令和のホステスは「ガツガツ」していない説の真相
ところで。昭和世代の男性にとっては、令和のホステスにも大きな「変化」があるそうです。ある方は「最近のホステスはガツガツしていなくてつまらない」「駆け引きの苦手なホステスが増えた」とボヤいていらっしゃいました。
1987年から2004年生まれのゆとり世代、さらにその次のさとり世代、Z世代と、銀座には様々な年代の女性が働いています。「夢や目標よりも安定志向」、これがバブル期と比較して不景気な環境で育った我々の特徴であると言われています。
こういった背景から「最近のホステスはガツガツしていない」とおっしゃるのかもしれません。でも言わせてください。そんなわけないだろ。
ガツガツしてない女がわざわざ水商売しますか? 絶対にしませんね。私たちは欲しいものがたくさんあって、なりたい自分になるにはもっとお金が必要で、若さを手っ取り早く換金したくてこの仕事を選んだはず。
もし「最近のホステスはガツガツしていなくてつまらない」と思うのだとしたら、それは思い違いかもしれません。私たちがガツガツしていないんじゃなくて、あなたの「旬」が終わっただけじゃないですか。
そりゃ、働き盛りの男性とお爺ちゃんとじゃ、こちらの関わり方が変わるのは当然です。
中には「遺産があるじゃん」と、考える女性がいないことはないですが、そのような不道徳なアプローチじゃなくても、欲しいものは手に入ると考えるホステスが大半です。
花の盛りを過ぎてもなお、「ガツガツ」といった関わり方を求めているのだとしたら、それも少し寂しい気はします。お爺ちゃんにはお爺ちゃんの、男として見せるべきカッコいい背中があるんじゃないですか。いつまで若い女と同じ目線で「駆け引き」に興じるおつもりなのでしょうか。
加齢と上手に向き合おう
今回は「昭和、平成のお金持ちと令和のお金持ちの違い」について解説しました。おじさんの美意識の高さには驚かされるばかりです。しかし、健康を害するような方法ではなく、マッチョな方法でカッコよさを保っていらっしゃる男性の方が、見ていてハラハラしないで済みます。
私も絶賛中年太り中なのですが「一緒に痩せ薬やろう」よりも「一緒に筋トレしよう」「一緒に市民プール行こう」「一緒にブロッコリーと鶏むね肉食べよう」と言われたい派です。加齢と上手に向き合いたいものですね。
この春、皆さんはどんな「美容」に挑戦しますか?