横浜市と小田急電鉄は5月20日、両者で協定を締結し、市内の家庭ごみを収集するごみ収集車の交通事故防止や収集業務に関する作業効率化などを目的として、ごみ収集のサポートシステム「WOOMS」を活用した実証実験を実施することを発表した。

WOOMSとは

WOOMSとは、小田急電鉄が提供している、自治体の廃棄物部門や廃棄物収集事業者の活用を想定して開発されたごみ収集サポートシステム。デジタル技術を用いて収集車の運行状況を可視化し、安全性向上や作業負荷軽減に役立てることができる。

ごみ収集車の位置情報や走行軌跡、急ブレーキや急発進といった運転状況をデータ化するWOOMSの既存機能のほか、ドライブレコーダーをWOOMSに連動させることで、危険運転を検知した際の運転映像を自動取得する新機能を試験的に活用した実証実験を行う。

実証実験の詳細

実施場所は、横浜市港北区の資源循環局 港北事務所管轄エリアで、「運転状況のモニタリング等を通じた事故リスクの把握」「運行ルートを表した地図、運行管理情報等の電子化」などの検証が行われる。

なお、実証実験の期間は6月から11月の予定。