「退職代行」という言葉は世間一般においても身近になってきています。
退職を検討している人の中には退職代行の利用を考えている人もいるはずです。
とはいえ、退職代行を実際に使ったことのある人が身近にいないため、退職代行の実例について知る機会がないと悩む人は少なくないと考えられます。
そこで本記事では、退職代行が現代の消費者のニーズを満たしていることを説明した上で、退職代行を利用した人の実例を紹介していきます。

退職代行のニーズは急上昇中!
退職代行は消費者のニーズに応えたサービスとして見做されることが多いです。
近年、ブラック企業やパワハラなどで悩む労働者は多く、退職の意思を伝えられない人や、退職を受理してもらえない人は少なくありません。
こうした悩みを抱えている人たちにとって、退職代行はトラブルを最小限にして退職するための重要な選択肢の一つということができるでしょう。
退職代行についてネット上で話題になることは多いものの、利用経験者が身近にいる人は意外と少ないと考えられます。
そのため、退職代行の体験談を聞いてみたいにもかかわらず、実際の利用者の声を聞く機会がないのが現状といえます。
退職代行を利用した実例を紹介
退職代行を利用した人の中には、退職代行を利用してよかったと感じる人と後悔した人がいます。
以下、退職代行を利用してよかった人と後悔した人の声をそれぞれ紹介していきます。
退職代行を利用してよかった人
退職代行を利用してよかったと感じる4人の声を紹介します。
前の会社、辞めて本当に良かったと思います。仕事内容が、一部の同僚の気質が合わなかった。毎日ビクビクしながら出社してた。
— 夜明けのロスカット (@oplv3) April 26, 2022
4回転職して今は落ち着いて仕事ができています。
退職代行使って辞めたことは義理に欠ける行為だと思っていますが気にしてません。
大型連休まであと少し!頑張ろ😀
退職代行使って仕事辞めました、今日から自由人です🥳🥳🥳
— ラテミ- (@amzlatte) April 27, 2022
一年目の年末に退職代行で看護師辞めたけど一ミリの後悔もなく年越しできそうです。
— 👩🏻🦰 (@pooo_cha_n) December 29, 2021
上司にバカ呼ばわりされ、徹夜級の業務を強制され、心が病む寸前に退職代行を使い退職した知り合いが「上司はパワハラだと認識していなかった。退職代行の人に指摘されて初めて気づいたみたい」と言っていた。自覚なき暴力はえぐい。ってか退職届けを破っておいて自覚ないとかサイコパス…辞めて正解。
— しろたぬ (@shirotanu_dds) October 2, 2020
退職代行を利用して後悔した人
退職代行を利用して後悔したと感じる2人の声を紹介します。
退職代行業者に連絡したら無視しろと改めて連絡してくれるっぽいけど上司が家に来た場合の対処法が居留守つかうか警察呼ぶかのみなのがだいぶキツイ
— 毎日たのぴっぴ (@TSFA1CQ9CPcGD19) October 25, 2021
親にしられたくないし結構詰んでる気がする
退職代行使ってようやく会社辞めた。
— 影義 (@kageyoshi0715) May 1, 2022
昨日はもう会社やめられる!って晴れやかな気分だったのに代行終わったのに今は気分が落ち込んでる。
やりたいことたくさんあったのに何もやる気がでないしこの先どうなるんだろうって不安で押しつぶされそう。
鬱になりかけてたからとりまゆっくり休んで考えよう
退職代行を利用して即日退職できるって本当?
退職の意思は退職日の二週間前に伝えることが一般的ですが、即日退職できる方法もあります。
- 有給休暇が残っている場合(退職日まで有給休暇を取得して休暇扱い)
- 会社が即日退職に合意した場合
退職代行を利用して、会社に即日行く必要がなくなった人、即日退職できた人は上記いずれかの方法を利用していることがほとんどです。
退職代行利用者の中には即日退職できた人、退職代行に依頼した翌日から出社しなくてよくなった人も多くいるといえます。
退職代行を選ぶ際に気をつけたい5つのポイント
退職代行の需要拡大とともに、退職代行サービスを提供する会社も増えています。
どの会社に退職代行を依頼するかによって、退職の成功率は大きく変わるといえるでしょう。
退職代行を選ぶ際に気をつけたい5つのポイント、
- 退職代行業者の実績と口コミ
- 提携弁護士や労働組合の有無
- 料金形態
- 転職などアフターサービスの有無
- 返金やキャンセル料の有無
について説明します。
退職代行を選ぶ際に気をつけたいポイント1.実績と口コミ
退職代行サービスを選ぶにあたって実績と口コミを確認するようにして下さい。
退職代行サービスの中には自社サイトに実績として退職成功率を掲載している会社もあります。
ネット上の口コミも退職代行サービスを選ぶ上で参考になります。
ネット掲示板やSNSなどで口コミを調べてみるとよいでしょう。
退職代行を選ぶ際に気をつけたいポイント2.提携弁護士や労働組合の有無
弁護士や労働組合の職員ではない人が第三者の退職においてできることは限られてしまいます。
たとえば、一般の退職代行であれば、本人に代わって退職の意思を伝えることはできるものの、有給休暇などの交渉はできません。
有給休暇取得の交渉や退職金の交渉を依頼したい場合は、弁護士や労働組合が運営している退職代行に依頼することをおすすめします。
また、弁護士が運営している退職代行は通常よりも割高になりますが、裁判に発展した場合や理不尽なことを言い寄られた場合に心強い存在になりえると期待できます。
退職代行を選ぶ際に気をつけたいポイント3.料金形態
退職代行を選ぶ際には料金形態を確認するようにして下さい。
相場よりも割安に見える退職代行サービスであっても、必要なオプションを付けると割高になってしまったというケースもあります。
また、基本料金は相場より安価であっても、返金保証がなく、お金を支払ったものの成果を何も得られなかったというケースも少なからずあります。
退職代行サービスを利用する際は価格の安さに飛びつかず、料金形態、オプション料金の有無、返金保証などについてもしっかりと確認するようにして下さい。
退職代行を選ぶ際に気をつけたいポイント4.転職などアフターサービスの有無
退職代行サービスの中には転職活動などのアフターサービスが充実しているものもあります。
たとえば、求人一覧の配布、Webセミナーの招待、人材会社の紹介、転職後のお祝い金の支給などをサービスに含めている退職代行もあります。
退職から転職まで一貫したフォローがあると心強いといえるでしょう。
退職代行を選ぶ際に気をつけたいポイント5.返金やキャンセル料の有無
退職代行サービスの中には退職できなかった場合に返金に応じる会社とそうでない会社があります。
同様に、依頼をキャンセルした場合のキャンセル料の有無は会社によって異なります。
退職代行を利用することで、退職できる可能性は高いと見做すことができるでしょう。
しかし、退職のプロであっても手ごわい会社の場合は退職に辿り着くことができないこともありえます。
退職できなかった場合、支払った料金はどうなるのか事前に確認しておくようにしましょう。
まとめ
退職代行サービスを利用したからと退職が保証されるわけではないことも事実です。
しかし、退職代行を利用したことによって、退職が実現したという人も少なくありません。
退職を長期間にわたり認めてもらえなかった人や、退職の意思を伝えられないほど疲弊してしまった人の中にも、退職代行を活用して退職し、転職先で心身ともに元気に働いている人はたくさんいます。
退職代行を利用して退職するためには、どの退職代行サービスに依頼するかが重要です。
ネットで口コミや実績などを調べるとともに、料金形態やサポート体制をしっかりと確認するようにしましょう。