Microchip Technologyは12月19日、高精度な電力計測アナログフロントエンド(AFE)「MCP3913/3914」2品種を発表した。

「MCP3913」は、24ビットΔΣ型A/Dコンバータ(ADC)を6個、「MCP3914」は8個内蔵している。これらのADCは、94.5dB SINAD、-106.5dB THD、112dB SFDRを達成しており、高精度な電流計測と高性能な電力監視用最終製品を実現する。また、最大125kspsのプログラマブルなデータレートと複数の低消費電力モードを備えているため、データレートを下げて消費電力を抑えたり、高いデータレートを活かして高調波成分の計算など、高度な信号解析を行うこともできる。さらに、CRC-16チェックサムとレジスタマップロックもサポートし、堅牢性を高めている。

なお、パッケージは両品種とも40ピンμQFNで提供される他、「MCP3913」は28ピンSSOPでの提供にも対応している。すでに、サンプル出荷および量産出荷を開始している。また、「MCP3913」評価用ボード「ADM00522」と「MCP3914」評価用ボード「ADM00523」も販売中。

Microchipの電力計測AFE「MCP3913/3914」