MTG、中間期の通販・EC売上は9.7%増の128億円 アマゾンコスト増で営業益18%減

美容機器や健康機器メーカーのMTGの2023年10月ー2024年3月(中間期)における、通販・ECを含むダイレクトマーケティング事業の売上高は、前年同期比9.7%増の128億6700万円だった。一方、アマゾンの広告コストが増加したことなどから、ダイレクトマーケティング事業の経常利益は同17.7%減の28億9100万円となった。

 

MTGの中間期における連結の売上高は、前年同期比17.7%増の327億3600万円だった。

 

ダイレクトマーケティング事業では、「ReFa(リファ)」のドライヤーや、足用の「SIXPAD(シックスパッド)」が好調だったとしている。ドライヤーは、ヘアサロンで体験した顧客がECで購入するケースが多かったという。

 

「SIXPAD」シリーズでは、2023年11月に発売した「Foot Fit(フットフィット)3」が、ギフトとしてECでよく購入されているとしている。

 

MTGでは、2023年9月期中に、新商品を94アイテム発売。2024年9月期中には130商品を発売する予定だとしている。新商品を絶え間なく開発・発売し続けることで、「ReFa」や「SIXPAD」をまだ体験したことがない顧客にリーチすることができているという。結果として、ECの販路の売り上げ向上につながっているとしている。

 

MTGでは、ダイレクトマーケティング事業を始めとした各部門の販管費が高まり、減益につながっている。

 

ダイレクトマーケティング事業では、アマゾンでの主な販売方法を、アマゾンに卸す「リテール」から、MTGがアマゾン内で販売する「出品」に変更したという。商品ページの作り込みや、在庫の管理が自由になった半面、アマゾンに支払う手数料が増加したことが、ダイレクトマーケティング事業のコストの増加につながったとしている。