Java Programming Language

Oracle, Henrik Stahl氏は6月3日(米国時間)、「Oracle and Cavium to work together on Java SE 8 on 64-bit ARMv8 (Henrik on Java)」において2015年には64ビット版のARMv8アーキテクチャ向けにJava SE 8をリリースする計画だと伝えた。2013年にこの計画が発表されたが、以降開発作業は順調に進んでおりそろそろパートナー向けにベータ版のバイナリの提供を開始すると説明。さらに2014年秋のJava Oneでリリース計画や機能の詳細を発表できるとアナウンスしている。

これまで組み込みデバイスやスマートフォン、タブレットデバイス、アプライアンスなどの製品で採用されることが多かったARM系のプロセッサだが、最近では64ビット化およびパワーの向上などに伴いサーバプロダクトでも採用される動きが広がっている。ARMは特に消費電力の低さに特徴があり、消費電力を抑えつつも優れた性能を発揮することから採用されるシーンを増やしている。

OracleはARMアーキテクチャ向けにJavaを移植することで、Javaをそうしたプラットフォームにおける標準的な開発向けのプログラミング言語として位置づけていきたい狙いがある。ARMプラットフォームはこれまでオペレーティングシステムや開発ツールのサポートが分断化する傾向があり、まとまった開発プラットフォームが存在していなかったという背景がある。