成宮寛貴が8年ぶりの俳優復帰を決めた理由は？　ドラマの見どころを聞く【ABEMAドラマ「死ぬほど愛して」】

取材・文：瑞姫
撮影：クロカワリュート
編集：錦織絵梨奈／マイナビウーマン編集部
ヘアメイク：INOMATA (&’s management)
スタイリスト：杉長 知美（スギナガ トモミ）

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8年ぶりに俳優復帰する成宮寛貴さん主演のドラマ「死ぬほど愛して」が3月27日（木）よりABEMAにて放送中。本作は累計発行部数1億以上突破のヒット作『金田一少年の事件簿』の天樹征丸氏が原作の魅惑のラブサスペンスです。

成宮さんが演じるのは、狂おしいほどに“魅惑的な殺人鬼”・神城真人。真人は殺人鬼でありながらも、表面上は献身的に妻に尽くす理想的な夫であり、そんな彼をひたむきに愛する妻の神城澪役を女優の瀧本美織さんが演じています。

平成ドラマの黄金期を彩ったカリスマ的な俳優の一人として多くの人に愛され、今回待望の俳優復帰となった成宮さん。8年振りとは思えない引き込まれるような演技力の高さや、さらに魅力が増したビジュアルに世間の注目が集まっている中、復帰を決めた理由や再び表舞台に立つことへの思いを語っていただきました。

全ての縁が繋がった待望の俳優復帰

――8年ぶりに俳優復帰された経緯を教えてください。

作品の原作者である天樹征丸さんから「この作品をやって欲しい」って言っていただいたのがきっかけです。先生には『金田一少年の事件簿』や『ブラッディ・マンデイ』など何作品も良い役をいただいているので。彼の言葉に突き動かされてというか、台本を読ませてもらって、これは演じ甲斐のある役だなと思ったので、俳優の復帰を現実的に考えました。

――世間は待望の俳優復帰かと思います。

メディアの方が定期的にInstagramから写真をピックアップして記事にしてくださってたんですけど、俳優の仕事を離れてだいぶ経つのにずっとそうやっていただけてたことにもすごく勇気づけられました。あとは、藤田さんも昔から縁があったので、ABEMAで俳優復帰というのもご縁だな。インスタのコメントで、ファンの方が待ってくれるのはうれしく思っていました。

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見たことの無いようなお芝居ができたら

――原作がある中で役を演じることに対して意識したこと、役作りで工夫されたことをあればお願いいたします。

原作が漫画だったので、まず原作に見た目を合わせました。原作のファンの方もいるので、その方々にも楽しんでもらえるようにビジュアルを寄せていくっていう工夫をしました。

割と僕はこういうちょっと怖いキャラクターを定期的にやらせていただいたりしていたので、久しぶりの復帰作として、今回はちょっと気合いを入れて見せたことが無いようなお芝居ができたら良いなと思って挑みました。

――「見せたことが無いようなお芝居」ということで、具体的に意識したことってありますか？

答えが一つじゃないということに尽きる役なので、セリフにダブルミーニングがあったり、ミスリードさせるようなシーンがあったりもする。1話から8話まで通してもらっても見てもらっても、また振り返ってみてもらう……みたいな内容でもあるんです。なので、お芝居的には一つに決め切らないようにしました。

いろんな出来事が起こってく中で“こういうシーンではここまでいきたいよね“っていう、キャラクターの成長が8話を通してあるんですけど、僕の場合は変化はするんだけど、その成長するわけじゃない。ずっと、真人は真人。青く燃えてるというか、冷たい炎のような感じで、何を考えているのか分からないし、思ってることも一つじゃないっていうのは意識しましたね。

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――めちゃくちゃ難しい役柄だったんじゃないですか？

だから、どのシーンも気が抜けなかった！　アドリブじゃないですけど、テストを何回も重ねないで、決め切らないでスタートしたりすることもあったし……。逆に芝居を固めていったりしない、そのときそのときにシュッて集中する瞬発力で演じました。

――久々の現場復帰で感覚が重視されるお芝居だと大変だったんじゃないですか……!?

大変だった！（笑）でも、自分もいろいろ思い出しながら、「こういう時ってこうやってやるんだったな」とかっていうのをちょっとずつ思い出しながらやっておりました。

ちょっとしたコツとかあるじゃないすか。つらい時にどうやって気分を持ち上げたりするんだとか、言いづらいセリフのときに体のどの部分を使うと言いやすくなるとか。そういう意識と肉体がリンクしていく感じがありました。本当はね、最初からリンクすればいいんですけどね。

見たことの無いようなお芝居ができたら

――結構ハードなシーンが多いっていうのを聞いたんですけど、特に大変だったことや苦労したことはありますか？

一つのセットなので慣れていくし、やることもシンプルなんですけど、食卓を囲みながらする会話一つにしても、割と僕のキャラクターは普通の会話をしながら“裏では違うこと思っている”というような仕掛けていくセリフがいっぱいあったので、そこは苦労しましたね。二人のお芝居だったので、逃げ場が無いですし。

――繰り返し見ても楽しめそうな作品ですね。

夫婦のシーンがたくさん出てくるんですけど、話が進んでいくごとに距離感とか微妙に違うんですよ。僕のスタンスは変わらないんですけど、真人の妻である澪の疑いの眼差しだったり、違和感だったりが違ってくる。それを美織ちゃんを通して見てもらえると、楽しく見れるかなと思います。

――では最後に本作の見どころと、配信を楽しみにしているマイナビウーマン読者にメッセージをお願いします。

サスペンスで全編いくんですけども、人間の本質みたいなところや女性の強さみたいなものが表現されている作品でもあります。力強いインパクトのある作品に仕上がってると思うので、ドキドキしながら見てもらえたらうれしいです。

――ありがとうございました！

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※この記事は2025年04月26日に公開されたものです