ARMは2016年10月25日~27日に開催したプライベートイベント「ARM TechCon 2016」にて、ARMv8-Mアーキテクチャを採用したセキュアIoTの実現に向けたCPUコア「ARM Cortex-M23/33」を発表した。

同コアは、同社が提供するセキュリティ技術「TrustZone」を利用可能であり、これによりIoT機器などでもセキュア領域と非セキュア領域に分けて、アプリケーションやOSを利用することが可能となった。

なお、性能としては、Cortex-M33がCortex-M3やCortex-M4よりも性能が若干向上しているほか、Cortex-M23もCortex-M0/0+よりも若干高めとしている。

また、すでにAnalog Devices、Microchip Technology社、台湾Nuvoton Technology、NXP Semiconductors、ルネサス エレクトロニクス、Silicon Laboratories、STMicroelectronicsなどが少なくとも、いずれかのコアに関するライセンスを取得済みだという。

ARMv8-MアーキテクチャにおけるTrustZoneのイメージ