がタッグを組んだ、超高層タワーマンション。制振構造なので、地震の際に揺れが少ない点は、個人的にけっこう重要視してます。ラウンジは中層階あたりかなと思っていましたが、最上層だそうで、誰でもゲストルームやラウンジから最高の眺望を楽しめるのは公平で◎だと思いました。
・大型スーパー(ライフ堺筋本町店)や書店(紀伊国屋書店)、せんば心斎橋商店街を普段使い出来るので、立地は本町駅最寄りタワマン物件の中でも特に良いと感じます。在宅勤務時にちょっと外に出て食べるときも困ることはないでしょう。
・防音性はなんの問題もなかったものの、高速道路がすぐ近くを走っているので、低層階だと結構騒音がひどいかもしれません。
ブランズタワー大阪本町はこんな人におすすめ
- OsakaMetro御堂筋線「本町」駅徒歩4分の利便性を希望している人
- 最上階共用部「アマ・テラス」を有する特徴的な超高層タワーマンションを探している人
新築マンションを購入する際のメリット・デメリット
新築マンションを購入するメリットとデメリットを解説するので、購入を考える際の参考にしてみてください。
メリット | デメリット |
|
|
新築マンションを購入する際のメリット
新築マンションの購入メリットとして次の2点が挙げられます。
- 最新の基準に沿った住居
- セキュリティ面で中古よりも安心できる
地震大国の日本では耐震基準がたびたび見直されており、そのときの基準で建設されます。新築ということは、最新基準に沿って造られている証です。耐震基準以外にも、断熱性能や設備なども最新基準なので心地よく暮らせます。
また、オートロックシステムや24時間体制の警備など、高セキュリティ設備も今や当たり前に導入されています。加えて近年では、防犯カメラや不在時の訪問者を録画・録音する機能を有しているマンションも増えており、一人暮らしの人でも安心です。
さらに、今までに誰も住んだことのないキレイな部屋で生活を始められることも、大きなメリットです。中古が苦手な人は、新築マンションの新しさというシンプルな理由も選ぶ決め手の1つでしょう。
新築マンションを購入する際のデメリット
新築マンションのデメリットは次の2点があります。
- 費用が高額になりやすい
- 資産価値が下がっていく
最新の設備やセキュリティを導入している新築マンションは、その分マンション価格に反映されているので高額になりがちです。
さらに、新築マンションは築年数を経過していくごとに資産価値が下がります。資産価値(不動産が持つ価値)が高ければ、不動産の売却や貸し出しをするときに高額の価格設定が可能です。
新築マンションの資産価値は1年で急落し、20年目まで下落するとされていますが、立地の良さなどで人気のエリアは一定の地価が保たれるため、資産価値は下がりにくいです。
大阪市の新築マンション相場
新築マンションを購入する前に、まずは相場を知っておくことが重要です。マンションの相場は世界情勢や経済の影響によって変動するため、次に見たときには価格が上昇していたり、逆に下落していたりすることもあり得ます。
この章では、大阪市のマンション市場について詳しく見ていきましょう。
大阪市のマンション相場
大阪市内の各区ごとに算出した平均価格を次の表にまとめたので、参考にしてください。
区名 | 平均価格 |
都島区 | 4,090万円 |
福島区 | 5,122万円 |
此花区 | 3,916万円 |
西区 | 6,041万円 |
港区 | 5,173万円 |
大正区 | 3,510万円 |
天王寺区 | 6,066万円 |
浪速区 | 4,819万円 |
西淀川区 | 3,276万円 |
東淀川区 | 3,990万円 |
東成区 | 4,083万円 |
旭区 | 4,041万円 |
城東区 | 4,194万円 |
阿倍野区 | 4,615万円 |
住吉区 | 4,100万円 |
東住吉区 | 4,086万円 |
西成区 | 3,435万円 |
淀川区 | 3,851万円 |
鶴見区 | 4,283万円 |
住之江区 | 3,716万円 |
平野区 | 3,951万円 |
北区 | 6,840万円 |
中央区 | 6,459万円 |
大阪市全体の相場をもっとも上回る北区は大阪市の中心部にあり、飲食店が豊富に揃う梅田や天満へのアクセスも良く、通勤にも便利な人気のあるエリアです。そのため、他エリアよりも比較的価格が高い傾向にあります。
一方、大阪市全体内でもっとも安価な相場の西淀川区は、阪神工業地帯の一部でありながら自然環境も豊かな地域です。治安は比較的良好で、中心部で働くファミリー世帯向けのベッドタウンとして人気が出てきています。交通アクセスの問題はありますが、娯楽施設や飲食店が少なく工業地帯でもあるためリーズナブルな物件が多いといえるでしょう。
大阪市のマンションの価格推移
次の表は、2018年1月1日~2023年2月28日までの大阪市にあるマンション平均価格の経年動向を表したグラフです。
※画像引用元:マンションエンジン「大阪府大阪市の相場情報」
オレンジの線が平均価格、青い棒グラフは販売戸数を表しています。
マンションの価格は高騰を続け、2022年には平均6,000万円を超えるピークとなっていましたが、2023年に入り価格上昇が一旦落ち着いています。
安くなったときが買い時とはいえ、あまりに資産価値の低い物件を購入してしまえば将来売却を考えた際に不利となる可能性もあります。
今後の各区の発展によっては、不人気なエリアも人気が増すかもしれません。大阪市で新築マンションの購入を検討しているなら、住む街の動向をチェックしていくとよいでしょう。
大阪市の坪単価
マンション広告の多くに間取りや総価格が記載されています。しかし間取りや階数など住戸によって条件が異なるため、どの条件が価格に影響しているのかまではわかりません。
そこで重要なのが「坪単価」です。マンションの総価格を1坪あたりで換算したもので、購入を考えているならとても重要な数値となります。
坪単価を知る方法は、次の計算式に当てはめます。3.3の数字は1坪を平米に換算したものです。
坪単価によりだいたいの相場がわかりるため、複数の物件を比較する際に大変便利です。
以下では、最寄り駅からの徒歩分数別に大阪市の坪単価の一例を紹介します。
徒歩3分圏内の坪単価
大阪市24区の中で西成区を抜粋して紹介します。
西成区は日雇い労働者や路上生活者が多く集まる地区として有名な街で、治安の悪さは大阪市24区中21位と住むエリアとしてはやや人気の低い場所といえます。
そんな西成区の最寄り駅徒歩3分圏内の坪単価は98.1万円です。上述したような払拭しづらいイメージがあるため相場は低めです。
しかし、警察や自治体の協力により治安の悪化が抑えられ、外国人観光客が多く来るようになってからは街の雰囲気も良くなっている傾向にあります。坪単価100万円以下に抑えたい人はぜひ検討してみてください。
徒歩5分圏内の坪単価
大阪市24区の中で阿倍野区を抜粋して紹介します。阿倍野区は、古くから大阪南部の交通の要地として栄え、「あべのハルカス」が観光スポットとして有名な街です。生活利便施設も多く、住みやすい街といえます。
そんな阿倍野区の最寄り駅徒歩5分圏内の坪単価は、127.6万円/坪です。治安もさほど悪くなく、静かで落ち着いた雰囲気なのが阿倍野区の魅力の1つです。阿倍野区でマンション購入を考える際はこの相場を参考に比較してみてください。
徒歩10分圏内の坪単価
大阪市24区の中で東住吉区を抜粋して紹介します。東住吉区は、区域の約9割が閑静な住宅地とされ、私鉄や地下鉄周辺に商業施設が集結している街です。北東部には、食品流通の拠点である「中央卸売市場東部市場」があります。
そんな東住吉区の最寄り駅徒歩10分圏内の坪単価は、100万円/坪となっています。交通の利便性も高い中で、2022年3月には近畿日本鉄道株式会社と連携協力を結びました。駅を中心とした利便性の向上や鉄道沿線のまちづくりの活性化を図るための協定として今後さらなる発展が見込めるため、徒歩10分の距離であってもこの価格帯となっています。
”参考:SUUMO「大阪府の市区から土地価格相場情報を探す」”
新築マンションを購入する基礎知識
ここからは、新築マンションの基礎知識として次の3点を解説します。
- 初期費用
- 購入から引き渡しまでの流れ
- 新築マンションの探し方
新築マンション購入の際の初期費用
新築マンション購入にかかる主な費用の内訳と、支払いのタイミングについて紹介します。
初期費用の内訳 | 支払いのタイミング |
・申込証拠金 ・手付金 |
購入するときの申込時 |
・印紙税 | 契約時 |
・頭金 ・申込証拠金、手付金、頭金を除く残代金 ・登記費用 ・住宅ローン契約の際の費用 ・修繕積立金(※) ・管理準備金(※) |
物件の引き渡し時 |
・不動産取得税 | 引き渡し後の半年~1年後 |
それぞれにかかる費用は物件によって異なりますが、購入価格の3~5%が目安とされています。申込証拠金は物件によっては不要です。
登記費用は、登録免許税と司法書士に支払う報酬を合わせた金額です。土地部分の所有権移転登記(注1)、建物部分の所有権保存登記(注2)、住宅ローンの抵当権設定登記(注3)など登記の種類によって税率が異なり、評価額に応じて登録免許税が発生します。
司法書士への報酬は登記を依頼した場合に必要です。自分でおこなうこともできますが、難しい場合はプロに頼みましょう。
住宅ローンを組む場合には事務手数料、保証料、印紙代が必要です。保証料とは、万一ローン返済ができなくなったときのリスクに対する費用です。ローンを組んだ期間で支払いますが、売却した場合は返金されます。
修繕積立金や管理準備金は、マンションの修繕や管理組合に関する費用で、不要のマンションもあります。
マンション管理の現状や管理組合の仕組みについて解説したこちらの記事もおすすめです。

ほかにも固定資産税や、市街化区域に建つマンションの場合には都市計画税が必要です。
注
1)土地や建物の所有権が移行した場合に、権利を明確にするために必要な登記
2)所有権がない不動産を購入した場合の最初の登記で、新築マンションや新築の戸建てに必要
3)所有権を登記済みの不動産に、金融機関などが担保権を設定する登記
さらに詳しい初期費用について知りたい場合は、下記の記事も参考にしてみてください。

マンションの購入から引き渡しまでの流れ
マンションの購入から引き渡しまでは、次のような流れでおこないます。
- 住宅ローンの事前審査と購入申し込み
- 重要事項説明を聞いて契約条件を確認
- 売買契約の締結と手付金支払い
- 住宅ローンの本審査、金融機関から融資決定
- 初期費用や不動産登記などの引き渡しまでの手続き
物件が決まり次第購入申し込みをします。ただし、その前に住宅ローンの事前審査が必要で、万が一審査が通らなければ申し込みできない場合もあります。審査結果は早ければ翌日に出ますが、7日ほどかかることもあります。
重要事項説明とは売買契約締結の前に、宅地建物取引士から物件の詳細や契約内容の説明を受けることです。契約内容をしっかり納得したうえで契約する必要があるので、説明の省略はできません。
説明された内容に納得したら売買契約締結です。重要事項説明で聞いた内容と相違がないか確認しましょう。手付金は売買代金に充てられます。
住宅ローン本審査では住民票や印鑑証明書、住民税決定通知書などの書類が必要です。本審査を通過して融資を受けられることが決定したら、引き渡しまでに必要経費の支払いや不動産登記をおこないます。
新築マンションの探し方
まずは、どのような場所に住みたいのかライフスタイルに合わせた希望条件を列挙してみましょう。希望条件が明確になれば、おのずと選択肢が絞られます。
新築マンション探しは、インターネットを利用して情報収集しましょう。不動産情報サイトから希望エリアや条件を入力すると、すぐに情報を得られます。このときにインターネットだけでなく、可能であれば希望エリアの土地を歩いてみたり、近くの不動産会社に相談したりすることも大切です。
大阪市での新築マンション購入でよくある質問
この章では、新築マンション購入に関してよくある質問をまとめました。購入の際の参考にしてみてください。
大阪市新築マンションにかかる管理費・税金は?
国土交通省の「平成30年度マンション総合調査」によると、マンションの月々の管理費は平均15,956円、修繕積立金は12,268円とされています。これらの費用は、マンションの規模、戸数、階数、共用施設やサービスの程度、物件の価格によっても異なります。
たとえば、ジムやプールなど充実した設備が整っているマンションほど維持費がかかるため、管理費も高くなる傾向です。
また、都市計画税もかかります。都市計画税とは、都市計画法に基づいて市街化区域内に土地または家屋を所有する人が支払う税金のことです。
税額は、以下の式で算出できます。
ただし、住宅ローンや税金は物件価格などによっても大きく異なります。詳しくは不動産会社と相談し、専門家にシミュレーションしてもらうとよいでしょう。
”参考:国土交通省「平成30年度マンション総合調査結果〔概要編〕」”
買うなら新築・中古どちらがいい?
新築と中古のメリット・デメリットをまとめました。
タイプ | メリット | デメリット |
新築 | ・最新セキュリティや設備がある ・修繕積立金が安い ・ローンや税金に関して優遇されやすい ・希望の部屋タイプを選べる |
・物件価格が高額 ・購入前に実物を見学できない ・経年による資産価値の下落が顕著 ・管理に関しては未知数 |
中古 | ・リノベーションしやすい ・購入前に実物を見学できる ・資産価値の下落がゆるやか ・新築より安い傾向にある |
・建物や設備が古い ・修繕積立金が高い ・住宅ローン審査が通りにくい ・リノベーションする場合は費用がかさむ |
新築マンションの最大のメリットは、最新のセキュリティかつ設備が整った部屋の最初の所有者になれることです。中古が苦手という人にはなおさら新築がおすすめです。
しかし最新設備を整えている以上、どうしても物件価格は高額になりがちです。さらに物件価格には広告費や人件費などが上乗せされており、新築という付加価値がなくなった時点で資産価値は下がります。一般的に1年で2%ずつ価値が下がるといわれています。
一方で中古マンションの最大のメリットは、新築よりも物件価格が安いことや、資産価値が維持しやすいことです。築10年ぐらいまでは下落率が高いですが、築20年を過ぎると下落率はゆるやかになります。
ただし、築年数にもよりますが建物や設備は新築よりも古いです。場合によってはセキュリティが甘い可能性も考えられます。築年数が古いと、修繕積立金が高い可能性も否めません。
いずれにせよ、新築にも中古にもメリット・デメリットがあります。どちらが自分にとって大きく感じるかによって選択は変わってくるでしょう。
まとめ
新築マンションの購入は物件探しから始まります。人気のある物件は、販売開始早々に完売する可能性があるので、購入を考えはじめた段階で資料請求やモデルルームの来場予約をおこないましょう。
また、購入の際はさまざまな初期費用が発生します。どの程度の金額が必要か事前に把握しておき、必要書類も含めて漏れがないように用意しましょう。
※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
・https://www.land.mlit.go.jp/webland/
・https://www.rosenka.nta.go.jp/
・https://www.retpc.jp/chosa/reins/
・https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
・https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/02/2021-fudousan-anke-to.pdf
◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。