宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月31日、2014年冬の打ち上げが予定されている小惑星探査機「はやぶさ2」の完成した機体を報道陣に公開した。

「はやぶさ2」は、2003年に打ち上げられ、小惑星「イトカワ」の微粒子を採取し、2010年に地球に帰還した小惑星衛星「はやぶさ」の系譜に連なる探査機。初代「はやぶさ」が目指したような岩石質の小惑星ではなく、新たにC型(イトカワはS型)の「1999 JU3」という小惑星まで行き、粒子の採集などを行い、地球に帰還する予定。総飛行時間は6年で、総飛行距離は52億kmが予定されている。

なお、本稿は先行する形で104枚の「はやぶさ2」の機体写真をお届けさせていただくが、後程、詳細な会見の内容やミッションの概要などについては、おなじみの大塚実氏によるレポートをお届けする予定なので、そちらも楽しみにお待ちいただきたい。

8月31日にJAXA相模原キャンパスにて報道公開された「はやぶさ2」の機体。今後、種子島に運ばれ、バッテリや燃料などの搭載などが行われ、打ち上げを待つこととなる