HDEは2014年1月23日、Microsoft Office 365、Google Apps for Business、Salesforceなどのクラウド型コラボレーションサービス向けに、アクセスセキュリティ、デバイスセキュリティおよびメッセージングセキュリティを提供するクラウドセキュリティサービス「HDE One」を開始した。200名規模で1ユーザーあたり6,000円(年間)。

HDE OneをOffice 365、Google Apps、Salesforceと組み合わせることで、情報システム担当者は、エンドユーザーの利便性とセキュリティを同時に担保しつつ、IDやセキュリティポリシーを一元的に統合管理できる環境を構築できるという。

アクセスセキュリティについては、アクセス元のIPアドレスや端末情報を組み合わせたチェックによるログインの可否判定やワンタイムパスワードの要求が実現できる。Office 365、Google Apps、Salesforceへのシングルサインオン環境の構築も可能だ。

デバイスセキュリティでは、App StoreやGoogle Playからインストール可能な専用のセキュアブラウザが提供される。添付ファイルなどデータの閲覧は可能だが、ファイルを端末にダウンロードすることはできない。スマートデバイスにデータを残さないため、端末紛失時の情報漏えい対策となる。

メッセージングセキュリティは、Office 365やGoogle Appsと連携して送信メールの一時保留、メール監査、添付ファイルの暗号化、送受信メールのアーカイブなどによって情報漏えいを未然に防ぐ。