アドバンテックは7月16日、医療向け7型(800×1280画素)タブレット「PocketPad」を発表した。8月末に出荷開始を予定している。

同製品は、画面サイズが7型と片手で扱え、白衣のポケットに収まる小型サイズに、医療使用レベルの堅牢性と使いやすさを兼ね備えている。また、本体内蔵の高性能バーコードリーダは、患者と投薬の安全性を確保する3点認証をよりシンプルに実現することができる。アドバンテックは、同製品を通じて、より患者に近い場所で適切な医療行為を可能とするモバイルポイントオブケア(MPOC)を推進し、病院のインテリジェント化を支援していくとしている。

具体的には、本体はIP54規格の防塵防滴仕様となっている。青色で覆われた厚さ5mmのラバーは、あらゆる角度からの90cm落下衝撃への耐性と、落下による怪我を防止する。さらに、落下自体を防止し、ホールド性を高める専用ホルダーも標準で付属している。そして、汚れやすい医療現場での使用を考慮し、本体全体を医療用アルコールで消毒できる。また、継続しての業務使用で4~6時間、一般的な利用なら約8時間の長時間バッテリを搭載しており、医療従事者のシフト時間をさえぎることなく使用できる。オプションのドッキングステーションを使えば、わずか2時間でフル充電できる。

搭載されているバーコードリーダは400インチ/sの高速で読み取ることができ、円滑な読み取り業務遂行を可能にする。また、読み取り距離に優れ、鮮明ながらも人体に安全なLEDベースの読み取り光源を採用している。さらに、搭載された優れたデコードソフトウェアにより、迅速に不完全な読み取りを修正し、医療現場における3点認証を容易かつ正確に素早く行うことができるようになる。

そして、OSはWindows 8を採用しており、現在使用している電子カルテや病院情報アプリケーションとの統合が容易である。Windowsベースでの開発も可能なため、既存のリソースを最大限に活用した、無理のないシステム移行が可能となる。また、本体側面に備えたプログラマブルキーは、使用頻度の高い業務を即時に呼び出すなどユーザー定義による割り当てができる。

この他、7型液晶ながら10点タッチが可能なタッチパネルを標準装備。背面カメラはオートフォーカスに加えライト兼用のフラッシュも搭載する。前面カメラはマイクとスピーカーを組み合わせて、ネット電話としても使用可能。400g以下と軽量なので、一日中持ち歩いても苦にならない。さらに、別売のドッキングステーションを使用することで、端末への充電を行いながら、デスクトップライクに使用することもできる。

医療向け7型タブレット「PocketPad」