「有酸素運動やスポーツはAGA(薄毛)対策に効果的」「筋トレは、AGA(薄毛)を進行させる」という話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
実際どうなのか気になりますよね。
そこでこの記事では、運動と筋トレがAGA(薄毛)にどのような効果や影響があるのかを解説していこうと思います。
有酸素運動とは
まずは、簡単に有酸素運動について説明しておきます。
有酸素運動とは、長い時間、軽~中程度の負荷をかけて行う運動をいいます。体内に酸素を十分に取り入れながら脂肪を燃焼させることから有酸素運動と呼ばれています。
ウオーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、水中ウオーキング、ヨガなどは有酸素運動になります。
AGA対策に有酸素運動が効果的な理由
では、有酸素運動が、AGA対策に効果的といわれている理由をご紹介していきます。
主な理由は以下の3つです。
・血流が良くなる
・DHT(ジヒドロテストステロン)を体外に排出する
・ストレス発散になる
一つひとつ確認していきましょう。
血流が良くなる
運動をすると全身の血流が改善され、頭皮まで血液が行き渡り、髪の成長に大切な栄養や酵素が届きやすくなります。
髪は頭皮に通っている多数の毛細血管から栄養や酵素を受け取ることで成長しているため、血流が悪くなると栄養が行き届かずに、薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。
血流の悪さはAGAの直接的な原因とはいわれていません。しかし、薄毛や抜け毛の原因を改善することは、AGAが原因による薄毛にも良い影響があると考えられます。
DHT(ジヒドロテストステロン)を体外に排出する
運動して汗をかくと、AGAの発症のきっかけとなる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」が排出されます。
また、水分をたくさん摂取すると尿からも「ジヒドロテストステロン(DHT)」が排出されるため、AGAに効果的と考えられています。
ジョギングやランニングなど外での運動ができないときは、自宅でストレッチをするだけでも効果は期待できます。
ストレス発散になる
ストレスはAGAの直接的な原因ではありませんが、ストレスによって自律神経が不安定になると内分泌系(ホルモン系)に影響が及ぶため、結果的に男性ホルモンが大きく関わるAGAにも影響が出ると考えられています。
そのため、なるべくストレスを感じずに生活していくのがベストですが、仕事や人間関係などでストレスを感じることなく生活するのは難しいですよね。
そのため、ストレスを発散することがとても大切になります。
ストレス発散方法は、人それぞれ異なりますが、有酸素運動をして汗をかくと、爽快感や達成感を感じストレスの発散が期待できるため、AGAにとって効果があると考えられます。
運動が苦手な人はお散歩でも構いませんので、まずは身体を動かすことを心がけましょう。
運動のやりすぎはNG
これらの理由から、有酸素運動はAGA対策には効果的と考えられます。しかし、過度な運動は髪に良くありません。
激しい運動は体内で活性酵素を発生し、毛根にダメージを与えるといわれているため注意が必要です。
運動が良いと聞くと一生懸命してしまう人もいますが、適度な運動を続けることが大切ですよ。
なお、運動は身体が活発になっている日中にするのがおすすめです。日中は仕事などで難しい人は朝夜でも構いませんが、なるべく起きた直後や就寝前以外にしましょう。
まずは運動の習慣をつけることが大切です。自分のペースで無理のない範囲で始めてみてください。
AGA(薄毛)に筋トレがNGといわれる理由
「筋トレはAGA(薄毛)を進行させる」と、聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。ここからは、筋トレがNGといわれている理由を確認していきます。
タンパク質不足になる
筋トレをすると筋肉を構成している筋繊維がダメージを受けて傷つきます。傷ついた筋繊維は休養や栄養をとることで修復され、傷つく前よりも太い筋線維となります。
そして、この繰り返しにより筋肉量が増えるのですが、このときに筋肉の材料であるタンパク質が必要となります。
髪はタンパク質で作られています。
そのため、筋線維の修復のためにタンパク質が使われてしまうと、タンパク質不足となり、髪に影響を与えるといわれているのです。
テストステロンの分泌量が増加する
男性の身体は、「テストステロン」という男性ホルモンの働きによって筋肉や骨の健康を維持しており、筋トレをするとこの「テストステロン」が増加します。
「テストステロン」は、髪のダメージとなる「5αリダクターゼ」という酵素の働きによって、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という別の男性ホルモンに変換されます。
そして、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が毛乳頭細胞にある「ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)」に結合することで、髪の成長を阻害しヘアサイクルが乱れてしまいます。
このことから、「テストステロン」を増加させる筋トレは、AGAにとってNGと思われがちですが、これには誤解があります。
AGA(薄毛)に影響があるのは、「テストステロン」が増加することではなく、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が毛乳頭細胞にある「ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)」に結合することが原因なのです。
このとき「テストステロン」が増加すると、「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換される量も増えると考えられそうですが、「テストステロン」が「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されるのは、「テストステロン」が増加したときではなく、減少したときといわれています。
「テストステロン」の減少をカバーするために、より活性力の強い「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換しようとするためです。
このことから、筋トレにより「テストステロン」が増加することは、AGAには影響しないと考えられます。
AGA(薄毛)に筋トレはNGなこともある
筋トレによるテストステロンの分泌量の増加はAGAには影響がないと考えられています。
やり方さえ間違えなければ効果的
タンパク質が不足しないように、タンパク質をはじめとする栄養バランスの取れた食事を心がけることで、髪への影響を軽減することができます。
また、筋トレも有酸素運動と同様に、全身の血流が改善され、頭皮まで血液が行き渡り、髪の成長に大切な栄養や酵素が届きやすくなります。
筋トレをするとAGAを進行させるという声を聞くと心配になりますが、やり方さえ間違えなければ心配する必要はありませんし、AGAにとって良い効果が期待できますよ。
運動後のケアについて
運動によって汗をかくことは、爽快感や達成感が感じられて良いことです。
ただし、汗をかいたまま放置していると、そこから雑菌が繁殖する可能性があります。
汗は、かいた直後は無臭ですが、時間の経過とともに汗と皮脂が酸化し臭いを発生させます。そして、酸化した状態は頭皮にダメージを与えてしまうため、なるべく早くシャンプーをして頭皮を清潔にしましょう。
薄毛が気になったら専門クリニックの受診を
有酸素運動はAGAにとって効果的、筋トレもやり方さえ間違えなければ効果があると考えられます。
ただし、これらだけでAGAを改善することは難しいです。
AGAは、適切な治療で改善が可能な症状です。そして、より高い効果を実感するためには、AGAの発症からできるだけ早く、専門クリニックで治療を開始することが重要です。
まずは、クリニックでAGA(薄毛)について相談をしてみてはいかがでしょうか。
こちらの記事では、全国展開をしているAGAクリニックをご紹介しています。クリニック選びの参考にしてください。
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(パパ社長)