IoT(モノのインターネット)が生活やビジネスに浸透し、あらゆるシーンでデータが生まれ、集約・活用されるようになった現在、IoTを用いて既存の事業を拡大、もしくは新たなビジネスを創出したいと考える企業は増加しています。製造業をはじめ、小売・運輸・ヘルスケアなど、様々な業種でIoTの効果的な活用に向けた取り組みが加速している状況です。とはいえIT人材不足が深刻化している昨今、IoTを熟知したエンジニアを確保するのは困難なミッションで、「アイデアだけが先行し、具体的な製品化のビジョンが見えない」「PoCを実施したものの、そこから先に進まない」といった悩みを抱える企業も少なくないはずです。

そこで本稿では、SIMを用いたIoTのビジネス企画を全方位でサポートするIIJの「モノづくりIoTソリューション」に注目。実ビジネスにおける豊富な開発ノウハウを持ち、フルMVNO(*1)のモバイル通信サービスを提供しているIIJが、企業のIoTビジネスをどのように支援するのかを紹介していきます。

*1 移動体通信のコアとなるネットワークの一部を、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクといったMNO(Mobile Network Operator)の設備を利用せずに自ら運用したサービス提供を行う事業形態のこと。

高い技術力を活かして多様な製品・サービスを展開するIIJが提示する、IoT活用の最適解

先進的なデジタル技術を活用したネットワーク・ITサービスを中心に、幅広いビジネスを展開する株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)。モバイル通信サービスに関しても、約420万回線(*2)の実績を誇り、個人・法人の顧客に高品質なフルMVNOサービスを提供し続けてきました。

*2 2023年6月末時点でのIIJモバイルサービスとIIJmioモバイルサービスの回線数の合計

IIJが提供する「モノづくりIoTソリューション」は、ネットワーク関連サービスやシステムインテグレーション(SI)事業、ITサービスを支えるコア技術など、同社が培ってきた実績とノウハウが惜しみなく投入されたソリューションです。多様な業種での導入実績があり、企業が描いているIoTビジネスのビジョンを具体化するための最適なプランを提示します。

本ソリューションの軸となるのは、柔軟かつ高品質なフルMVNOのモバイル通信サービスです。前述した通り、IIJのSIMは個人向けにはIIJmioモバイルサービス、法人向けにはIIJモバイルサービスを展開し、非常に多くのユーザーに利用されています。移動体通信のコアとなるネットワークの一部にNTTドコモやKDDI、ソフトバンクといったMNOの設備を利用せず、事業者が独自に運用するフルMVNOは、契約形態やネットワークの自由度が高いことが特徴で、法人利用に適しています。

「IIJモバイルサービス」は、NTTドコモとKDDIのLTEを採用し、複数のキャリアに対応しております。企業がビジネスを展開する上で重要な事業継続性を確保するために、複数のSIMカードを機器に搭載することでキャリア回線の冗長による二重化のネットワーク構成が可能です。さらにフルMVNOの技術を活用し、1枚のSIMカードの中にIIJに加え別の通信事業者のプロファイル(携帯電話網に接続するための情報)を保持することで、端末機器からのコマンドにより、利用するプロファイルを自由に切り替えることができるマルチプロファイルSIM(*3)を開発しました。
これにより通信障害時に、サーバとの通信不能を検知した端末機器がSIMカード内のプロファイルを切り替え、異なる携帯電話網に接続することで通信を確保することができます。

*3 参照:プレスリリース:IIJ、1枚のSIMで複数の携帯電話網に接続できるマルチプロファイルSIMを開発

フルMVNOのメリットはそれだけに止まりません。IIJモバイルサービスは「SIMライフサイクル管理」が利用でき、在庫として保持している期間や出荷期間など、SIMを利用しない月の通信費用を削減可能。導入した企業自身がSIMの開通・課金開始のタイミングを自由に設定でき、中断・再開の切り替えも容易に行えるため、ムダなコストをかけずにIoTビジネスを推進することができます。さらに契約したデータ通信量を複数のSIMでシェアできるパケットシェアプランも用意されており、データ通信量のバラツキによるコスト増加も抑制可能です。

また、多様なIoT機器への組み込みを視野に入れ、マルチFF(フォームファクター)SIMカードを提供するほか、機器の基盤に組み込むチップSIMや、物理カードなしで運用できるeSIMにも対応。ビジネス企画に合わせて選択することができるのは大きなメリットといえるでしょう。

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立ち上げから導入後の不具合・トラブル対応まで、企業のIoTビジネスをトータルで支援

IIJのモノづくりIoTソリューションは、エンタープライズ企業からスタートアップまで、業種や規模を問わず、あらゆる企業のIoTビジネスを企画段階から導入後のトラブル対応まで全方位でサポートします。IoTデバイスの開発をはじめ、ネットワーク構成の整備やクラウドを利用した管理体制の構築など、同社が創業以来積み重ねてきたシステム構築の経験とノウハウを活かして、エッジからクラウドまでをトータルコーディネート。閉域ネットワークを経由したセキュアな通信や、IPアドレスによるアクセス制御などセキュリティ強化に資する仕組みも提供し、導入企業はデータの安全性を担保しながらIoTビジネスを推進できます。

また運用開始後のサポートも充実しています。技術面での不具合やトラブルが起きた際には、サポートセンター、営業担当者、エンジニアを含めたワンチームで対応。経験豊富なスタッフが迅速に問題を特定・解決するため、ビジネスを止まってしまうリスクを大幅に低減することが可能です。

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無償トライアルも利用可能、IoTを活用してビジネスを展開したいのならIIJのサイトにアクセス

ここまで述べてきたように、IIJのモノづくりIoTソリューションは、IoTを用いてビジネスを拡大したい企業にとって見逃せない選択肢となります。同社の製品・サービスは大手・中堅企業や官公庁を中心に約14,000社が導入し、その品質やサポート体制は高く評価されています。

IoTビジネスにおいても、長きにわたってフルMVNOのモバイル通信サービスを提供してきた実績を評価して導入を決めたという企業は少なくありません。安定した通信品質、対応エリアの広さ、柔軟かつリーズナブルな料金プラン、充実したサポート体制など、数多くの強みを有する本ソリューションが、日本におけるIoTビジネスの拡大に寄与していることは間違いありません。

利用までの流れもシンプルで、IIJのWebサイトにある専用フォームで必要事項を記入して送信すると、IIJの担当者が連絡し、ヒアリング内容に応じて最適なソリューションを提案。契約手続きを済ませればすぐに導入開始となり、運用後も各種サポートが受けられます。SIMカードは1枚から発注可能なので、スモールスタートで効果を確認しながら段階的にIoTビジネスを拡大していくといったアプローチも可能。最低利用期間も設定されていないため、導入のハードルは高くありません。さらに無償トライアルプログラムも提供されており、通信速度や対応エリアの確認や、実環境下での動作検証なども行えます。
コストや人的リソースをできるだけ抑えながら、IoTビジネスを成功させたいと考えているのならば、ぜひ一度、IIJに相談してみてはいかがでしょうか。

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