STMicroelectronicsは、Android 5.0「Lollipop」をベースにしたAndroid TVに対応したSTB用プラットフォームを発表した。

同プラットフォームは同社のSoC「STiH412」をベースにしたもので、HEVCマルチ・デコード機能、ピクチャ・イン・ピクチャ(PiP)機能の提供のほか、ゲーム体験を最適化し、3Dユーザ・インタフェースとUltraHDビデオ・デコーディングのスムーズな同時処理を実現するグラフィック機能、高効率オフロード・プロセッサなどが組み合わせれている。また、ブロードバンド接続の帯域幅を使用せずに、スマートフォン、タブレット、住宅内のスクリーンにコンテンツ配信するトランスコード機能やGoogle Hangout対応VP8エンコーダも搭載しながら、小型ファンレス・ボックスに適した電力効率を実現しているという。

なお、同プラットフォームはすでに入手可能となっており、同社では、同プラットフォームの活用により、人気のあるAndroidベースのゲーム、アプリケーションおよびサービスを含む、Androidの完全なエコシステムと共に、Android TVの利用が可能になるとコメントしている。