太陽生命保険は8月7日、富士通、NTTドコモおよびネオスと、新たなコミュニケーションにより顧客とつながる次世代携帯端末「太陽生命コンシェルジュ」を開発したと発表した。

これまで顧客に対するプランの提示は、紙に印刷した設計書を作成して届けていたが、新端末ではAIを使った「コンサルティング・プレゼンテーション機能」により、顧客の要望を聞きながらその場でさまざまなプランを自在に設計して画面上に表示することが可能。

この機能は、同社のこれまでの販売実績データに基づき、最も理想的なタイミングで最適のプランを提案し、契約割引制度の適用を踏まえてプランを修正する機能も兼ね備えている。

加入手続きの簡素化として、高性能の音声認識機能を搭載しており、音声入力により健康状態の告知を行うことが可能となった。

また、提案から領収までのペーパーレス化を実現している。これまでプリンタ機能付きの決済端末によりレシート発行していた第1回保険料領収証などをペーパーレス化し、原則としてSMSによるメール配信とすることにより、決済手続きの完全なペーパーレス化を実現した。

  • ペーパーレスの仕組み

さらに、給付金の請求を行う際、自身で必要事項の記入や入力を行うことなく、営業職員が診断書などに基づき入力した請求内容を確認し画面上に署名するだけで手続きが完了するほか、新たに搭載したカメラで診断書などを撮影し即時に本社に送信することにより、白内障による入院・手術など一定の条件を満たした場合、最短30分以内の支払いを実現するという。

端末には富士通製タブレットを採用。12.3 インチの大画面・広視野角でありながら軽量かつ高い処理能力を実現し、携行性・機動性が高く多様な利用シーンに柔軟に対応する。

  • 端末には富士通製タブレットを採用