NTTテレコンは11月29日、さまざまな設備監視ソリューションのさらなる普及拡大に向け、LPWA(小電力でkm単位の距離で通信できる無線通信技術の総称)端末である「グッとびくん・M2」を利用した「水温監視ソリューション」を展開したことを発表した。

同サービスは、市販の温度センサーを通信端末に接続することで、NTTテレコンの集中監視システムにてセンサー情報の確認や、アラート通知を受け取れるサービス。

同サービスに使用されている「グッとびくん・M2」は、主にLPガスの遠隔検針用の通信端末ではあるものの、市販のセンサーと組み合わせることが可能だという。市販のセンサーと組み合わせることにより、「温度」「湿度」「照度」「振動」「開閉」「傾き」「水位」「電流」「電源」「気体残量」など、さまざまな監視サービスをワンストップで提供することができるため、新しい端末開発のコストがかからず、端末からクラウドまでワンストップで安価に提供できるのが同サービスの特徴となっている。

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また同サービスは、顧客の環境に沿って、組み合わせるセンサーや収納ボックス、その他周辺の施工方法についても工夫して提供をしているという特徴も兼ね備えている。ガソリンスタンド洗車機向け「水温監視ソリューション」の温度センサーには施工性を意識した投げ込み式の水温センサーを使用しており、収納ボックスはポールに固定する施工のほか、周辺に既存のポールが無い場所には新たにポールを付けるやり方の提供も可能だ。

NTTテレコンはガソリンスタンド事業をはじめとしたさまざまな業界で同様の課題を抱える企業に、監視ソリューションの提供、付加価値向上を目指していく方針。また同社は、これからも顧客に身近な「Your Value Partner」として、NTTグループの総力を結集したトータルソリューションを提供し、顧客の発展に貢献していきたい考え。