女性同士でも相談しにくいお胸の気になるお悩み。筆者がこれまで数千人のお胸とお尻のケアに携わってきた経験から、それぞれのお悩みの原因と、その改善策についてお届けします。今回は、授乳後にバストの張りがなくなったと感じる方に向け、その原因とケアの仕方についてご紹介します。

これまでのお悩みはこちら

■今回のお悩み
「授乳後、バストの張りがなくなりました」(34歳、サービス関連)

  • 授乳後、胸の張りがなくなるのをケアするには?

    授乳後、胸の張りがなくなるのをケアするには?


女性の人生において、バストが最も大きく変化する妊娠~授乳期後。サイズの変化には個人差がありますが、授乳期を経たあとに、バストが小さくなった! 削げた! と感じる事は多いのではないでしょうか。今回は授乳に伴うバストの変化の原因と、その予防・対策法についてお伝えしたいと思います。

妊娠~授乳期に起こるバストの変化について

妊娠するとホルモンのバランスが変わり、授乳に向け乳腺が活性化することで、バストのサイズが変わってきます。個人差はありますが、1~2カップほどの変化がみられ、授乳期を終えると、活性化していた乳腺も妊娠前の状態に戻り、それに伴いバストのサイズも戻っていきます。

授乳期後に感じるバストの変化とその原因とは

授乳期が終わり、バストの削げ・痩せを感じたという方も多いのではないでしょうか。その理由として、先ほどの妊娠~授乳期後のバストサイズの変化が挙げられます。サイズの変化により、皮膚や内部の結合組織でもあるクーパー靭帯が大きさに合わせて伸びてしまうため、授乳を経てサイズが戻った時に、バスト全体が削げたように感じてしまうのです。

授乳期後に取り組みたいバストケア

授乳期後、なるべく早めにバストケアに取り組む事で、削げ・痩せ感を緩和する事ができます。取り組みやすい5つのポイントをご紹介しましょう。

(1)ブラジャーは再寸法しよう
妊娠期~授乳期はバストがとてもデリケートな時期なので、授乳ブラやカップ付きインナーを着ける事が多いと思いますが、授乳期が終わったら、通常のブラに戻していきましょう。この時、妊娠前のブラジャーをそのまま使うのではなく、フィッターさんにサイズを再度チェックしてもらうことをおすすめします。

(2)バランスの良い食生活を
母乳は血液が元となっています。そのため、体が栄養不足になっていたり、授乳期後もお子さんの食事に合わせて、自分の食事のバランスが乱れてしまったりすることがあります。栄養不足になると、女性ホルモンの分泌やバランスが崩れやすくなり、バストの張りや弾力を取り戻しにくくなるため、食事のバランスを見直してみましょう。

(3)エクササイズで血行促進
小さなお子様との時間は、姿勢が前かがみになりがちです。また、お子様を抱っこする時間も多いため、肩や背中の凝りやこわばり、デコルテの硬さなどが出やすくなります。血流が悪くなると、バストに必要な栄養やホルモンが運ばれにくくなるため、ストレッチなどで全身を緩めることが大切です。最近では、お子様と一緒に参加出来る、ヨガなどのクラスも増えているのでおすすめです。また、前回紹介したエクササイズなどを取り入れてみてください。

(4)保湿を忘れずに
授乳期後はバストマッサージを始めましょう。この時注意したいのは、バストに強い刺激や摩擦を与えるようなマッサージをしない事です。バストサイズの変化によって負荷のかかったお胸は、優しくマッサージを行うことが大切。また、保湿を欠かさないようにして、皮膚の張り・弾力を外からもサポートしていきましょう。

(5)質の良い睡眠を
育児に家事、また仕事など忙しいママは睡眠不足になりがちです。睡眠不足が続くとストレスも感じやすくなり、女性ホルモンの乱れへと繋がってしまいます。時間が長く取れない場合には、短時間でも質の良い睡眠をとれるよう心掛けましょう。睡眠ホルモンと言われるメラトニンは、日中に分泌されるセロトニンというホルモンが原料となります。セロトニンの活性化には朝日を浴びることや、リズム運動などを行うことが効果的。睡眠の質をあげるためにも意識してみましょう。


お子様が小さなうちは、自分のケアができる時間も少なくなります。毎日身につける下着や、食事や生活リズムに注意し、ちょっとした時間で出来るマッサージやエクササイズを、上手に取り入れてみてください。毎日の微調整が美バストへと繋がります。

執筆者プロフィール:中村ひろ美

女性の心と身体を整える女性専用バスト&ヒップケアサロン「THE BEAUTIFUL」代表。
各種メディアにて出演・監修・執筆を手がける。
全国で「バスト&ヒップケアレッスン」「美ホルモン塾」などの講演会や講座も行う、女性ホルモン・バストケア・ヒップケアが専門分野の美容家セラピスト。