オレガは1月17日、Windows上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT(ブイボルト)」のクラウドストレージ接続機能を強化した「VVAULT6.1」を開発し、製品Webサイトでダウンロード提供を開始した。

「VVAULT6.1」を利用したクラウド構成例

「VVAULT」は、Windows上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェア。

今回、プロキシーサーバ経由でのクラウドストレージ接続に対応したほか、接続先クラウドストレージとして、同製品のクラウドパートナーであるNTTコミュニケーションズのクラウドストレージサービス「Bizホスティング Cloudn Object Storage」(以下、Cloudn Object Storage)に正式対応。これにより、Cloudn Object Storageを利用して、クラウド上のファイルサーバやレプリケーション/HAサーバを容易に構築できる。

両社は、既に顧客企業のファイルサーバにVVAULTをインストールし、インターネット回線を通じてデータをバックアップする安価で運用性が高いクラウドバックアップサービス「Bizシンプルディスク バックアップタイプ」を協力して展開、今後は「Bizホスティング Cloudn」においても協業を検討していく。

「VVAULT6.1」操作画面

最新版の具体的な特長は、Windows上で接続可能なストレージを全て仮想統合でき、既存のファイルサーバやNASから1クリックでデータ移行するクイックマイグレーション機能や、仮想ドライブの状態を監視し、差分データを自動でバックアップするライブバックアップ機能。ディスク障害や接続障害を検知し、自動的にデータを復元するライブリカバリ機能など。